2008年08月31日

8月の戯れ言 [2008年8月]

日々の戯れ言、UP数はこちらにまとめました。続きを読む
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2008年08月30日

神の雫 15巻まで

【神の雫】 15巻まで  /オキモト・シュウ(原作/亜樹直)

フランス料理店に勤めるソムリエーヌの卵、紫野原みやびは、知ったかぶりの客にDRCのワイン「リシュブール」を注ぐが、ぱっとせずに客を怒らせてしまう。そこで同席のビール会社の下っ端営業マンが見事なさばきでデキャンタに移し替え、ワインが花開く。
彼の名は神咲雫(かんざきしずく)。世界的なワイン評論家の神咲豊多香(ゆたか)の息子だった。でも彼は、ワインをまったく飲んだことのない“素人”だったのだ。
ちょうどその頃、神咲豊多香が世を去る。その莫大なワインコレクションと遺産を継ぐには、亡くなる一週間前に養子になった世界的に知られるワイン評論家の遠峰一青(とおみねいっせい)と、12本のワインと“神の雫”を選び出す勝負をしなくてはならない。雫を、みやびやその師匠のソムリエ藤枝らが支えていく。

ワインのことがよくわかる作品。
韓国に駐在の友だちから聞く、この作品が原作のドラマが大ヒットして国レベルでワインブームがすごいこと、最近読む日本の省庁の資料は漫画の代表作としてこの作品が上がっていることで、ずっと気になっていた。
最初はワイン版の『美味しんぼ』かと思っていたけどそうではなかった。

面白い、とてもドラマチックに出来ている作品。
蘊蓄がつきものの題材だけど、何より雫を素人にしたのが面白い(英才教育は受けていて才能たっぷりなんだけど)。
楽しくワインを飲もうとメッセージが入っている。

漫画ってすごいなー。表現を一枚で現せる。この作品は漫画にぴったりだと思った。
いろんなイメージが伝わってきて、香りも音も感じ取れそうな気がする、わくわくしてくる。ワインひとつでここまで感じ取れたら、人生楽しいだろうなぁ。

ホイチョイで知られいたような、「知っているからすごいでしょ」みたいなバブル時のような話ではなく、そこに人がいて更に芸術が感じられた。奥深いセカイだー。

私はここまで何かにのめり込めないかもしれない。漫画だからね、ということではなく、こういう人たちっているんだと思う。すごい。
そして自分がいかにワインを知らなかったかわかる。

個人的には6巻が面白かった。どんなに「天」や「地」に恵まれても、「人」の努力がなければ美味しいワインにはならないということ。ワインを飲むとは、まさに宝石をいただくのと同じことなのかも。
12巻〜13巻は韓国料理、とくにキムチに合わせるワインの話。
14巻から一青の過去にも迫りだしてくる。この巻ではすでに雫も一青も両方を応援してしまっている。どちらも頑張って欲しい。
                         2008/8/29

《こんなふうにおススメ》
ワインの蘊蓄を延々と聞かされるのでは、と思い込んでいたらソン。
ドラマがあって、ほんと面白いです。
これで、ワインの価値が左右されていると聞くと、それはそれで振り回され過ぎだと思うけど……。


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お【オキモト・シュウ】

【オキモト・シュウ】

神の雫

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2008年08月29日

愛を歌うより俺に溺れろ!(完) 全05巻

【愛を歌うより俺に溺れろ!】 全05巻  /新條 まゆ

ラブコメ、もどき。
女子校の宝塚的プリンス桜坂水樹(さくらざか みずき)と、男子校の乙女な姫存在の白石秋羅(あきら)の恋物語。かっこいいのにウブな女の子と、見た目は姫なのに漢な男の子。
水樹が中心となったガールズロックバンド「青き薔薇(ブラウエローゼン)」を通じて、恋が深まる。ボーカルの秋羅が男だということはメンバー以外は知らない。

キャラ的にとても面白い設定なのに、うーん、残念なところが多い。絵は悪くないし、面白いはず…なのに、読みにくい。
物語を進める力なのか。構成力か?
最後までリズムに乗ることなく、キャラに感情移入もできず、残念。

水樹が妙にヘタレなところや、秋羅がただ黒いだけなのも、原因かも。
水樹のヘタレは女の子というより男の子特有のヘタレっぷり。まずここが感情移入しにくい。見た目が男の子っぽくて、実は中味はとっても女の子なら、ここは女の子の性格でないと。
そして、秋羅の水樹への愛情が“理由”にしては、精神的にトラウマがありそうな黒さ。乙女とのギャップにしても、素直に水樹が惚れるタイプと思えない。これだと水樹が頭悪そうにみえてしまう。

でも読後感の印象は強いのが、この作家さんの特徴。それだけでもすごい。

現在、媒体が変わって続編が「月刊Asuka」で『愛俺! 〜男子校の姫と女子校の王子〜』として連載されているらしい。そちらはどうなのでしょうか?
                         2007/11

《こんなふうにおススメ》
少女漫画の今を語る上で、この作家さんの存在は大きいと後で知りました。
過激なセックス表現で、少女漫画そのものの存在理由を揺るがしたり、現在でもその言動は注目される方だとよく聞きます。





ラベル:新條まゆ
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し【新條まゆ】

【新條 まゆ】 しんじょう まゆ

なにかと話題な方ですね。
一言で言うと、インパクトの作家さん。それだけでもすごい。

愛を歌うより俺に溺れろ!
覇王・愛人
悪魔なエロス
バカでも描けるまんが教室
ご指名です!

