2009年05月08日

さらい屋 五葉 02巻まで

【さらい屋 五葉】 02巻まで  /オノ・ナツメ

江戸時代。秋津政之助は職のない浪人もの。用心棒の口を探しているが、内気な性格がいつも邪魔をして、頼りないとすぐにクビになってしまう。
腹を空かせてその日も出歩くが、団子に釣られて弥一の用心棒に雇われる。
しかし、弥一は賊の頭だった。五葉と呼ばれる一味には、居酒屋をやっている梅造、おたけ、かざり職人の松吉らがいた。そして、彼らを助けるご隠居の宗次。
内気ながらも侍の志を捨てきれない政之助だが、悠々とした弥一の存在に惹かれていく。

月刊IKKI連載。
すでに6巻まで刊行しているが、手元には現在2巻のみ。非常に残念。

しっとり、じんわり来る作品。読後にじわじわくる。
木版画のような画風が、この作品と合う。

一巻は、政之助が優柔不断な態度でありながら、弥一たちから離れられない。
二巻は、政之助が“江戸わずらい”を患って。脚気のことかな? と調べたら、そうだった。

五葉は、おたけが命名の楓の葉から。

この作家もBLも描いているからなのか、男たちの関わりの会話が、しっくり心の奥行感を滲み出してくる。
人というものを、しっかりと見つめている人なのだと思う。

「信用はしちゃいねえが、信頼はある」と言う梅造の台詞は理解出来る。

政之助のような、野暮なことを自覚していないところが私にもある、そう感じた。
政之助のポジションは、ストーリーにメリハリを与えている。
彼の言動があってこそ、五葉の人々の粋さ加減が透けて視える。この対比、まさに茶の湯のようだ。

是非に、男性に読んでいただきたい。
続き、早く読破したいです。
                         2009/5/07

《こんなふうにおススメ》
大好きな作家さん。この作品、ほんと、じわじわきます。
現在、「リストランテ・パラディーゾ」がフジテレビ系でアニメ放映中。

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ラベル:オノ・ナツメ
posted by zakuro at 01:55| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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