2010年01月13日

沈夫人の料理人(完) 全04巻

【沈(しぇん)夫人の料理人】 全04巻  /深巳 琳子

その昔明代中国。江南のある街、劉という長者屋敷の奥方沈鳳仙夫人は若く美しかった。
劉家に買われてきた料理人の李三(りさん)は23歳と若かったが、その腕は食べることが何より好きな美食家の夫人に気に入られる。気位の高い若夫人に一目惚れをした李三は、注文が多く意地悪な夫人の好みに合う食事を作れるのか。

ビックコミックオリジナル。
書店の平積みが長いこと気になっていて、やっと手にする。

ワガママで気まぐれ、日々退屈なサド気質の上流夫人が、料理の腕だけが取り柄の、人が良く気の弱い男にたわむれに無理難題を申しつけ、ネチネチと苛めながら食事を楽しむ話。罵られいたぶられるほど、美味しい料理を作る李三。

奥様の飴と鞭、絶妙。若くて底意地は悪いけど、頭の良さは抜き出ている。でも充分にパワハラです。李三がヘタレマゾでもストレスフルだと思う。
こんな調教されちゃったら、もう他のお屋敷で奉公は出来ないよね。

作品としてはとても面白い。でもその辛辣ぶりと、李三のウザさは2巻後半くらいから辛くなってくる。普通の神経で、サドっ気マゾっ気のない人にはきついかも。
3巻から緩急が出てきて慣れたのか楽しめた。
構成は「きのう何食べた?」のように話の中にレシピがあるのだが、「きのう〜」は普段の食生活に生かせるレシピでこちらは中国料理のお金持ちバージョン。手間がかかる凝っているモノも多いけど、それより作れそうと思わせておいて実はそんな材料は手に入らないよ、みたいな上等な料理のオンパレード。

湯包の食べ方、はじめて知った。上手く食べられなくてずっと悩んでたのだ。
空腹時は要注意。中国料理食べたくなって困る。

唐突に終了、なぜ?
この後はシリーズで「沈夫人の料理店」が連載中。こちらは続編というよりパラレルらしい。
                         2010/1/12

《こんな人におススメ》
料理ものお好きな方に。マゾっ気の強い方にも。

【コミックセット】


【コミックス】

ラベル:深巳琳子
posted by zakuro at 02:09| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふ【深巳琳子】

【深巳 琳子】 ふかみ りんこ

沈夫人の料理人
ラベル:深巳琳子
posted by zakuro at 02:02| Comment(0) | 作家別【は行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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