2009年03月07日

プリンセス・プリンセス(完) 全06巻

【プリンセス・プリンセス】  全05巻 
【プリンセス・プリンセス+】 全01巻  /つだ みきよ

河野亨は高校一年が始まって二ヶ月目に、男子校の名門校、藤森学園高等部に転校することになる。
初日から、周囲の特異な状況に不安になって。
それは、男子校に潤いを与える“姫”候補として、値踏みされていたからだった。
河野が姫に選ばれ、晴れて、四方谷裕史郎、豊実琴のプリンセストリオが決定する。

「プリンセス・プリンセス+」は、次世代の姫になった和泉巴と松岡桐矢へ。
元姫三人に徹底的に鍛えられる。
金持ちで天然の和泉と、両親を早くに亡くし貧乏ながら頑張る松岡。最初は険悪な二人だったが、誤解が解けて。

ファミリー・コンプレックス」の次男、坂本秋良、「続・革命の日」の恵の恋人の豊実琴も同級生として出てくる。両方読んでおかないと、4巻くらいになったらよくわからなくなるはず。
ついでに、影木 栄貴の「トレイン☆トレイン」ともコラボしているので、そっちも読んでおかないとわからない。

タイトルはプリンセスが重なっているのに、女子はほとんど出てこない。
出てきても、「革命の日」の実琴のお姉ちゃんの麻琴と、彼女の恵くらい。

あっという間に、河野が馴染んだのには笑った。あんなに引っ張ったのに。

河野の妹が出てきた時、四方谷がその状況を心情化するのだが共感した。
自己中ってあるよね、微妙なところでキモチを押し付けちゃうって。難しい。
この作家さんの、初めて共感出来た作品。良かった。

とはいえ、なぜペンネームを分ける必要があったのかわからないほど、BLモドキ。
普通の友情物語、のはずなんだけど。端々が。たまーに台詞にかゆくなる。
まあ、これがこの作家さんの作風なんだと思えた。

人気の秘密は、男の子三人が女の子になることで、直接的な感情移入をせずに、愛でられるからかもしれない。構造はBLと一緒。
男子が「二次元しか愛せない」と言って、バリアーを張るのと似ている。

アニメにもなっていたんですね。
どんなふうに演出するんだー? と、1話だけ観てしまった。一話観、多いな。
四方谷がかなり長髪。
髪が信号機なのが笑った。

河野と四方谷がだんだん双子みたいなシンクロキャラになっていくんだけど、前々作の麻琴と恵のように、これは作者と盟友影木栄貴との関係そのもののミラーリングなんだろう。
その仲良しを作品にまで出してどうなんだろう? って思うけど、中高生女子にはウケが良いんだろうな。

コスプレさせたくって、しかもストラップパンプスとブーツの両方を見せたいがために、わざわざ話を作っている根性には笑える。それはそれで偉い。
姫三人のコスプレを愛でる作品。
                         2009/03/04

《こんなふうにおススメ》
一番おススメしたいのがこの作品なのだけど、リンクが多過ぎて、過去作を読まないとわからないのが……。



ラベル:つだみきよ
posted by zakuro at 04:34| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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