ラベル:新條まゆ
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2008年08月27日

な【長沢智】

【長沢 智】 ながさわ とも

マリア様がみてる
ラベル:長沢智
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2008年08月26日

と【藤栄道彦】

【藤栄 道彦】 とうえい みちひこ

コンシェルジュ

ラベル:藤栄道彦
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2008年08月25日

愛がなくても喰ってゆけます

【愛がなくても喰ってゆけます】 全01巻  /よしなが ふみ

よしながふみ本人が、同居人でアシスタントの後輩S原氏や友人たちとの食べ歩きを中心に描いた作品。
作者が選出した実存する美味しい店が毎回出てくる、グルメ案内漫画。
どちらかというと、作者の地元がメイン。

どの店もメモしておきたくなる。
中トロを食べたあとの沈黙はわかる(笑)幸せだよね。
塩を使うときの日本料理とフランス料理の違いは面白い。万能ネギの話はじーんときた。食事を美味しく分かち合える友だちは大事。

そしてS原氏のことを描いたのは、きっと彼の侠気をしっかりと愛でたかったんだと思う。よしながさんの信頼だと思った。こんなこと描くと普通は嫌がられるものね。

ところで私は、美味しいときはわりと黙っちゃうので、もちろん「美味しいねー」と語り合うのではあるけど、ここまで蘊蓄を語られると嫌になってくる。
これは漫画で伝えなきゃならない使命があるので仕方ないのかもしれない。「美味いよねー」では収まらないのだ。
それから作者の作風が作風なので、面白おかしく作者の私生活を見せてくれても、「あまり見たくなかったなー」と思ってしまう。見せない方が神秘的で良かったのに。残念。オヤジが入っているのは別に良しとして、なんですが……。という理由により、よしなが熱烈ファンには勧めない。
でも、食べることが好きで、美味しい店を開拓したい人には是非。
お腹空いている時に読むのは地獄です。

追伸としては、この本で作者のフェチがわかって、『フラワー・オブ・ライフ』に繋がってくる特典はある。
                         2008/8/19

《こんなふうにおススメ》
食べること大好きな食いしん坊へ。
余談。
ちょうど読み終わった翌日、古くからの友人の店に。六本木のミッドタウン前の美味しいレストラン。腕の知られるシェフからガスパッチョの試食を。わーい! と美味しくいただいたのですが、友人はそれを一口食べて「酸味が強すぎる、男性客には出せない」 そのまま手つかずになりました。
充分美味しかったんですが、プロって大変。女性の方が酸味好きですもんね。残り打ち捨てられたスープを見ながら、私には飲食は無理だ〜! と思いました。ちょっとダメでも残らず食べちゃうもん。それだと教育にならないんですもんね。
食べたいからずっと素人でいい……。



ラベル:よしながふみ
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2008年08月23日

こどもの体温

【こどもの体温】 全01巻  /よしなが ふみ

妻を亡くした酒井高紀とその息子の紘一を中心に日々の出来事をしっとり描く。各話読み切り。
最初の話は、なかなかうまく育ったと思っていた中一の紘一が「女の子を妊娠させた」と飛び込んでくる。
次は、妻が亡くなって一年。妻の実家に泊まり、その父親と料理をつくる話。
高紀の高校の山岳部時代の後輩の高木が亡くなった。一緒に谷川岳に登った帰りに事故にあった綾小路と黒田。黒田は脊髄を損傷して下半身不随になっていた。綾小路は黒田の一生の面倒を見ることに決める。
紘一のクラスメイトの西園寺はバレエ少年。離婚した母と再会した時に手を繋ぐことが出来ずにそれを心残りにしていて。
そして最初の話の続きになる。ふたりが中学三年になって。卒業式を迎える一週間前のこと。

背景がないところがまたいいんだよなー。心情が浮かび上がる。
短い中にもぎゅっと詰まっている。最後のショートショートに、この作品のテーマが詰まっている。
素晴らしい作品をまたもありがとう! と思える。
                         2008/6/30

《こんなふうにおススメ》
大奥」の次に好きなよしなが作品。じんわりきます。



ラベル:よしながふみ
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2008年08月22日

西洋骨董洋菓子店(完) 全04巻

【西洋骨董洋菓子店】 全04巻  /よしなが ふみ

ある日突然、会社員だった橘圭一郎は思うところあって仕事を辞め、主を探していた骨董品の店をケーキ屋にする。
縁あって、魔性のゲイだけど最高のケーキ職人の小野裕介、網膜剥離で夢から離脱した元世界チャンププロボクサーのケーキ好き神田エイジが橘の元で働く。後に財閥の家系である橘の世話係だった小早川千影も仲間入りして。
橘は小野が人生でたった一度高校時代に振られた男。エイジは小野を神のように崇拝している。

カテゴライズは一応レディース系。
現在フジテレビでアニメ放映中。椎名桔平、ジャニーズの滝沢くんでかつてドラマにも。

ああ、ヤバい、めちゃめちゃケーキが美味そう。
よしなが作品はお腹空いている時は毒になる。とくにこの作品はダイエット中の人は要注意。橘のケーキやアフタヌーンティーの説明はもはや神の領域。食べた過ぎる(日本語になっていない)。
しかも作者のケーキやデザートに対する想いが絵のリアルさになって読者を直撃する……。見ているだけで幸せになってくる。重ねて言うがダイエット中は読んではいけない作品である。
ショートケーキって日本独特のお菓子なんだ。なるほど納得。そういえば他の国で見かけたことってなかった。初めて気づいた。
クリスマスのお惣菜のシーンは悶える。フランスやスペインのバールや総菜屋に行きたい……パリも良いけど、プロバンスからマルセイユ辺り、南の方の。
実際にイイ男たちのケーキ屋があったら流行るだろうなー。美味しくて使っているアンティークな食器も高価な本物で……。

