2010年02月28日

2月の戯れ言 [2010年02月]

日々の戯れ言、UP数はこちらにまとめました。

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2010年02月26日

並木橋通りアオバ自転車店 (完) 全20巻

【並木橋通りアオバ自転車店】 全20巻  /宮尾 岳

並木橋通りの端にあるアオバ自転車店。
その自転車店のリニューアルオープンの頃に生まれた、商売上手な看板娘峠アオバは小学四年生。自転車バカの朴念仁だけど尊敬する父の工一とともに店を切り盛りしている。
深窓の令嬢だった母は生まれつき身体が弱く、工一と恋愛結婚の末アオバを産むが、今はサナトリウムで療養中。
アオバ自転車店に訪れる人々と自転車との人間模様。

1巻短編「あの空とおんなじ」
自転車に魅せられた作者とお嬢さんのワカバちゃんの実話。20年前のプジョーのミニサイクルが息吹を吹き返す。

ヤングキング。1999年から連載。
装丁的には20巻で完結しているが、続きはこのまま「アオバ自転車店」に改題、巻数も01巻からただ今連載中。

自転車の豆知識を生かした癒し系。
一話読み切りで、自転車を通して人生に彩りがついていく。思い出だったり、人生のやり直し、新しい出会い、気づきなどが描かれる。
並木橋は仮想の街で、渋谷とは関係ない。三鷹市の街がモデルらしい。

少しずつで一気読みしない方が楽しい。読みやすい。
毎回よく話をまとめられると思う。個性的な登場人物たち、そしていろんな自転車が出てきて楽しい。

自転車の奥深さは圧巻。「弱虫ペダル」に「血と肉と骨で、人類最速」と言葉があるけど、この作品を読むとそのために人々がどれだけ苦心を重ねたかがわかる。
実は自転車を買おうと思っているのだが、安めのママチャリでも良いと思っていた考えを捨てるきっかけになった。自分の自転車、探してみようかな。
新しかったり、専門的だったり、珍しいものの紹介も多いけど、もっとも多く乗られているだろうママチャリの何気ない話もあって嬉しい。
自転車はもちろんだけど、小物などどれもが現実に存在するものばかりなのも魅力。
17バイシクルのエクスウォーカーは気になりすぎ。やばい、欲しい。ミニベロ気になる。
気になりすぎていろいろ検索中。ああ、楽しそう。たぶん購入する。

好きなテーマのせいか最初こそ気負いがあったが、だんだん余裕の隙間に入る笑いがリズムを持つ。大泣きはしないけど、毎回うるっと感動させる。
何よりステキなのは、読んでいてほっとするし、楽しい。
プジョーの話のあれこれは奥深く、撤退と製作の話にはびっくり。

ところでこのアオバの性格はいったい誰に似たんだろう?

この作品は雑誌で読んだ方が楽しいかも。毎号開いてしんみりしたり笑ったり。
日々の歳時記のような作品。
                         2010/2/22

《こんなふうにおススメ》
癒されたい時、人情に触れたい気分の時に。

【コミックセット】


【コミックス】

タグ:宮尾岳
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み【宮尾岳】

【宮尾 岳】 みやお がく

並木橋通りアオバ自転車店
アオバ自転車店
タグ:宮尾岳
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2010年02月22日

ふたつのスピカ (完) 全16巻

【ふたつのスピカ】 全16巻  /柳沼 行

唯ヶ浜に住む鴨川明日見(アスミ)は幼い頃から宇宙飛行士になるのが夢。2024年、中学三年で国立東京宇宙学校をこっそり受験する。
父子ふたりっきりの家庭で父の友朗は今は建設現場でぼろぼろになりながら働いているが、かつてはロケットの技師だった。
2010年、日本初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」の打ち上げは失敗に終わり、不慮の事故はそのまま市街地に落ちたロケットで市民まで巻き込む。アスミの母今日子はその時に植物状態になり、後に亡くなった。この事故は当事者はもとより国民のトラウマになる。
アスミには自分にしか見えない心の友、幽霊で元宇宙飛行士の“ライオンさん”に助けられながらも孤独を感じずに育つ。そしてライオンが6歳からアスミに施した教育はまさに英才といえるものだった。
アスミは東京宇宙学校に入学が決まり、かもめ寮に入寮。宇宙飛行士養成コースの第一期生となる。生徒は26名。
花火師の孫でアスミの幼馴染みに命の恩人の府中野新之介(ふちゅうや)、代議士の息子だが勘当されてでも宇宙を目指す鈴木秋(しゅう)、アスミと受験でもチームだった明るい近江圭と訳あり少女の宇喜多万里香の5人の学園生活と並行に、「獅子号」の打ち上げの真相が描かれていく。143cmの小柄なアスミの宇宙への物語。
表題はアスミのもっとも好きな星、350万光年のおとめ座のα星スピカ、連星の別名真珠星のこと。

