2009年07月31日

7月の戯れ言 [2009年07月]

日々の戯れ言、UP数はこちらにまとめました。

※ ブログのリンクの調子が悪いみたいです。
 「Not Found」がよく出るのですが、リンク切れしていません。
 何度かenterまたはreturnを押してみてください。
続きを読む
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2009年07月30日

じんべえ

【じんべえ】 全01巻  /あだち 充

かつては伝説のゴールキーパーとしてならした高梨陣平は、今は水族館に勤めている。あだ名は、じんべえ。
妻の理加子が亡くなって三年、17歳になった妻の連れ子の美久(みく)とふたりで暮らしている。
元々は好きあっていた同士だったが、理加子はじんべえと大学時代に同じチームの先輩だった宮下と結婚、美久が生まれる。じんべえと再婚して、暮らした時間は1年2ヶ月14日だった。
じんべえの夢は、きれいな海の傍でのんびりと暮らすこと。美久は、大好きな相手と結婚して、かわいい子どもと幸せに暮らすこと。そのお相手は?

ドラマ化されたのが印象に残ってる。
とびとびしか観られなかったのだが、じんべえが田村正和さんで、美久が松たか子さんだった。

みゆき」が気楽に読めたので、他の作品にも手を出す。

あだち作品が支持されるのは、隠れた男の欲望を、美しいオブラートに見事に包んで、甘ずっぱい青春仕様にデコレーションして魅せてくれるところだろう。
「みゆき」の可愛い妹との恋愛。
この作品の、美しく成長した娘と、父との恋。
一歩間違うとやば〜い方向に行ってしまう設定なのだ。
それを、ういういレモン味にしてしまうのは、この作家さんの絵柄が大きいと感じる。

この作家さんの作品って、あまり勉強のシーンがでてこない……と、いうか、80年代から90年始めまでの漫画作品、勉強シーンがほとんど描かれてないですね。
漫画を読む子は勉強はしないという認識だったのか?
                         2009/7/12

《こんなふうにおススメ》
まったりしたい読書のお供に。


タグ:あだち充
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2009年07月27日

マリア様がみてる(完) 全08巻

【マリア様がみてる】  全08巻  /長沢 智(原作/今野 緒雪)

ライトノベル原作のヒット作のコミックス化。原作は2008年夏現在33巻刊行。
アニメ化もされている。いわゆる百合ブームのきっかけになった作品のひとつ。
男子支持率が圧倒的に高いので少年系? と思ったけど、マーガレットから刊行されているので少女系に。
「『マリみて』はコミックから入った方がわかりやすい」との意見も。

カトリックの伝統ある女子校、私立リリアン女学園。幼稚舎から通う福沢祐巳(ふくざわゆみ)。
ある朝、憧れのお姉様の小笠原祥子(さちこ)に服装の乱れを注意され声をかけられる。
学園には姉妹(スール)という制度があり、妹は姉から手取り足取り教えを乞う。
生徒会である山百合会には紅薔薇、白薔薇、黄薔薇といて、その三人の妹がそれぞれ「つぼみ」と呼ばれる。祥子は紅薔薇のつぼみ。
アクシデントから祐巳は祥子のスールに?

みなさま、ごきげんよう。
侮っていました、ごめんなさい。面白かったです。
わかりやすい。なるほどなあ。
百合とは古い見方をするとレズビアンを連想させるけど、イマドキの使い方は、「思春期の女子にありがちな、仲良しが高じていつもべったり親密に関係を育んでいる」総称をいう。
ちなみに薔薇族は古いイメージのまま。ライトになるとBoys Love(略してBL。業界用語だとB's)だが、それは肉体的関係も伴う。
いわゆる“百合”は、手を繋ぐこともドキドキする、もっと純情な間柄を言うらしい。そこが“萌え”と言われている。このジャンルのバイブルがこの作品。
「お姉様」と呼ぶ姉妹設定が萌えなのかー。

圧倒的に男子ファンが多く8割がそうらしい。男子には禁断のセカイ、甘い密たっぷりの秘密の花園なのでしょう。美しい妄想。ふふふ。それだってファンタジー。
と、思いながら、読んでいたら……なんだか女子校時代を憶いだしました。あるある! ってけっこう多いもんですねー。懐かしかった。
BLラノベで映画化された「タクミくんシリーズ」にも似ている。あちらはしっかり男子同士の恋愛だけど。