内容の方は伏線が張られまくっているんだけど、お菓子の美味しそうな表現に見蕩れてまったりしてしまう。
なんでも出来るくせに打たれ弱い橘や、いつでも捨て身な小野などの話に気を取られているうちに、物語の展開を忘れてしまいそうになる。
立ち位置を橘に絞って言えば、その打たれ弱さやなんでも器用にこなすけどうまくいかない(達成しない)理由が、幼少時の誘拐事件にあったのではないかと感じたのかもしれない。橘の自分探し、小野の自分を大事にしていく感覚を取り戻す話と言えるかも。

誰でも取り返しのつかないことをした記憶はあって、やり直したくて足掻くことがある。
やり直せれば良いけれど、そういうものばかりでもない。それでも明日は誰にでもやってくる。

大きく不満を言わせてもらうなら、サイドストーリーが同人誌にあって、それを読まなければ全部の本当の流れと各人物の心情がわからないということ。このコミックスだけでは語れないのだ。
もちろんハードな表現があって、一般商業誌ではそれを表現できなかったのだろうけれど、それってどうなんだろうと疑問を感じる。
                         2007/8(感想は2008/8/20)

                    →同人誌はこちら 西洋骨董洋菓子店同人誌

《こんなふうにおススメ》
一番最初に読んだよしなが作品。でも、煙にまかれたような気分になった。他の作品を読みまくって戻ってみると、納得したり理解する箇所が増える。
いつものような斬りつけてくる表現はほとんどなく、オブラートに包んであるのだが、やっぱり痛みは透けて視える。初見だとそれに気づかない。上手い。
よしなが作品を一通り巡ったら、また読みたい作品かもしれない。
同人誌は手に入りにくいけど、この作品のファンなら全部目を通してみたいところ。小野が中心で、実際の4人の心情はもっとドロドロしていたという話。





ラベル:よしながふみ
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2008年08月21日

MONSTER(完) 全18巻

【MONSTER】 全18巻  /浦沢 直樹

ベルリンの壁が崩壊した後のドイツとチェコが舞台。
1986年、西独、デュッセルドルフのアイスラー記念病院に運ばれてきた頭部を撃たれた子ども。天才外科医として知られている日本人医師、天馬賢三が助けたその子どもが成長し、実は連続殺人犯になったと知る。
知らずうちにテンマは大きな謎を孕んだ事件に巻き込まれていく。あの時、助けて良かったのか? 倫理と良心の狭間で、犯人を追い続ける話。
テンマの生い立ちや過去、信念を交えてじっくり描かれた大作。

これだけの話が書けて、しかも絵も良い。もうどうにでもしてくれって思う。
人の心が丁寧に描かれている。浦沢作品は“良い人”のようなカテゴライズをしない。プリズムのように変化する、人の立ち位置や心情を上手く捉えて紙に落としている。そこが感嘆させられる。言うことなし、です。
話が重いし考えさせられるので、読み終わった後の充実感、および消耗は激しい。
まだうまく感想は書けない。いろんな思いが錯綜してくる。
ノック後にまたじっくり向き合いたい。とにかく秀逸な作品、読めて良かった、出逢えて良かったと思う。
ラストは震えた。
                         2007/10

《こんなふうにおススメ》
重いしオトナの話なのだけど、中学生にも勧められる。そこがすごい。
このような作家と同じ時代を生きていることがありがたい。

【コミックスセット】
  

【完全版】


【コミックス版】


ラベル:浦沢直樹
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う【浦沢直樹】

【浦沢 直樹】 うらさわ なおき

MONSTER
BILLY BAT
ラベル:浦沢直樹
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2008年08月20日

彼は花園で夢を見る

【彼は花園で夢を見る】 全01巻  /よしなが ふみ

旅先で世話になった男爵家に居候することになるファルハットと、男爵の物語。
楽師をしながら、自分を拾ってくれた兄のように慕う人と旅を続けている。
一夜の宿を借りるため、美しい花園が広がる男爵の屋敷に世話になる。そこに住んでいたのは因縁の娘だった。

この作品はBLに入るのか悩んだけど、世の中カテゴリーは少女系になっていたのでこちらに。BLに理解がなければ、そのまま問題なく読める作品。

よしなが作品を語ることって、私にはできないだろうなと思う。どこをどう切り取っても結局は芯から外れてしまいそうだし、くるっと丸ごと包んで述べるには、まだまだ人生を掘り下げていないからだ。どこを通しても自分をさらけ出してしまう。それが“痛み”になるのかも。
かえって、好きか嫌いかで話す人に真実がある気がしてくる。でも、ノックなので書かねばならない辛さ。