4巻短編「センチメンタル」
鴨井は高校時代のガールフレンド津島かすみに通勤電車の中で再会する。つかの間の思い出。
9巻短編「コノハナ桜」
鈴木かすみは中学の時の同級生、鴨居優介の美術展に向かう。当時の思い出のあれこれ。

2001年から月刊コミックフラッパーにて連載。SFファンタジー。
デビュー作の短編とそれに続く話がまとまり、この物語になっていく。
こすヨメ2010」でも上位に上がっていた作品。気になっていた。

2010年に日本で有人宇宙ロケット第一号が打ち上げられた設定だけど、それは今年。リアルにはその兆候はない。この不景気でそれどころではないのが、日本の現状。

ライオンの元恋人が、アスミの小学校の担任の鈴成由子先生。

ほわほわしていた話が3巻くらいから少し面白くなる。この巻のラストの話はちょっぴりじーんときた。そんなに高校の頃の一瞬を覚えているものかなぁ。

基本的にめりはりに乏しいので、一気に読むという感じではない。そういう意気込みだと飽きると思う。
話の内容は違うけど、「ヨコハマ買い出し紀行」とタイプは似ている。淡々とした描き口に、重いテーマも内在する。

府中野、良いヤツだなー。花火師のおじいさんの色の話に感激した。花火では緑の色は出にくいことも知った。

友朗が語る宇宙観光シャトルバスの夢はめちゃくちゃだけど、最近こんなバカな、でも大真面目な夢を語らなくなったなー。

星形の折り紙が気になって、途中で検索したら、立体構造のものなど折り紙の進化に驚いた。数学と隣合わせで楽しそう。

お気に入りの名前なのはわかるけど、この作家さんの登場人物の名はみな同じ。
キーワードも。桜にハーモニカ、ライオン、着ぐるみ、絵を描く、星を見る、そしてみかん系。

ラストは泣けた。なんか読み切ったという充実感があった。
                         2010/2/11

《こんなふうにおススメ》
一気読みじゃなく、のんびり気の向いた時に読むのをオススメ。




タグ:柳沼行
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や【柳沼行】

【柳沼 行】 やぎぬま こう

ふたつのスピカ
タグ:柳沼行
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2010年02月21日

花より男子(完) 全37巻

【花より男子(だんご)】 全37巻  /神尾 葉子

母親の見栄のために、超名門のお金持ちの子弟が通う英徳学園に入学した、社宅暮らしの中流家庭の牧野つくし。そこにはF4と呼ばれる、道明寺司、花沢類、西門(にしかど)総二郎、美作(みまさか)あきららが、学園を牛耳り君臨していた。
このメンバーに逆らうと退学になってしまう。つくしは友人をかばって、そのいじめのターゲットの赤紙を貼られてしまう。しかし、それを真っ向から勝負することに決めるが、日々めげそうになって。司の手下の男子学生にレイプされそうなところを類に助けられる。

短篇は、妄想癖の強い電波な高校生未来。現実逃避しながら傷つき、大人になっていく話。

少女漫画歴代累計発行部数、6.000万部で第一位。
つまり、少女漫画でかつて一番売れたということ。

女の子のシンデレラ願望を捻ったお話。美人でもなく普通の家の女の子が、かっこよくて綺麗で、お金持ちの御曹司たちに好かれまくる話。
こういうのって今は当たり前だけど、かつてはこの作品だけだったの? ここまで支持される理由がわからない。
でも、このバカバカしい程のスケール感は、楽しく思える。
飾ることなくまんまいても、自分をとことん愛してくれる。それって女の子の夢なんだろうなー。映画の「エバー・アフター」を憶いだした。乙女ゲームの根本をここに見る。