原作絵を知らない分、そのまますっと入って行けた。面白いし読みやすい。
絵も可愛らしく楽しい。コミックでも頑張っていて登場人物の内面に掘り下げる努力がある。きっと原作はもっと面白いんだろう。読んでみたくなる。売れているシリーズにはやはり理由ってあるものですね。

お姉様たちより祐巳が一番可愛いんですが……まあ、それが主人公の特権か。
うっかりはまる。なんでしょうね、この感覚。こういう“ういうい”は男女間作品では廃れて消えてしまっているのかなぁ? 面白い。
                         2008/8/26

《こんな人におススメ》
百合系って、「らき☆すた」も入るそうですよ。乙女系とも違う、このジャンル。
この作品はわかりやすいです。

8巻/
三年の薔薇様方の卒業。それぞれの想いと、別れを惜しむ。
信頼と友情と愛情、そして尊敬と絆。

うっかり、「まだ続いてるんだ」と思った私は薄情なやつ。ずいぶん前に出てたんですね、奥付は2008年1月。
これが最終巻。

まるで大正か昭和初期の女子校のようだった。こういうのが今はすっかり廃れちゃってて、その古き良き「道」に憧れるのもわかる。

原作はまだまだ続いている(36巻)が、コミックスはバランスの良いところで終了。
この引き際が素晴らしい。
                         2009/7/26

【コミックスセット】



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2009年07月26日

平成よっぱらい研究所

【平成よっぱらい研究所】 全01巻  /二ノ宮 知子

のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんの酒飲みにまつわる、壮絶なドキュメンタリー的作品。
自らを「よっぱらい研究所」所長と名乗り、今でも所長と呼ばれているのはよく知られた話。
傍若無人な、伝説に残る酔っ払いぶりが見事。その武勇伝ぶりを綴っている。

96年が奥付。連載は95年3月から、フィールヤング。
今だったら、社会的に物言いがついて、描けないような内容。
作者の飲酒歴もすごい。

「まぁ、いいか」とは、ノンベが周囲と自分を誤摩化し、その場をやり過ごす言葉。
「私には神がついている」これも泥酔しないと言えない台詞。

酔っている時、うっかり死んでしまわないように気をつけよう、と、思うくらいの凄さなのだ。
限界まで勝負するというか……。
きっと、この本を出版されたことは、今や後悔されているだろう、とまで思ってしまう。
酔っ払いの生態のわかる本。
                         2009/7/24に感想まとめ

《こんなふうにおススメ》
この作家さんにはずっとついていく覚悟なので、このくらいの内容、めげるにあたらず、ですよ!



【文庫版】
↓ この方、作者さんと噂もありますが、真相をご存知の方、教えてください。

タグ:二ノ宮知子
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2009年07月17日

一周年ありがとうございます

昨年の今日、このブログを開設いたしました。
今日で、ちょうど一年です。応援してくださった皆様、ありがとうございます。

なにか記念になる作品を、と、思ったのですが……このところバタついて、間に合いませんした。
ちょっと早めの夏休みをいただきまして、これから出かけます。
ですのでこのブログも、来週の木曜日までお休みです。

今日までで、読書量2243冊。UP数が2060冊です。
友人のススメでブログになりましたが、これがなければめげていた気がします。
仕事が忙しい時期は、泣き泣き漫画を読んでいて「本来楽しむべきものを、なんでこんなに辛い思いをしてやらねばならぬのか」と悩んだこともありました。
正直、まったく本が読めていないのは辛いところです。
それでも学んだものの方が、圧倒的に多く、それはこれからも続いてくれる気がしています。
キモチが参ってしまった時にはこれからもこのブログの存在が、私のお尻を叩いてくれると思います。

応援してくださったおひとりおひとり、感謝申し上げます。
少しでも、お役に立てる内容をとは思いますが、それは期待出来ない様子です、すみません。

これからもどうかよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
posted by zakuro at 22:09| Comment(4) | 今月の戯れ言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月15日