一言でいえば、切ない作品だった。
日本にいるとついすべての人は平等だと思ってしまうけど、海外に長く滞在するとその薄っぺらさがみえてくる。人は存在においては平等な権利はあるけど、環境においては不平等だからだ。
それをそのまま受け取ると、この切なさは当たり前になってくる。「仕方ないよね、それが人生だもん」みたいな。諦めではなくクールに割り切れる。そこに生まれた自分が仕方ない。そこでチャンスがあるのならアメリカにでも行って一旗あげるか、という発想になってくる。
この作品だけでなく、よしなが作品にはそんな不条理がいっぱい出てくるんだけど、それは海外文学では繰り返し書かれてきたことではあって、それに切なさを感じる自分の甘さを突きつけられるし、それで良し!としてしまうには、まだまだ青い使命感が邪魔をする。
まあ、何にせよ、考えさせられるのです。
なんか、パール・S・バックの『大地』を小学生の時に読んだショック感を憶いだすんですよね。だから読後感は疲れる。
                         2007/10(感想は2008/8/19)

《こんなふうにおススメ》
よしなが作品を読んだ後って、「もやもやするよね」とよく言われる感想ですが、それがこんな思いからなのかな、と。なので、好きかキライかどちらかに分かれる作家さん。
私は好きな方なんですけど。
まだまだ何にもわかっていなかった時(今もそうだけど)、中学生くらいでめちゃくちゃ背伸びして読んだフランス文学の感覚を憶いだす。でその頃の、体感覚が一気に蘇るんですよね。カラダにしみ込むって怖い。



ラベル:よしながふみ
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2008年08月19日

フラワー・オブ・ライフ(完) 全04巻

【フラワー・オブ・ライフ】 全04巻  /よしなが ふみ

花園春太郎は白血病で一年学年が遅れるが、めげない明るい青年。三国翔太という親友も出来、真島ら強烈なキャラクターたちに囲まれて過ごす青春物語。

タイトルの「フラワー・オブ・ライフ」は、精巧なバランスを持つ幾何学文様の意味合いの方ではなく、「人生における最も輝いている、花のような時期」のこと。

秀逸な作品。笑えて考えさせられて、じんとくる。
ト書きのツッコミ最高。笑った。まさかこんなに爆笑もののコメディだとは! 
この作者さんは、どういう脳の構造をしているんだろう。何気ないことなのに、実は人生においてとても大事なことばかりが詰まっている。それを丁寧に、それぞれに合ったキャラクターで話が構築されている。

食にまっとうに向かう作者、弁当の描写も笑える。必ず料理上手が出てくるのがよしなが作品の見どころ。日々の生活をいかに丁寧に生きているかが滲み出てくる。その丁寧さは私にはないところ。見習いたい。

キャラも冴えてる。お姉ちゃん最高。姉弟愛がいい。まるまるした三国もいい。真島の学力論はめちゃ納得。私もそれだ。
漫画を描いている武田隅子は、よしながさん本人がモデルじゃなかろうか? 高校生の時に描いていたという『ベルバラ』の同人誌が、秋葉原のまんだらけで7万円近くで売られていた!

1巻おまけ、大爆笑。コミケ事情もよくわかっておかしい。ネットが蔓延してサークル事情が今のようにわかるまで、今までどうしてきたんだろう? 同人ファンのみなさんは。
それにBL解釈も考えさせられた。4巻に神田明神が出てくる。

考えさせられることが多い作品だった。
春太郎がクラスの挨拶で白血病をカミングアウトした時は、たんなる明るい正直な少年にみえる。それがすべての伏線になっているとは思わなかった。
子どもとは「生きる重み、人生の険しさを想像できない人」をいうのだ。または「勝手な自分の思い込みだけで信念を構築し、相手の立場を考えずに突っ走る人」。
大人にもそういう人はいて、壁や傷つくことで自覚し学んでいく。それを春太郎と翔太、編集者の立ち位置で描き分けたのが絶妙。
彼のような単純な正義感は私にもあるもので、それが結果、周囲に迷惑をかけることがある。正義感を振りかざす人には多くある傾向でもある。
空気を読むチカラと想像力、そしてやはり経験値だ、どれだけ体験を積み上げてモノにしているか、だ。自分の言動が相手にどう影響を与えるか。相手がどう受け取り感じ、行動にしていくのか。それをイメージする力だ。
とはいえ、相手の方にその想像力がない場合も多い。みんなが発言する土俵は同じ高さ、同じ大きさが大前提だよね。
このあたりがとても丁寧に描かれていて、それが「大人になること」で、春太郎の成長になった。いつも人生になんらかの疑問と追求する力がない限り、こんな作品は書けない。
                         2008/6/28

《こんなふうにおススメ》
よしなが作品は好きだけど、たまに「痛む」と言われます。問題点を突きつけてくるからだと思う。痛みは、きっと「若さ」。痛まなくなった時、鈍感になったか、一皮剥けたか、そのどちらかだと感じます。



ラベル:よしながふみ
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2008年08月18日

天は赤い河のほとり(完) 全28巻

【天は赤い河のほとり】 全28巻  /篠原 千絵

古代ヒッタイト王国の魔性の皇后の魔力で、現代から拉致されタイムスリップしてしまった、日本人の中学生鈴木夕梨。命からがら助けてくれたのが、その国の第三皇子、皇后と敵対する次期の王候補だった。
遠い古代でだんだんと、その皇子カイルに惹かれていく。この国に残って国と皇子のために生きていくか、それとも魔力を行使し再び現代に戻るか? 運命に翻弄される。
夕梨がユーリと呼ばれ、伝説の女神イシュタイルに神格化されていく歴史ファンタジー。

