2009年06月16日

Deep Love アユの物語(完) 全02巻

【Deep Love アユの物語】 全02巻  /吉井 ユウ(原作/Yoshi)

高校生のアユ。カラダを売って生活している。
一回5万。その金額設定は「わかりやすいから」
居るところはなく、たまにホストの健二のところにいたり。
虚無の人生に意味はない。
ある日、花鉢を育てていたおばあさんと知り合う。虐待を受けている犬を拾い、育ててもらう中でそこに出入りするようになる。
その老女は、夫を戦争の特攻で亡くし、ひとりでこつこつ内職をしながら質素に生きていた。そして捨て子を息子のように育てていたが、捨てた親が後に現れ、取られてしまったこと。その息子は心臓病を患っていたことを知る。
アユは老女の死を迎え、娘を名乗り、その義之の手術のために真面目に働くことを決意する。

このシリーズのホスト篇を読もうとして、こっちが先だと知る。話がわからなくなるのも残念なので、読む。
ドラマにもなった作品。元は、携帯サイト小説が原作。
シリーズの順番は、
01 アユの物語
02 ホスト
03 レイナの運命
04 パオの物語

累計で250万部(小説)は売れたらしい。
評論家は黙殺している作品らしいが、そもそも文学と同列に並べる方がおかしい。その時代に出てくる「風俗断片」のようなものなのだ。

アユの「なんで幸せにならなきゃいけないの?」は少し考えさせられた。
この作品のテーマとは違うけど、人は幸せになる為にもがく。でも、たまに疲れてしまうので、「別に幸せになんてならなくてもいーじゃん」と思えれば、それはそれで一時の心の安寧になりそうな気もする。
いつでも頑張らなくて良いのだ。これでいいと思っていた日々に急に陽が当たって、気づかされることは必ずしも幸せに結びつかないこともある。改めでそんなことも感じた。

話が脱線。
期待しなかった分なのか、思った以上に面白かった。

アユもレイナもハードな人生だ。
今はこういう女の子、多いのかもしれない。どうか自分を大事にしてください。

レイナ篇はこのシリーズの三部作目。
続編のホストの話は、義之が手術を成功させて、ホストになるところかららしい。
                         2009/6/5

《こんなふうにおススメ》
読んでいて辛いとこが多いけど、都会ではこういう子、最近多い気がする。
「なんて愚かなんだろう」と一言で済んでしまわないで、オトナはそれについて、真剣に考えていった方が良い。


ラベル:吉井ユウ Yoshi
posted by zakuro at 23:58| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

よ【吉井ユウ】

【吉井 ユウ】 よしい ゆう

Deep Love アユの物語
Deep Love ホスト
ラベル:吉井ユウ
posted by zakuro at 23:57| Comment(0) | 作家別【や行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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