エマ(完) 全10巻

【エマ】  全10巻  /森 薫

19世紀末、英国ロンドン。階級社会もまだ根強い時代。
ケリー・ストウナーの元でメイドとして働くエマ。
ケリーは夫亡き後、長年家庭教師として生きてきて、貿易商の名家の跡取りウィリアム・ジョーンズは教え子のひとり。十数年振りにウィリアムは、引退して隠居の師のケリーを訪ね、そのままエマに一目惚れする。
エマは天涯孤独の孤児であったが、ケリーの愛情でしっかりと教育を施された娘だった。
美しく控えめで働き者のエマの人気は高く、多く求愛を受けていたがエマの心は動かない。そんなエマをケリーは心配するが、同時にウィリアムへの好意も見抜いていた。
身分違いの恋、波瀾万丈の物語。
8巻からは番外編。
若き日のケリーとダグ。療養中のエレノアの新しい出逢いなど、周辺のサイドストーリー。

月刊コミックブーム。
掲載誌の関係で少年系にカテゴライズしたが、もはやそういったカテゴライズに意味があると思えなくなってきた。

王道メイド漫画として人気を博したが、中味はいたって真面目なヴィクトリアン調恋愛物語。
いやー、噂にはいつも聞いていたんですが、こんなに面白いとはっ!
アニメにもなる。

話の軸は、身分違いの恋。
子どもの頃、「大草原の小さな家」や「若草物語」にはまった方にはおススメ。
イギリス映画の「眺めのいい部屋」や「ハワーズ・エンド」あたりがお好きなら、きっと大好物に違いない。
作者がイギリスに造詣が深く、その世界観にあっという間に惹き込まれてしまった。

とにかく良く出来ている名作。
小説の佳作を読み切ったような読後感がある。「風と共に去りぬ」みたいな、ね。

特筆すべきはエマの芯の強さ。
そして、ヘタレだったお坊ちゃんのウィリアムが、愛に目覚めて大きく成長していくところが、大河小説的なのだ。

絵は、背景、景色も素晴らしい。
なんとも丁寧で細かくて、眺めているだけで幸せな気持ちになる。
調度品の描き込みなんて、まるで珍しい舶来土産を楽しんでいるよう。万博の水晶宮は感心した。

キャラも個性があって、みな作者に愛されているのが伝わってくる。
しかも、大人がね、ちゃんと大人として描かれているんです。ここ、大事。
周辺の番外編も秀逸。
ヴィルヘルムとドロテアは良いなあ。

大人が読んでも楽しめる作品。
萌え要素もたっぷり。上手い!
もっと早く読めば良かった。

ハキムの付き人のねーちゃんたち、めちゃ可愛い。
動物たちも愛おしい。

この作家さんの作品は、きっと面白いはず。
次も楽しみにしています。
                         2009/7/12

《こんなふうにおススメ》
めちゃくちゃ楽しかった。
シャーリー」も近々UPします。

【コミックス】

タグ:森薫
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も【森薫】

【森 薫】 もり かおる

エマ
シャーリー
乙嫁語り
タグ:森薫
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2009年07月12日

みゆき(完) 全12巻

【みゆき】  全12巻  /あだち 充

若松真人(まさと)16歳。
クラスメイトの鹿島みゆきに好意があったが、一緒に海の家でバイト中、こっそり忍んで手にしていた水着を盗んだ疑いで速攻振られてしまう。
しかしめげずにその夏の終わり、海でナンパした子はとびきり輝いていて……。
バイトが終わって、真人はその土地にある別荘に向かう。海外に仕事で行っていた父と妹が帰国、6年振りの再会なのだ。
真人を出迎えたのは、ナンパした子で、それは妹のみゆきだった。
そのまま日本に残った血の繋がらない妹と、クラスメイトと、ふたりの魅力的なみゆきの間で揺れる青春物語。
間崎竜一、村木ら、真人の友人も絡んで、高校生から浪人時代を挟んで、大学生まで。

少年ビックコミック。1980年から4年間の連載。アニメ、実写映画にもなった。
そうですか、もう直、30年なんですか。
すっごく懐かしい。このコミックスは私でさえも持っていた。
○十年ぶりに読んでみて、絵も台詞も記憶にある。読書の経年って大事なんだよね、こればかりは努力じゃ埋められないのだ。