基本的には恋愛ベースの少女漫画なんだけど、歴史的にもうまく絡めていて、読み応えあり。とても面白かった。

ユーリが普通の女子中学生で、しかも歴史的なことは何も知らないので、古代に知識的にはまったく役に立たないけれど、持ち前の運と行動力で切り開いていくのはスカッとする。最初は無謀すぎて勝手すぎて感情移入できなかったけど、それも成長として後半の布石であれば作者はあっぱれ。
身体的能力が万能すぎるのはどうもと思うが、古代の中ではその現代の身体能力は高く評価されるのかな。

作者の物語の構築能力がすごい。ダレないし。
要所要所の場面で、私だったらどう物語を作っていくだろう? と、ずいぶん考えながら読んだ。
                         2007/9

《こんなふうにおススメ》
田村由美さんの「BASARA」と比べられたりするんでしょうか。あちらは別のパラレル日本って感じだけど、壮大さは変わらない。こちらも創作なんだけど、基本は歴史からあまり外れないので、その縛りも上手く絡めています。大河物語はスケール感が好き。
続きやスピンオフは、小説になっているそうです(この作家さん自ら執筆)。

【文庫版コミックセット】


【文庫版】


【コミックス版】


ラベル:篠原千絵
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し【篠原千絵】

【篠原 千絵】 しのはら ちえ

天は赤い河のほとり

ラベル:篠原千絵
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2008年08月17日

こどものおもちゃ(完) 全10巻

【こどものおもちゃ】 全10巻  /小花 美穂

子役の女優、沙南(さな)の、子どもなりに成長していく仕事や恋に悩む姿を描いている。メインは小六から中一の話。
どたばたが、だんだんイジメや恋、仕事へのプロ意識、出生の秘密などになっていく。もちろん元来子ども向けなので、そんなに深くまで掘り下げない。

大ヒットし、よく話題に上る作品。
面白いと聞いていたのだが……2巻まではペースに乗れず、苦痛。
まあ、子ども向けの漫画に文句を言う方が間違っているのだ。これはジェネレーションギャップ。これが「りぼん」なのだ。
娘のいる親の気分で読めば、また違うのかも。だけど、親としても、子どもと一緒に夢中になれる作品は確かにある……と感じてしまう、これは私の好みかも。

子どもが簡単に人を好きになるところは納得。
4巻くらいからシリアスも出てきて、読めるようになってきた。それでも表面的なのは致し方無し。あまりつっこみすぎて子どもに理解されなくては本末転倒。

こういう本を作っていく大人たちは大変だ。子どもを理解しないと、描ききれない。説教臭くなってもいけないけど、楽しませて、それなりに「為になる」必要がある。
子どもたちは、こういうところから社会を見ていくのかもしれない。

時代性をみる必要もある。連載は94年から始まっている。バブル後、時代の揺り戻し。
集英社の「りぼん」という老舗の媒体で、イジメや、子どもながらの仕事への意識、そして小学生の恋愛、または大人でも乗り越えるのに課題になるだろうその出生などが、実際に小学生向けの漫画に描かれるのは、当時、画期的なことだったに違いない。
その意義は大きい。そんな挑戦が新しい時代を作っていく。
                         2008/2/27

《こんなふうにおススメ》
当然のことながら、子どもは夢中になると思う。恋もあるし、子どもの世界から見たら、ちょっと憧れの大人の事情にもなるのかな?
少女の、大人の世界を垣間みる、初めての入り口になるのかもしれませんね。



【コミック】


【完全版】


ラベル:小花美穂
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お【小花美穂】

【小花 美穂】 おばな みほ

こどものおもちゃ

ラベル:小花美穂
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2008年08月16日

23:00

【23:00(にじゅうさんじ)】 全01巻  /マツモト トモ

ストリートダンスの話。
滝本緑は高校に入学、そこには緑が男嫌いになった原因、横暴で派手なため目立つ兄タケシがいた。
タケシと須刀(すとう)は、ジャイアンとスネオコンビと言われ知られている。ふたりは緑のクラスメイトの比嘉に声をかける。比嘉の兄たちはダンスをしていて、アングラでは知らない人はいないカリスマなのだ。須刀はいち早く、その比嘉の才能を見抜く。

緑が当て馬なのか? と、吏加(りか)が出てきて面食らった。女の子の描き分けは髪型のみなのでなかなか見分けがつかない。どの物語も一緒の髪型の女の子がいる……うーん。

単巻ものだから残念だけど、これもあっさりと終わってしまった。余韻だけ、めちゃくちゃ大きい。
あまりにもまとまらなすぎて、続きを読みたいのかどうかさえもわからない。
せめてコンテストを中心に、もっとダンスでキャラを動かしてくれたらドキドキしたのになあ、もったいない。設定もキャラも良かった。
                         2008/8/14

《こんなふうにおススメ》
単巻なのでさらっと読めます。この作家さんの初めの一冊でも良いかも。




ラベル:マツモトトモ
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2008年08月15日

美女が野獣(完) 全05巻

【美女が野獣】 全05巻  /マツモト トモ

親の転勤で、通っている私立成蹊学院の女子寮に入寮することになった山下詠美。
同室は、美人だけど女体を含む肉体フェチの美術部の黒川操(ミッサン)、隣の部屋のホスト系女王で柔道部の桂木涼(すず)とはすぐに仲良くなる。
初入寮の裏儀式で男子寮に潜入、生徒から怖れられている大きな男、鰐淵貴美とそのルームメイトの乾と知り合う。

