2008年08月17日

こどものおもちゃ(完) 全10巻

【こどものおもちゃ】 全10巻  /小花 美穂

子役の女優、沙南(さな)の、子どもなりに成長していく仕事や恋に悩む姿を描いている。メインは小六から中一の話。
どたばたが、だんだんイジメや恋、仕事へのプロ意識、出生の秘密などになっていく。もちろん元来子ども向けなので、そんなに深くまで掘り下げない。

大ヒットし、よく話題に上る作品。
面白いと聞いていたのだが……2巻まではペースに乗れず、苦痛。
まあ、子ども向けの漫画に文句を言う方が間違っているのだ。これはジェネレーションギャップ。これが「りぼん」なのだ。
娘のいる親の気分で読めば、また違うのかも。だけど、親としても、子どもと一緒に夢中になれる作品は確かにある……と感じてしまう、これは私の好みかも。

子どもが簡単に人を好きになるところは納得。
4巻くらいからシリアスも出てきて、読めるようになってきた。それでも表面的なのは致し方無し。あまりつっこみすぎて子どもに理解されなくては本末転倒。

こういう本を作っていく大人たちは大変だ。子どもを理解しないと、描ききれない。説教臭くなってもいけないけど、楽しませて、それなりに「為になる」必要がある。
子どもたちは、こういうところから社会を見ていくのかもしれない。

時代性をみる必要もある。連載は94年から始まっている。バブル後、時代の揺り戻し。
集英社の「りぼん」という老舗の媒体で、イジメや、子どもながらの仕事への意識、そして小学生の恋愛、または大人でも乗り越えるのに課題になるだろうその出生などが、実際に小学生向けの漫画に描かれるのは、当時、画期的なことだったに違いない。
その意義は大きい。そんな挑戦が新しい時代を作っていく。
                         2008/2/27

《こんなふうにおススメ》
当然のことながら、子どもは夢中になると思う。恋もあるし、子どもの世界から見たら、ちょっと憧れの大人の事情にもなるのかな?
少女の、大人の世界を垣間みる、初めての入り口になるのかもしれませんね。



【コミック】


【完全版】


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