私の、この作家の初見がこれじゃなくて、ほんとに良かった。他の作品から読み出して良かったなあ。これから読んだらとても辛かった。もう二度と読まなかったかも、この作者の作品は。
ツッコミどころ満載なんだもん。
絵はとてもうまい。古さを感じさせないし、今にも通じている。構成も上手だし、すっと話に入っていける。読みやすい。この読みやすさは貴重だと思う。エンタテイメントしてるってことだから。

最初はイジメのオンパレード。読んでてかなりきつい。これってそもそもイジメの話なの? と、思ったくらい。
それに、こんな母親、ギャグでもグレるよ(苦笑)。ここまで身勝手な両親なのにつくしは偉いと思う。グレるどころか縁を切るし、私だったら自殺を考えるかも。道明寺の母親ばかりひどく描かれるけどいい勝負。間違いすぎてて笑えない。「山田太郎ものがたり」が同じ貧乏家族でも、両親がチャーミングに見えるのは、子どもたちに精神的に押しつけ依存していないから。
それと暴力が全体的に多くて気になる。PTAみたいなことは言いたくないんだけど。

92年に連載が始まって、バブルの直後から描かれていることも考えてみたい。
お金持ちに対して徹底的に糾弾、逆差別ありすぎ。そもそも、真の意味でお金持ちになるって、人間的にバランスが取れていないとそうはならない。子どもの教育に対してもしかりで、お金持ちほど厳しいもの。
一般人が予測するお金持ちの人の図、みたいに記号化されてて、気持ち悪い、笑えない。これってどこそこのブランドってこだわる人ほど庶民なのに。ブランドにいちいち騒ぐことなんてないよね、上流家庭の人たちは。
それに、「うちの親は中小企業の社長で、大したことないの」……オマエが言うな。仕事するって大変なんだよ、まずは働いてみろ。そういうところが読んでてイヤになってくる。大河原滋が出てきて、ほっとした。その点、作風はまったく違うけど、『絶望先生』って、シュールに落とすだけでバカにはしていない、偉い。

最初の頃の巻は、ひとりひとりの言葉と行動と背景に必然性がなくて辛かった。人物の行動の動機がありきたりだし、それらをバカだからとか、牧野つくしだからですませるあたり、なんとも。
「お初の時」の描写に笑った。和也かわいい。一番好きなキャラ。桜子もいい。二人の掛け合いが好き。
7巻あたりからやっと恋愛に進展が出てきた。つくしがいくら鈍感だと言っても、普段からあれだけイジメられてたら、道明寺の愛情なんてわかるわけがないよね。そういうのは周囲の方が先に気づいて当然。
つくしの根性と努力は見上げる。頑張れ!と思ってしまう。あまりにも良い子過ぎ。
中島海を登場させたのは正解だったと思う。連載中はこのキャラがファンに嫌われて祭りに発展、大騒ぎになったらしいけど、このキャラのお陰で、つくしの立ち位置がはっきりして「ただの」良い子じゃないと見せられたと思う。
ラブシーンの時は必ず水に落ちる(笑)。それって道明寺の髪型が問題なんだろうか? 確かにストレートの方が格好良い。
ツッコミ過ぎで申し訳ないけど、全体的にはバランスが良い作品。作者の力量だろう。
半年の出来事を11年かける……ジュリアナから携帯電話へ。世の中変わるよねー。

少女漫画歴代1位の売上げを誇るまでなのかが、よくわからない。それは作品のせいだけではなく、私自身にも妄想して萌える傾向がないからとも言える。うーん。残念。
                         2008/7/26

《こんな人におススメ》
話題作を読みたい人に。

PM追記>
何度も実写化され、アニメやCDにもなり、台湾でもドラマ化。その度に話題になる。
現在公開中の映画も、テレビドラマの流れから大ヒット。
今の、「ホスト部」や少女漫画の基本スタイルを作ったと言っても過言ではないと思う。

でも。なんで、ここまでヒットするんだろう。
ドラマで、内容を視聴者から募集するという企画をやっていて、好きな登場人物に好きなシーンを演じてもらうというもの。
それで納得した。女の子は、おままごと、お人形遊びの延長線がとくに好きなんだろう。つまり、乙女系ゲームと構成が一緒。感情移入と自己投影ができる主人公がいて、いろんなタイプの男性が、自分を大事にしてくれる。
なるほどなー。ドリーマーなセカイだー。
                         2008/7/26UP