最初の導入部分、わかりづらかった。何回か読み直しちゃった。
エイミの話し方は少しのだめに似てる。性格は違うけど。自分が相手を好きでいることを理解・自覚していないという天然なところはかなり違う。ああ、家は九州だから「通りもん」なんだー。なんか嬉しい。
鰐淵、上半身裸が多いです。さすがお色気担当。

寮生活は楽しそう。しかもどんどん馴染んで身を構わなくなるのは、作者の実体験らしいがかなり笑えた。わかる。

ビリヤード台は手づくりできるものなのか? ミリ単位をはるかに超えた水平とか大事なのではないだろうか?
操の妹の豊が言っていた「告れないで28巻まで続いた話」ってなんの作品ですか〜〜?
気になる。

終わり方はどうも……。鰐淵と下貫の抜き差しならぬバトルくらいは読みたかった。
打ち切りだったんですか? って聞きたくなる。せめてあと1話欲しかった。これじゃ納得できない……。おまけ漫画で誤摩化された感じ。残念。

短篇は「解・禁」 近未来の話。戦争と災害で土地の40%を失った世界。人は売買の対象にもなっていた。密猟で捕獲された東洋人の女の子。髪が黒いため魔物と怖れられる。診療所に拾われたKは、ドクターの助手として彼女をみていた。
人としての情が移っていくところなど、キレイだった。
                         2008/8/13

《こんなふうにおススメ》
話はそんなに切迫していなくても、緊張感ある作風のこの作者。その中でもこれはまったり読める方だと思います。



ラベル:マツモトトモ
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2008年08月14日

英会話スクールウォーズ(完) 全02巻

【英会話スクールウォーズ】 全02巻  /マツモト トモ

外国人に対し恐怖症が多少なりともある高校生の有栖川希子(きこ)は、父のNY転勤のため母親に英会話スクールで学ぶことを強制される。
そこには“ありす”と100円均一で缶詰を取り合った、金髪の美男子イシュ・G・キルロイと、その友人のイタリア系のカートが講師としていた。
隣りに住む幼馴染みの石原史郎は希子が好きでアメリカには行かせたくない。

「ありすのための日本語でいう空耳フレーズ」が最高。英語フレーズの読みが、おかしな日本語で綴られているのだけど、発音はそちらが抜群に良くなる……大爆笑した。ああ、ほんとに最初からこうに教えたら、楽しくて英語アレルギーってなくなるよね。

内容は楽しく読めたのだけど、作者の苦悩が伝わってきて、申し訳ないけど大笑いした。主人公たちが恋に落ちてくれないって……。どちらもツンデレ。そういうことってありますよね。
だけど、残念。これから面白くなりそうな予感で終了。
うーん、もったいない。そのうち番外編でもやってほしい。
                         2008/8/13

《こんな人におススメ》
英会話に挫折した人にも。気軽にもう一度トライしたくなると思う。




ラベル:マツモトトモ
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2008年08月13日

キス(完) 全08巻

【キス】 全08巻  /マツモト トモ

小学生の頃から知っている。その手の繊細さを好きになった、初恋だった。
高校生になってその初恋の人と、キスから恋がはじまる。その恋人はピアノ教師でまだまだ自分は子どもで。一途なカエの初恋と、紫の上に対する年上の五嶋の大人の不器用さが絡み合う。
ライバル、気になる人が現れたり、悩みながら手探りで進む恋愛物語。ふたりを中心に周囲の恋も描かれている。

マツモトトモの初コミックス。
半年ぶりに読み直し。いろんな漫画を読んだ後だけあって、力量がわかるようになってきた。
美大系の人のなのか、見開きのバランスが非常に良い(短篇はとくに)。美しい。
だんだんと人物ポーズも格好良くなってくる。見応えがある。
4巻あたりから面白くなってくる。5巻のオヤジのポーズは自然で良いな。
たぶん、ファッション誌の男のポーズを真似たんだろう。『のだめ』とは違った形で楽曲が出てくるのも楽しい。聴きたくなる。
カッコいいシーンが欲しいのはわかるけど、ピアノ教師はピアノに足を載せないでしょ。
7巻の真上からの五嶋のカットはキレイだった。
ストーリーは平凡だけど、絵でみせる作家。特別な深みがあるわけじゃない、切り取って雰囲気でみせる。でも、それがこの作家の良さでもある。
内容は紫の上的な話、女の子の成長と恋がテーマ。五嶋がオトナすぎるきらいがあるけど。そのあたりの事情もちゃんと書いていて、好感がもてた。
                         2008/3/12

《こんなふうにおススメ》
多感な高校生、大学に入りたての頃だったら、絶対に夢中になっていました。
絵もアートっぽくてオシャレだし、背伸びがカッコいいっていうか。今はそれが懐かしい感じ(苦笑)。
もちろん、今でも好きな作家に入ります。





ラベル:マツモトトモ
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2008年08月12日

ドラゴン桜(完) 全21巻

【ドラゴン桜】 全21巻  /三田 紀房

元暴走族の弁護士、桜木建二は野心の男。経営破綻した三流の龍山高校から東大合格者を出し、己の名をあげようと考える。
そこで落ちこぼれの三年生、矢島勇介と水野直美を説得し、二人の特進クラスがスタートする。いかにしたら東大に受かるのか? そのノウハウを教える漫画。
ドラマ化され、そちらもヒットした。

