2008年08月18日

天は赤い河のほとり(完) 全28巻

【天は赤い河のほとり】 全28巻  /篠原 千絵

古代ヒッタイト王国の魔性の皇后の魔力で、現代から拉致されタイムスリップしてしまった、日本人の中学生鈴木夕梨。命からがら助けてくれたのが、その国の第三皇子、皇后と敵対する次期の王候補だった。
遠い古代でだんだんと、その皇子カイルに惹かれていく。この国に残って国と皇子のために生きていくか、それとも魔力を行使し再び現代に戻るか? 運命に翻弄される。
夕梨がユーリと呼ばれ、伝説の女神イシュタイルに神格化されていく歴史ファンタジー。

基本的には恋愛ベースの少女漫画なんだけど、歴史的にもうまく絡めていて、読み応えあり。とても面白かった。

ユーリが普通の女子中学生で、しかも歴史的なことは何も知らないので、古代に知識的にはまったく役に立たないけれど、持ち前の運と行動力で切り開いていくのはスカッとする。最初は無謀すぎて勝手すぎて感情移入できなかったけど、それも成長として後半の布石であれば作者はあっぱれ。
身体的能力が万能すぎるのはどうもと思うが、古代の中ではその現代の身体能力は高く評価されるのかな。

作者の物語の構築能力がすごい。ダレないし。
要所要所の場面で、私だったらどう物語を作っていくだろう? と、ずいぶん考えながら読んだ。
                         2007/9

《こんなふうにおススメ》
田村由美さんの「BASARA」と比べられたりするんでしょうか。あちらは別のパラレル日本って感じだけど、壮大さは変わらない。こちらも創作なんだけど、基本は歴史からあまり外れないので、その縛りも上手く絡めています。大河物語はスケール感が好き。
続きやスピンオフは、小説になっているそうです(この作家さん自ら執筆)。

【文庫版コミックセット】


【文庫版】


【コミックス版】


ラベル:篠原千絵
posted by zakuro at 07:07| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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【篠原 千絵】 しのはら ちえ

天は赤い河のほとり

ラベル:篠原千絵
posted by zakuro at 06:40| Comment(0) | 作家別【さ行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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