37巻/
遠恋ですれ違いの道明寺とつくし。つくしのそばには最近類が来ている。そこへ静が結婚すると招待状が届いて。

「俺の話をしようか」
花沢類の話。トスカーナで道明寺と会う。道明寺は類に女を紹介すると言い出し…。

番外編をまとめた37巻。
本編を読み終わってから月日が経っているので素直に楽しく読めました。みんな幸せに。
                         2010/2/20

【コミックセット】


【完全版】+ 37巻


タグ:神尾葉子
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2010年02月20日

Forget-me-not 01巻まで

【Forget-me-not】 01巻まで  /鶴田 謙二

ベネチアの街。
伊万里マリエルはイタリア人の父が日本人と駆け落ち、そこで姉の真鈴(マリン)と妹の満里奈(マリナ)と生まれ育つ。
父方は代々探偵の家系で、マリエルはかつての名探偵ピエトロ・ベヌーチの孫娘にあたる。ベヌーチ家は名門。しかしマリエルは祖父の遺言で、22年前に盗難された絵「Forget me not」を捜すよう“依頼”される。その報酬が莫大な遺産相続だった。
それまで屋敷内に長居することは許されず、敷地内の小さな小屋に住む。執事で助手のコーネリアスに指導され探偵業に勤しむが、メインは浮気調査や捜し物ばかり。美術商で古道具屋のレオナルドとその弟子のベッポに助けられ、それらをこなしていく。ベネチア市警のレストレオーネ警部には変装はバレてしまうけど、実はマリエルは3ヶ月で18件もの殺人事件を解決したことのある腕の持ち主だった。
マリエルの目の前をいつもちらちらしてくる、いずれは対峙しなければならない怪盗ベッキオとは誰なのか。

週刊モーニング、新マグナム増刊。
独特の絵に惹かれて気になっていた作品。
2003年にこの単行本は発刊されているが、連載は97年から少しづつ。2巻はまだまだ先のよう。というより、果たして出るのだろうか?

舞台はヴェネツィア。
歌舞伎のような大仰な言い回しや、散文的な構成。ストーリーというより、詩のように語られる断片から設定を読み取る感じ。
完璧な変装を目指しながら、抜けているマリエルが可愛い。
雰囲気をじっくりと楽しみたい。
                         2010/2/14

《こんなふうにおススメ》
絵画のような絵とともに。


タグ:鶴田謙二
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つ【鶴田謙二】

【鶴田 謙二】 つるた けんじ

Forget-me-not
タグ:鶴田謙二
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2010年02月14日

い【石塚真一】

【石塚 真一】 いしづか しんいち


タグ:石塚真一
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2010年02月12日

か【河下水希】

【河下 水希】 かわした みずき  →桃栗 みかん(一般漫画作品)
                 →桃栗 みかん(BL漫画作品)

あねどきっ
タグ:河下水希
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2010年02月10日

ヨコハマ買い出し紀行 (完) 全14巻

【ヨコハマ買い出し紀行】 全14巻  /芦奈野 ひとし

近未来の神奈川あたり。温暖化が進むにつれて土地は砂漠化、土地は海の底にだいぶ埋没してしまっている。地図を辿ってもそこが通れる道とは限らない。
西の岬のコーヒー屋、展望台のような景観が自慢のアルファ。店と同じ名、緑の髪を持つ初瀬野アルファはロボットで、ふらっと旅に出てしまった主人の帰りをひたすら待ち続ける。たまにスクーターで買い出しに横浜まで出かけるが、今は横浜と名付けられた丘の上に街がある。
ガソリンスタンドのおじさんと孫のタカヒロ、町内会の皆、入江に棲む子どもにしか姿を見せないミサゴ、ムサシノ運送宅配便の鷹津ココネ、旅人でトビカマス使いのアヤセ、医者であり科学者の子海石(こうみいし)先生、タカヒロの幼馴染みで元気な真月(マッキ)、絵描きの丸子、飛行機乗りのナイらとの交流を通し、気候の変化で失ってしまったばかりではなく、不便だからこそのゆったりとした時間が流れる世界を手に入れた人々の暮らしを描く。