受験テクニックをとことん教えるマニュアルブックといえる。
受験する生徒たちが読むよりも指導者が読んだ方が良い。社会経験がない分、子どもたちにはわかりにくい箇所もあるし、コーチが理解してマンツーマンで受験指導にあたった方が効率がいいだろう。かなり有益な情報が含まれている。
問題はこれらをやり遂げる持続力。できれば少し早めにスタートして、しっかり実力をつけられるところまで落とし込めたら、受験だけでなくその後の学問習得にも役立つと思った。
まず親が読んだら良いよね。各教科のHowToやテクニックだけでなく、発想方法や思考の組み立てなどの日常において役立つものや、コーチングなど心理面まで踏み込んでいる。
知識を詰め込むだけが勉強じゃない。

今は国立や有名私立の小学校で、マインドマップを教える授業があるらしい。ロジカルシンキングなどの思考方法をしっかり身につけたその子らが将来社会に出る時には、仕事のシステムもがらりと変わっていくだろう。
個人レベルで真剣に考えてスキルやキャリアのアップを図らないと、今の30代から40代半ばはきついと思う。
また子どもたちも、そういう教育を受けられる環境にあるかどうか。格差社会は広がっていくのかもしれない。

時間があれば読み直したい。仕事のやり方にプラスになる、実戦できるものも多くある。
矢島と水野の受けている授業スタイルは理想。あのようにほぼマンツーマンで、しかも会話しながら問題点をその場でクリアしていければ、学力も知恵もつく。なかなかそんな環境は作れない。
それに受験テクニックも優秀。納得できるものが多いし、今でも私が実戦しているものもあった。

漫画作品としてはそんな情報中心なので、面白いとはいえないかも。でも、ラストは正直、泣けてきた。
場面転換でお茶の水の風景が差し込まれるが、さしたる意味はない。
                         2008/8/10

《こんな人におススメ》
子どもを教育する立場にある人。親、教師、コーチ。
キャリアアップをはかりたい人。
ライフプランを整理したい人。
英語のやり直しや、集中力を上げたい時に、実戦できるネタは豊富です。

UP追記>
実戦できれば有益な情報ばかりなのだけど、なかなか難しいと思う。
資格試験にも役立つと思うんだけど。
受験勉強できるチャンスの時に、一気に身につけられれば、一生の宝になるんでしょうね。


ラベル:三田紀房
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み【三田紀房】

【三田 紀房】 みた のりふさ

ドラゴン桜

ラベル:三田紀房
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2008年08月11日

彩雲国物語 03巻まで

【彩雲国物語】 03巻まで  /由羅 カイリ(原作/雪乃 紗衣)

ライトノベル『彩雲国物語』の漫画版。
名門の紅(こう)家のお嬢様、秀麗(しゅうれい)。しかし、家は貧乏に没落。仕える人はひとり、静蘭(せいらん)だけ。
背に腹は代えられず、彩雲国の国王である主上に王としての自覚を促すために、妃として後宮に送り込まれる。期間は半年。秀麗は国王を立派に教育できるのか。

個人的には彩雲国はこのあたり(秀麗が劉輝(りゅうき)を教育するところ)が一番面白いと思うんですけど。しかし、アニメしか観たことの無い私に語る資格はもちろんない。
だんだん話は大きくなっているのだけど、マンネリ化していくんだよね(アニメ)。
登場人物はやたら多い。みんな、秀麗に惚れる。
アニメはほとんどBLファンと乙女ゲームファンの受け皿としてしか機能していない気がする。
やってはいけない設定も多いので、反面教師として勉強になったし、こういうのもありなのかと学んだところも多数あり。
ファンに言わせると、「小説はすごい面白い」そう。ちゃんと小説も読みます。
コミックスはこれはこれで面白かった。やっぱりキャラ設定した人の絵が一番。
                         2007/10

3/
燕青(えんせい)が登場。
秀麗が吏部で男の子に変装してバイトする話。
アニメでは秀麗が後宮勤めしていた話までが面白かったと思っていたけど、どうしてどうして。原作はもっと面白いのかもしれないと初めて思えた。静蘭、いいなあ。
                         2008/7/08

《こんなふうにおススメ》
歴史的裏付けはないファンタジーなんですが、よく出来ています。
乙女ゲーム的お約束な感じですが、原作がきっと面白いんだろうなぁ。読んでみたいけど……。



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ゆ【由羅カイリ】

【由羅 カイリ】 ゆら かいり

彩雲国物語

ラベル:由羅カイリ
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2008年08月10日

満月をさがして(完) 全07巻

【満月(フルムーン)をさがして】 全07巻  /種村 有菜

「りぼん」に連載された、少女向けサクセス&ラブストーリー。
小学生の病弱な少女、神山満月(こうやまみつき)が歌手への道を目指す。
そのサポートを可愛らしい死神コンビ、タクトとめろこが支えるファンタジー。
歌手になるときは、彼らの力で16歳の少女に変身する。タクトと恋に落ちる恋愛も交えて。

かわいいよね、頑張れ。という感じ。小学生から中学生の少女には楽しいかも。
クリーミーマミ、セーラームーン、プリキュア路線。
2002年からテレ東系で一年間アニメになっているんですね。
                          2007/12

《こんなふうにおススメ》
子ども向け漫画です。子ども心、彼女らの流行を知るには良いのかも?