元祖妹設定の名作。テンポが緩くてほっとする。時代なのかな。
こういうかつての作品を読むと、最近のものは詰め込み過ぎなんじゃないかと思う。

改めて気づきましたが、これも充分にパンツ漫画ですよね(某とらぶる漫画ばかり、なぜ叩かれる?)。
作者も作中で、変態漫画を自認している。だけど、青春爽やか系にカテゴライズされているんですよね。
画質のせいなのかな?
女性の身体を描くペン先の強弱が絶妙なんですよね。痩せ過ぎでもなく、巨乳系でもない、わりとむっちりめなのに健康的で、やらしさというより女性が見ても容認できる色っぽさが人気の秘密だったのか。

それにしてもだ、出てくる男はみんなスケベだし、しかも教師と警察官はセクハラだし。
平和な時代だったんだなー、盗撮ネタとか普通にあるのがすごい。

10巻の見開きベタにはほんと驚いた。
ジョークでもどんなに作者、チャレンジャー。

おしとやかで女らしく優しい美女の同級生みゆきと、明るく元気でチャーミングな妹みゆき。
両方に好かれて思い悩むのは、男子の究極の夢なんだろう。
どっちのみゆきも可愛いのは、素直に認められる。

お兄ちゃんのパンツ好きを容認しているみゆきは出来た妹。
つい殴ってしまう同級生のみゆきが敗因したのは、そのあたりのキャパシティーの差の気がしてきた。
                         2009/7/11

《こんなふうにおススメ》
読んでいて、とにかく楽。
そういうのも大事ですねー。

【コミックセット】


【コミックス(新装版)】

タグ:あだち充
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あ【あだち充】

【あだち 充】 あだち みつる

みゆき
タッチ
じんべえ
タグ:あだち充
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2009年07月10日

山田太郎ものがたり(完) 全15巻+ゴージャス

【山田太郎ものがたり】  全15巻+山田一家ものがたり ゴージャス  /森永 あい

※ 現在、ゴージャスは絶版。15巻が新たに発行され、そこに再録+その後の3本。

名門の私立一ノ宮高校の特待生、山田太郎。
成績優秀、眉目秀麗、スポーツ万能……唯一の欠点は超ド貧乏だった。
6人の弟妹とともに(これもいずれ10人兄弟妹になる)お嬢で経済感覚のまったくない母親を含めた大家族で、太郎はその一家の大黒柱なのだ。肝心の父親は放浪の旅。
しかしそんな事実をよそに、周囲は太郎をどこかのお坊っちゃまと勘違いし、憧れすら抱かれていた。
太郎の唯一の親友の御村託也は、茶道家元の跡取りで、この事情を理解し、面白がっている。
太郎一家とその周辺の波瀾万丈大貧乏物語。
物語は、太郎が大学院生まで続く。

ドラマにもなった強烈爆裂コメディ。
大好きな作家さん。なかなか感想をまとめられずに……。
とにかく大爆笑出来る、純粋に楽しめる作品。
どんどんテンポが上がってきて、面白さが増すのがすごい。

もうね、太郎の両親、正直ムカつくんですけど。
でも、漫画なんだし、どーして私はそこをなぜ笑い飛ばせないのか考えたら、うちの親たちに一部似ているのだった。
ああ、残念。

御村の黒さ、いや、天然? は最高。
一番好きなのは永原と鳥居ちゃんの二人。ツボ。これだけでスピンオフを読みたい。
杉浦先輩も美味しいキャラ。

絵も上手いし、タイミングといい、作者さんも描いていて楽しいんだろうな。
それが伝わってきて、こちらも夢中になってしまう。

太郎のバイトのシンジコスは、著作権の甘いエヴァだから可能だったのだろうか?
個人的には、御村の、綾波たちが来ている女子制服のジャンパースカートにウケた。
コスプレといえば、毎回表紙はこだわっている。

太郎の全国模試一位の実力って……あんなにバイトもして、家事もやっていて、いつ勉強出来るのだろうか? それも漫画だから楽しめるスーパーぶり。

御村とよし子のその後も(最終巻にはあるが、その後も)知りたいなぁ。(15巻未読)