アフタヌーン。連載は94年から12年。始まりはバブルが弾けてまもない頃。こちらもゆったり流れている。
癒し漫画と聞いて手にする。癒されたい。
知っていたのはそれだけなので、設定にはちょっとびっくり。この世界の延長線上の未来の話なのだと思う。都会がすっかり田舎の風情で道も大きくうねっていたり。復興できないほど何か大きな災害かが世界レベルで起こったように予測してしまうのだが、そんなことは最初は描かれない。行間の奥にしまわれて、ひたすらたうたうと流れる日常に特化する。
地球を襲った災害については4巻くらいに少し描かれる。大高潮が起きる何かがあったことだけは確か。でもそれだけしか描かれなかった。
風景は大正時代初期頃のものに似ている。西の岬は神奈川の朝比奈あたりらしい。とすると、逗子あたりは海の中だ。

個性的な登場人物。
アルファはとても人間らしく、食事もするし、風呂にも入る。動物性たんぱく質以外は食べられるらしい。
先生って、おじさんの先輩なのか。5巻で気づいた。
果物、でかすぎ。縄文的だ。

漆原友紀の世界を考えずに読める感じ。この気楽さは貴重。Twitterとは対極の世界。
とはいえ、どんどん哲学的になってくる。
「人というのは、根っこのところが光か音で出来ているんじゃないか」に共感。同じように考えていたから。

急にぼうっと旅に出たくなった。
11巻100話のカラー、葉祥明の絵本のようで美しい。
最後の巻はちょっとうるっときた。それはこの巻が情緒的というより、読んできた14巻の重みとして。
寂しさと温かさって隣あわせなんだな。
                         2010/2/05

《こんなふうにおススメ》
取り立てて大声で勧めるわけではないけれど、気づけばあなたもファン、みたいな、そんな作品。

【コミックセット】


【コミックス】

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あ【芦奈野ひとし】

【芦奈野 ひとし】 あしなの ひとし

ヨコハマ買い出し紀行
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2010年02月08日

こ【小梅けいと】

【小梅 けいと】 こうめ けいと

狼と香辛料
タグ:小梅けいと
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2010年02月06日

敷居の住人 (完) 全07巻

【敷居の住人】 全07巻  /志村 貴子

中学三年生の本田千暁(ちあき)は髪は緑色で校内でも煙草を吸う問題児。ゲームセンターに通いまくって塾はサボりっぱなし。
そこに産休教師の代わりにやってきた兼田健太郎。千暁とは電車の痴漢騒動で顔見知り、しかも二人は兄弟と見まごうほど瓜二つで。
千暁は、バーの雇われママの母ゆり子と、姉の恵己(えみ)と暮らす母子家庭。学校をサボった映画館で声をかけてきた赤髪の男が、何も聞かされていなかった父親だった。
ゲームセンターで知り合った同い年の菊池奈々子、お嬢様学校の近藤ゆか、幼馴染みの村上宗春、中学のクラスメイトで優等生の中嶋くるみらに取り囲まれ、高校に入って安達佑佳里を好きになったり。
親子、友情、恋愛、受験、性のこと。青春の悩みを詰め込んだ、中学三年から高校を卒業するまでの物語。

月刊コミックビーム。作者の初めての単行本の作品。

自分を持て余して捉えきれないままに、感受性と自意識に押しつぶされそうになりながら、うまく渡っていけない若者たちを描く。
千暁の両親も“落ちこぼれ”なので、息子は若干放任で、それが千暁の救いになっている。これが期待をかけすぎる親だと子どもは潰れてしまう。
思春期独特の無神経さで乗り切れる子は良いけど、そうでない子は苦しい十代を送るよね。その時代の渡り方でほぼ人生も決まってしまいやすい。できれば、そういう不器用な子たちが挽回できる時期が人生にあると良いのに。

作品については、うーむ、独特の話の構成。散文的というか。この感覚がダメだと読めないかも。嫌いじゃないけど、読む時の気分に左右されそう。
わかりにくい読みにくいところは多々ある。読者寄りのネームじゃない。それでも、じわじわくる。
この面白さにはタイムラグがあって、後から浸食されるようにじわじわくるのだ、やばい。なんかのウィルスが仕込まれているんじゃなかろうか。
それで、作家買いの人になっているんだろう。

