2009年05月16日

NANASE(完) 全04巻

【NANASE】 全04巻  /山崎 さやか(原作/筒井 康隆)

筒井康隆原作の「七瀬ふたたび」(1975年)。
生まれつき高度な精神感能力者(テレパス)である火田七瀬(ひだななせ)。両親を16歳で事故で亡くし、そのまま働き出す。
その能力をひた隠しに生きてきたが、同じ能力を持つ4歳の子どものノリオ、黒人で念動力(サイコキネス)があるヘンリー、時間遡行者(タイムトラベラー)の藤子、予知能力者の岩渕恒夫らと知り合い、ひっそりと暮らしたいと思っていたが大きな闇の組織に狙われていく。

一部オリジナルもあるが、ほぼ原作通り。
最終巻には「家族八景」(1972年)も一部収録。
約35年近く前の作品だが、このコミックスは現代風にアレンジされている。
ヤングマガジン。

中学生の頃に原作を、夢中で何度も繰り返し読んでいた。
絵になるとすごいけど文章の方がエロくもあるので、よく子どもの頃こんなの読んでいたよな、ませるわけだ。

このコミックスも原作に負けず劣らずの出来。素晴らしい。
画力がある作家なだけに、七瀬が追い詰める心理描写はとくに怖い。
精神感能力者(テレパス)である七瀬がクラブ務めは辛いだろうな、改めて感じた。
当時、ヘニーデ姫以降の話は辛くて、原作もじっくり読めなかったのは覚えている。この作品も4巻がとても辛かった。
でも、子どもの時のように受け入れられないわけじゃない。大人になったということなのか。
藤子はファンだったので、もう少し可愛らしく描いて欲しかった。

先日、劇団四季の「春のめざめ」を観て感じたことでもあるが(この原作は、ドイツで約100年近く前の作品)数十年、百数十年経っても、なんら変わりない精神構造、社会構造はこれで良いのだろうか? 改めて疑問に思う。
                         2009/4/13

《こんなふうにおススメ》
秀逸な作品で、映画にもドラマにもなっています。
コミックも良かった。



【七瀬三部作】
原作の三部作はこちら。



posted by zakuro at 10:13| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

や【山崎さやか】

【山崎 さやか】 やまざき さやか

NANASE
東京家族
ラベル:山崎さやか
posted by zakuro at 10:06| Comment(0) | 作家別【や行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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