※ ちなみに、この「山田一家ものがたりゴージャス」は絶版らしく、新装版の15巻にゴージャス再録と、「杉浦圭一ものがたり」「矢島敦士ものがたり」「山田よし子ものがたり」の3本が追加されているらしい……。読みたい。
                       2007/8読了、2009/3/22感想まとめ
                         2009/3/30UP


《こんなふうにおススメ》
楽しみたい! そんな時に。テンポも良くて、読みやすいです。
今の時代、この生き方は見習うべきかも。

15巻/
絶版のゴージャスからの再録と、「杉浦圭一ものがたり」「矢島敦士ものがたり」「山田よし子ものがたり」の3本が追加。

太郎を好きすぎな杉浦圭一のお見合いの顛末。
矢島は非常食からペットに昇格するが。
よし子は、高校生になってだんだん体型も女らしくなるのだが、子どもの頃に海水浴で、御村を追っかけてきた女を撃退した時に御村が言った言葉「大人の女の人はダメなんです」を真に受け、成長を拒否する。

相変わらずの面白さなのだけど、半分は一度読んだ作品なので、今まで以上のテンションは上がらず。
だけど、大人になった後のみんなのその後は、まだまだ見ていたいなー。
もう続巻はないのでしょうか?
                         2009/6/30

【コミックセット】


【コミックス(+15巻)】

タグ:森永あい
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2009年07月07日

赤ちゃんと僕(完) 全18巻

【赤ちゃんと僕】 全18巻  /羅川 真理茂

榎木家の長男、小学5年生の拓也は、一ヶ月前に母が事故で亡くなり、33歳の父とともに赤ん坊の弟の実を子育てする羽目になる。
父は仕事で忙しく、育児は拓也にのしかかる。
拓也もまだまだ遊びたいし、甘えたい盛りの子ども。それが辛い日々だったが、実に必要とされている自分を感じ、兄として成長していく物語。

2巻短篇。「タイムリミット」
三宅響呼。好きになった吉田くんが3日後に転校する。三年間の片想いが積もる。
デビュー作。

4巻短篇。「Secret Boyに手え出すな!!」
BL? デビュー二作目。
野木真は、真面目で非の付けどころのない富士枝銘(めい)に片想い。転んだ時に手を差し伸べられたのだ。
しかし彼は、興奮すると人格交代する、三重人格者という厄介なモノを抱えていた。
好きになったのがたまたま男子(はーと)のノリ。ちなみに掲載は花とゆめ。

6巻短篇。「ばかでかるくてわがままで」
頭は悪く性格が軽い篠原亜紀。彼氏の浦和洋はしっかりしているが、一見ダサくも見える。我侭な亜紀はいつも洋を振り回すばかり。
女の子は、相手に好かれている実感があるとワガママになるもの。

15巻短篇。「夏と君のイラジエーション」
続祭は幼馴染みで大人しい舞田桜の言動がいちいち癇に障る。好きな気持ちは充分なのに。先輩が舞田にアタックすると聞いて。

累計発行部数、1770万部。少女漫画歴代売上15位(2009年6月現在)。
花とゆめ。テレビアニメにもなる。

基本構成が一話完結。
長期連載の中で、いつから読んでも大丈夫だったのも人気の秘密だろう。子どもから大人まで楽しめる、イマドキ希有な物語。
拓也と実の兄弟の日常を中心に、家族というものを描いた作品。ふたりの兄弟を応援する漫画。

ノートに描いた切り抜きなどもあって時代を感じさせる。
他の作品の合間あいまにちょこちょこ読み進め、読了までにだいぶ時間がかかってしまった。そんな息抜きができる貴重な作品。

拓也は連載スタート時はまだ10歳。男の子なら甘えたい盛りのはずなのに、必死に子育てする拓也が健気。そして最初の巻の方では、それを哀れにも感じてしまった。
2巻でびっくり。実って2歳だったんだ。1歳くらいかと思ってた。絵、幼すぎないか?
お兄ちゃん大好きになっていく実が可愛い。拓也は偉い、ホントに偉いぞ。君を抱きしめたいぞ。たっぷり子どもをやってて良いはずなのに、一足早く大人にならざるを得ないってちょっと辛いことなんだよな〜。