UP追記>
読んだ時、「うわー、もう私には理解できないセカイだ!」と思いました。
これで娘でもいたら話が盛り上がるんでしょうが、もうわからないジェネレーションです。
でも、描いているのはもちろん大人で、作家さんのすごさを感じました。
仕事柄、どんな路線にも話を合わせられると多少なりとも自信があったのですが、軽く、もろく崩れ去ったのを覚えています(苦笑)。世の中の広さを知った井の中の蛙ですねー。良い経験でした。



ラベル:種村有菜
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た【種村有菜】

【種村 有菜】 たねむら ありな

満月をさがして

ラベル:種村有菜
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2008年08月09日

恋愛カタログ(完) 全34巻

【恋愛カタログ】 全34巻  /永田 正実

高校生から大学生にかけての、恋愛そのものをじっくり追った恋物語。
合コンで知り合った高田修平に一目惚れをした花本実果。シャイを克服、アタックしてOKをもらう。少しづつお互いを知りながら恋を進めていく。親友カップルや、妹と弟ら家族も巻き込み、はたまたライバルも現れ……。

長いよね。ここまで引っ張る意味はなかった。
男女の恋愛は、くっつくまでにドラマがあって、同性同士だと、くっついた後にドラマがある……は真なり。
物語を動かすのに、無理矢理に困った状況を作り出さないといけないプレッシャーが読者に伝わってしまった。周辺の話を強引に絡めているのが辛くみえる。
でもそれが二次元のセカイでも、このような身近に応援できるカップルがいるってことが十代少女たちの心の支えになっているのかもしれない。

※一部、ネタバレあります! 注意!

主人公と、その相手役のキャラの影が薄い。
隆司と種の、弟と妹カップルが面白く強力なキャラクター、ういういで楽しかった。いっそのこと、一回連載を終わりにして、弟と妹カップルを主役に仕切り直せば良かったのに。

途中で脇キャラの話に、良い台詞がある。特に笹錦望のあたり(キャラもダントツ)は上手い。
しかし、その台詞だけでこれだけの巻数を費やさせるのは暴力。

絵はうまい。下くちびるの表現がかわいい。
12年の連載で、絵を変えなかったのがすごい。作者の意地と意図を感じる。他の作品は変えたけど、これは極力変わらないようにしたそうだ。

それにしても、ラストがウエディングって、少女漫画の王道なんですかねぇ……。
                         2007/12/29

《こんなふうにおススメ》
やっぱり、34巻のボリュームってあります。
いろいろ読んで感じたけれど、普通の恋愛をこんなにふつーに描けるって、やっぱすごいかもしれない。等身大の恋愛がそこにあります。そういうのって読者の支えになりますよね。
それと、主人公カップルが第01巻でつき合い始めるのに、もちろんいろんな試練(大げさだけど)はあるけど、ここまで引っ張れるってすごいことです。
時間が経ってからこそわかった、この作品の良さでした。
こういうのって一気読みより、連載を一緒に追うのが良いんでしょうね〜。でも、12年って。





ラベル:永田正実
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な【永田正実】

【永田 正実】 ながた まさみ

恋愛カタログ

ラベル:永田正実
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2008年08月08日

あ【荒川弘】

【荒川 弘】 あらかわ ひろむ

鋼の錬金術師
百姓貴族
銀の匙 Silver Spoon
ラベル:荒川弘
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2008年08月07日

う【漆原友紀】

【漆原 友紀】 うるしばら ゆき

蟲師
フィラメント
ラベル:漆原友紀
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2008年08月06日

罪に濡れたふたり(完) 全18巻

【罪に濡れたふたり】 全18巻  /北川 みゆき

失恋の傷心旅行でローマに出かけた鈴村香純。立ち入り禁止の遺跡に入り込み、日本人の青年に怒られる。その後お詫びに食事を奢り、話しているうちに売り言葉に買い言葉で言い争い、入り込んでしまった先で香純は暴漢に襲われる。助けてもらった興奮状態のまま、青年と一夜を共にする。
帰国後、幼い頃離婚して離れていた父が死んだことを母から聞かされ、葬儀で会った青年は別々に育った弟で、ローマで恋に落ちたその人だった。

近親相姦な恋愛もの。刺激的な内容と大コマで引っ張っていく。
ヒロインがバカ女過ぎてとても辛かった。ネットの感想で「ただの自己陶酔が延々と続く」に笑った。
恋とは往々にして自己勝手なものだけど。相手と酔うというより自分の思い込みに酔うって感じ? それは『僕は妹に恋をする』も同じ。シチュでドロドロさせるのではなく心情でやったら良いのに。安い昼メロみたいに見えてくる。本当の地獄って外にあるのではなく内側にあるもの。
愛し合っているから良いのよねっていう傲慢さはそれでも良いんだけど、二人の絆というよりも香純の勝手な思い込みを弟の由貴がひたすら赦していくという、そこがすでにファンタジーで心が通じ合っているとは思えないんだよな。「運命」って便利な言葉だ。
リピはしない。
この作家の描く女性陣のプロポーションの良さは羨ましい。
景色にまんま写真を使うのは反則。表紙も過激すぎて店で買うのは躊躇するかも。
                         2008/4/24

《こんな人におススメ》昼メロファンに。

UP追記>
毛色の違った作品をUPしてみました。
自ら出版関係の親友が無類の漫画好きで、毎月呆れる程漫画を買っていて……。
私がまだ漫画をまったく読んでなかった頃、「何がおススメ?」って聞いたらこれを。
3冊読んで挫折したのが5年前でした……。読み慣れていてもダメかも。
趣味が違うところが面白い仲良しなのでした。それにしても、なぜこれだったんだろう?

【文庫版】


【コミックス版】



ラベル:北川みゆき
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