千暁たちのような青春を送った人には共感の作品だと思う。
                         2010/2/03

《こんなふうにおススメ》
漫画読み慣れていないと、ペースを掴みにくい。これにうまく乗れればはまる。

【コミックセット】


【新装版】

タグ:志村貴子
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し【志村貴子】

【志村 貴子】 しむら たかこ

敷居の住人
タグ:志村貴子
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2010年02月05日

D.Gray-man 19巻まで

【D.Gray-man】 19巻まで  /星野 桂

ノアと呼ばれる人類創世の人間と、ノアが作るアクマを退治しながら、この世界を守っていくイノセンスに見いだされたエクソシストの戦い。
アレン・ウォーカーの成長と、彼を必要とし支えていく仲間たちの物語。

珍しく最初からはまれた作品。10ページではまった。いきなり物語に引き込んでくるし、神がかっている。
身悶えするくらい面白い。100作品読んでひとつの良作かもしれない。やられました。絵コンテ秀逸。絵もすばらしい。
でも、すごく描き慣れた二次作家の匂いがする。設定も物語も、うまくできている。
ここまで描き込まれていく、圧倒感のある絵は、漫画史上では大友克洋の功績なのだろうか?
でも、だんだん商業主義作家の感覚になってきてしまった。それはそれだけど、なんだかもったいない。
                        2008/1/08

14巻/
ノアの箱舟に取り込まれた後、師匠に出会ってダウンロードを阻止する話。
やっぱ、ここでもアセンションネタだ。最後の3日間て。
多くの人たちが同じメッセージで動いているんだな。実感する。
                         2008/5/11

15巻/
しばらく間が空くと細かい設定がわからなくなる。文字も細かい。新刊のたびに既刊を読み直すか、連載を追うか。難しいところ。完結したら一気に読み直したい。
リナリーは人魚姫なのか。アレンは男っぷりが上がった。
いや、相変わらず面白いしうまいんだけど、ファンは変わらないんだけど、ふつーの漫画になってきちゃったなー。それでもすごいんだけど。
あの最初のドキドキ感、アート性ってなんだったんだろう。いつか熟考したい。
それを差し引いても、この作家の脳内のクリエイティビティは、まだまだ表現され尽くしていないでうずうずしている気がする。それが楽しい。よく考えつくよなー、これこそ、ハリウッド映画で観たいわ。
しかし、この巻はディープできつかった。扉とラストのコメディには癒される><
                         2008/6/24

《こんな人におススメ》
異世界もの好きな人には絶対におススメ。絵にこだわる人にも。
                      UPは、2008/7/23

16巻/
クライマックスでもある。レベル4が出現、黒の教団本部が壊滅の危機に。エクソシストたちの決死の戦い。リナリーはイノセンスと同化することを選ぶ。
和む(?)話も入っているんだけど?? 次巻に続く。和める展開なのか?

この作品はすごく好きなんだけど、設定が複雑すぎて何度もリピしてないとわからなくなってしまう。特に新刊だけ読んでいたら、「これってなんだっけ?」ということが多すぎ。世界観が大きいのでそれは仕方ない。連載を追って楽しむ作品なんだろうなー。ノックが終わったらじっくりはまりなおしたい。
それでもかなり泣けた。仲間、それが根底にあって泣ける。

それと、どーしても「ハガレン」の荒川 弘さんと同じ匂いがするのだ。この作家さん、女性だと思うのだけど……。性別非公開なのだが、あちこちには女性だと書かれている。そうだと私も思うんだよねー。
荒川さんもそうだけど、女性がこのような世界観のお話を描くようになったのが嬉しいし、感動する。大きなセカイを、俯瞰で観られないのが女性の性と言われ続けていたから。
                         2008/10/07

UP追記>
女性作家さんだそうです。プロフィールを読みました。それと同時に、リボーン天野 明さんも女性だったのが、かなり衝撃。すごすぎる……。
                         2009/6/24

17巻/
和める展開でした、最初だけ。前半はギャグモードのコムビタンDの続きで、中休み的な内容。
途中からシリアスに戻る。アレンの真実が師匠のクロス・マリアンから知らされる。アレンとマナ・ウォーカーとの関係。師匠、戻って来て欲しい。