拓也の友人たち、ジャイアンみたいなゴンちゃんは可愛いし、クールな藤井くんもいい。その弟や妹たちも楽しい。
こんな兄弟姉妹、少子化の昨今、貴重だ。

7巻で父親の春美の仕事っぷりが出てくる。
サイドストーリーではない、周囲の風景が描かれていくとそれはそれで厚みが出る。
江戸前、仕事しろ。

描かれる男性陣は、天然で、大人でも少年っぽい人が多い。
男ってやっぱ子どもだよね、そんな感じに表現されている。

なんでこんなに連載が続いたんだろうとずっと疑問だったか、和むんだな。
赤ん坊と小動物にはみな和んで幸せな笑顔を引き出せる……それってCM界の常識と同じ法則。なるほど。

中盤からは、子どもがぶち当たる大事なテーマにも触れ出していて、しかも丁寧に描かれていてとても好感が持てた。
内容的に子どもだけじゃなく、大人としても考えさせられるテーマも多かった。
大人でもそれは難しいんじゃないか? と思う部分も。
作家さん、頑張った。描くということは伝えるってことだもんね。

ラストは山場を持ってきたかったからなのだろうけど、うーん、ここまでする必要があったのだろうか?
                         2009/7/03

《こんなふうにおススメ》
少女系では確かに異色なテーマかも。
影響を受けた人は多かったらしいですね。るろ剣でも、赤ちゃんのモデルにした、とあった。

↓ アマゾンに表紙があがっていなかったので、コミックセットのみ。

【コミックセット】


タグ:羅川真理茂
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ら【羅川真理茂】

【羅川 真理茂】 らがわ まりも

赤ちゃんと僕

タグ:羅川真理茂
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2009年07月06日

いとしいキミ

【いとしいキミ】 全01巻  /末次 由紀

遊園地が隣接している丘の上の高校で起こる恋愛風景。

・「July」
高校三年生の住友まゆみは、奈良崎に二年間も片想いしていた。夏休みに入る前に告白しよう。そう決心してその覚悟を親友の咲にも話すが、奈良崎は一学期を終えたら鹿児島に転校するという。

・「August」
観月ちはやは理系クラスで、クラスに女子は四人しかいない。男子は遠慮なくて苦手なのだ。しかも臆病で、階段も手すりがないと降りられない。
中学から一緒だった久遠寺(くおんじ)とは一緒にいてもほっとできる。

・「September」
サッカー部の高須賀先輩に告白した藤生ちとせ(ふじお)。ずっとずっと好きでアタックしていたのだ。つき合えることになって。

全てが表題作。それぞれのタイトルは、サブタイトル。

とにかく台詞が良いのだ、この作家さん。
そしてキメのシーンがなんとも……上手い、ツボを心得ていらっしゃるというか。
詩的な表現やときめくシーンがいっぱい。

まゆみは恋心をなかなか伝えられない。
「泣くくらいなら、なんでもっと頑張んないの」咲の言葉、その通り。
私は性格が咲だったなー、中高校生の頃から。

ちはやとちとせという名前にどきり。

私も軽い階段恐怖症なので、ちはやの怖さはとても理解出来る。

ちとせの「つきあうより先に、好きになってもらわなきゃならなかった」
あああ、大人だって失敗するのだよ、その辺りは。
難しいよねー。

この作品もういういでした。
ごちそうさま。
                         2009/7/03

《こんなふうにおススメ》
末次作品、少しづつ昔のものに手を出し始めています。
じわじわきます。



タグ:末次由紀
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2009年07月04日

眠れない夜をかぞえて

【眠れない夜をかぞえて】 全01巻  /北川 みゆき

短篇集。
・表題作。
保坂琴美は、テレビ番組の収録直後、バニーガールの格好のまま失神する。ADで熊の着ぐるみを着た久世裕人(くぜひろと)に助けられ……。
琴美は一年前、テレビドラマのプロデューサーで不倫相手とスキャンダルを起こし捨てられてから不眠症だった。裕人に生意気な口を叩いたが、脱ぎ捨てられた熊には本音が言えて。