正直言ってだいぶ中味についていけてない。もう一度最初から読み直したいくらい。一読のみでまた数ヶ月後に次の巻はきついよなぁー。これは内容の話ではなく私の読み方の問題。そのくらい中味が詰まっている。それでも面白い。
ここまで壮大な話だと、まだなんの核心にも近づいていないんじゃないかと思う。これからやっと本題?
ギャグにこの画力を使うのは無駄遣いじゃないかと思うくらい、相変わらずの絵。まあ、今までシリアスが続いて読んでてきつかったもんね。
ここまで描けると気持ちいいだろうな。絵が上手いってほんとに羨ましい。ついでに二丁目のママも絵、上手過ぎ。
「D.グレ家の人々」は巻末にまとめてくれたら良いのに。本編は一気に読みたい。
                         2008/12/20
                         2008/12/21UP

18巻/
怪盗Gの出現。多くの人間がGのコピーにされていく。そこにアレンたちが乗り出し、Gの正体に気づく。エクソシストの新キャラ登場。

新しい局面に入った巻。休載もあってなかなか新刊、出ませんでしたね。次のお話が始まったので、内容も余裕でついていけて(初見のみだと連載はなかなか理解が不可能になってくる)楽しかった。
キャラが良い。それぞれに特徴がはっきりしていて感情移入しやすい。そのキャラの背景がイメージで浮かんでくるのだ。上手いよなー、ほんとに面白い。次巻もわくわく。
                         2009/7/07
                         2009/7/08UP

19巻/
レベル4との闘い。ティモシー、エクソシストへ。
半AKUMA種の“鴉”登場。北米支部が作り出した彼らが第三(サード)エクソシストとして任務に就く。サードに飲み込まれたAKUMAの魂は浄化されない。
千年伯爵を第一使徒として、残りの12人の使徒が終結。各地で闘いが始まる。

この巻より「ジャンプSQ」に掲載誌が変わる。休載からこのまま未完かとドキドキしていた。この作品のカラーとしても月刊誌の方が合ってるのかも。作家さんのベストペースで描けるのが一番良いし、好きな作品なので最後まで見届けたいし良かったと思う。
こちらに移ってからの展開でノアが初めて語られる。イスラエルの十二氏族がベースになっている。アレンの14番目の意味がわかった。
SQ読者のために整理されてプロットが語られ、ちょっと助かる。最初から一気に読み直したいなー(ってこればっかり)。
                         2010/2/01

UP追記>
イラスト集の対談読んで、やっぱこの作品好きだと実感。
                         2010/2/05UP

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タグ:星野桂
posted by zakuro at 19:00| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

ももんち

【ももんち】 全01巻  /冬目 景

岡本桃寧(ももね)19歳の予備校生で一人暮らしを始める。姉の深紅(みく)は文学部美術史専攻の大学生で青山のギャラリーでバイト中。長男太郎は公認会計士。自称芸術家の父は失踪。母の絵画教室が繁盛しているお陰でなんとかやってきた。唯一、桃寧だけが絵の道に進んでいる。そんな中、過保護気味な兄姉で三人の結束は固い。絵を押しつけられて反発した兄姉は父親を嫌ったが、桃寧はお父さん子だった。
桃寧の恋。父親が帰ってくると連絡がある。岡本家の家族の物語。桃寧の親友の夏樹と由芽(ゆめ)も交えての桃寧の予備校の一年。

週刊ビックコミックスピリッツ。目指したのは昔の少女漫画と、後書きにあった。
テーマは尊敬と信頼、自立ってとこかな。“関係”を描く。

作家さんも美大出なので、それが作品に生かされているんだと思う。色使いが好き。
主人公に対しては、桃寧の甘やかされっぷりを延々で、感情移入がちっともできなかった。周囲の話の方が淡々としていて良かった。

岡本太郎って名前じゃ、確かに名前負けして絵を描くのをやめるかも。
岡本家の日本家屋、良い感じだなー。やっぱ普段も着物着よう。そう思った。
                         2010/2/02

《こんなふうにおススメ》
淡々とした日常を描く。こんな家族もあるという話。


タグ:冬目景
posted by zakuro at 05:51| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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