・「1オンスの恋人」
三田村名奈(なな)が友人の詔子の代理で入ったバイトは、テレクラまがいの電話のオペレーター。呼び出されて待ち合わせした先でナンパされる。
そのままナンパ相手の水谷俊哉が忘れられなくて、俊哉のバイト先のスキー場まで出向いてしまう。

・「いつか好きだといって」
彼に振られて一緒に行くはずだったペンションに、失恋旅行の桜井真純(ますみ)。
ペンションのバイト、市井敦希(あつき)と親しくなる。大学生という敦希は強引な女子大生に辟易していて、つい真純は自分が高校生だと嘘を吐く。
一夜の想い出に彼とベッドを共にするが、教育実習先の生徒が敦希。大学生と偽っていたのだった。

・「You're my only shining star」
真山紗雪(まやまさゆき)は、人気アクション俳優で現役高校生の藤崎圭に憧れて、エキストラのバイトを始める。その仕事中、圭の付き人で双子の拓海(たくみ)にぶつかる。

少女コミックCheese!
中高生の少女対象らしいが、表題作の表紙がいきなりベッドシーン。さすが、少女コミック(まったく褒めてない)。

どーしても主人公に感情移入出来ない。共感が少しもできない女の子たちなのだ。
軽くて、嫌みなところがあって、頭も悪すぎ。
でも、その彼女等だからこそできる冒険みたいなものに憧れるのかな?
うーむ、わからん。
禁断とか、芸能界とか、憧れるんだろうなー。
でも少女漫画はファンタジーなのだから、もっと楽しく夢を見させてと思う。

それに少女漫画なのだから、アヘンとか大麻とかを気軽に扱わないでほしい。
いろんな意味で好奇心から影響される女の子たちがいないで欲しい、そんな母心になってしまうのだ。
                         2009/6/28

《こんなふうにおススメ》
この作家さんのファンの方に。
少コミファンにも。



タグ:北川みゆき
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2009年07月01日

東京家族(完) 全05巻

【東京家族】 全05巻  /山崎 さやか

原田壮はベストセラー作家。テレビでもインタビューを受ける程の売れっ子で、それを観た過去の女たちが訪ねてくる。
皆、子どもを連れて。彼らは壮の子どもだというのだ。
彼女たちに、若い時は貧乏で辛い思いをさせたと、壮は母親がみな違う子どもたちを引き取ることに。
しっかり者でまとめ役の長男で大学生の力。ルーズでだらしない長女の栄子、高校に入学した神経質の城太、肌の色の違うおっとり者で中学生になった勇、小学生で双子ののぞみとのぞむ。
6人の子どもたちと、38歳まで独身だった男との生活が始まる。

漫画アクション。
一巻途中まで、「NANASE」を描いた作家さんだと気づかなかった。

壮が子どもを引き取る時に、もう少し葛藤やら必然性やらあると良かった。
それがなく、行き当たりばったりのなんとなくだったので、子どもたちにも感情移入しにくい。
リアリティをイマイチ感じられなくて辛かったのだが、だんだん巻を追うごとに、家族それぞれに焦点があってきて面白くなってきた。

こんな大家族で上手くいっているのは、壮がやたら売れっ子人気作家で、年収が二億近い(小説家なのにそれって、どんなに売れっ子なんだろうか)からなんだろう。
一度はみんながバラバラになってしまうのではないかと心配したが、いろいろあっても家族になってきてホッとした。

でも、最後までつきまとった違和感。なぜだか考えてみた。
いきなり母親に“捨てられた”子どもたち。あなたに父親はいるのよ、と連れてこられて、しかも兄弟姉妹がたくさん居て。それですんなり納得してしまえるものだろうか?
皆がみな、あんなに良い子でいられるのか?
いくら漫画だからと言っても、大人向けの作品なのにそこはすっ飛ばしちゃうのか?
家族を描きたかったのだとしても、それはやはり有耶無耶にしちゃいけない気がした。
                         2009/6/28

《こんなふうにおススメ》
新感覚家族、のように煽られていたが、それってどうなの? と、思う。
あえて家族を考える今、大事なとこは飛ばせない。
それでも、家族って良いよね、とは思う。



タグ:山崎さやか
posted by zakuro at 00:25| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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