2010年07月31日

7月の戯れ言 [2010年07月]

日々の戯れ言、UP数はこちらにまとめました。
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デュラララ!! 01巻まで

【デュラララ!!】 01巻まで  /茶鳥木 明代(原作/成田良悟)

竜ヶ峰帝人(りゅうがみねかど)15歳。小学校時代の同級生で中学の時に転校した紀田正臣を頼って、東京は池袋の私立高校来良(らいら)学園に入学する。非日常の刺激を求めて。明るく社交的な紀田にも憧れて。
上京の日、チャットルームでも話題になっていた都市伝説とも言われる黒バイクに初日から遭遇する。これはラッキーの前触れか?
そして、二日目の入学式の後、「絶対関わってはいけない人間」のひとり、情報屋の折原臨也(いざや)に会う。
セルティの正体とは。矢霧誠二、ダラーズ、クラスメイトの園原杏里はどう絡んでくるのか。

月刊Gファンタジー。
ライトノベルで人気作品、その漫画版。
アニメにもなる。

原作を未読なので、1巻のみではさっぱり訳がわからない。
人物もストーリーも関係図も繋がってこないさわりのみ。
3巻くらいでどんな話かみえてくるのかな。

ワがどこまで続くか興味。
                         2010/7/28

《こんなふうにおススメ》
今のところはオススメする言葉がありません。


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さ【茶鳥木明代】

【茶鳥木 明代】 さとりぎ あきよ

デュラララ!!
ラベル:茶鳥木明代
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2010年07月29日

フロッグマン 02巻まで

【フロッグマン】 02巻まで  /ナイロン

運動神経ゼロ、カナヅチで、何事にも自信がない河津ミチルが高校に入って水泳部に入った理由。「僕もハルカちゃんみたいに泳ぎたい」
なによりも泳ぐことが好きな泉遙。
熱心な青木コーチのもと、ツンデレな元陸上少女の相田真も入部してくる。
ハルカの励ましを受けながら、ミチルは自信をつけて泳げるようになっていく。

ヤングアニマル。

スク水を見せるシーンはたっぷり。フェチ向き?
爽やかの中に、ちょっとだけエッチなカット。中学生くらいで読んでドキドキしたい感じ。

ミチルが自信をつけていく心情は、書き込みが足りない感はあるけど、読みやすくてこれもありかも。

真夏にオススメ。水に浮かびたくなる。
                         2010/6/23、6/27UP

《こんなふうにおススメ》
気楽に楽しみたい時に。

2巻/
林間学校。様々なハプニング。
体幹を鍛える。ハルカとマコ、恋のバトルに発展?マコの家はお好み焼き屋さん。
ミチルは期末試験を無事クリアして合宿に行けるのか?

水泳漫画と期待したけど、なんだ、学園モノだったんだ。
こんな体幹の鍛え方ならやってみたい。
構図がエロ同人系だと気づいた。
                         2010/7/27


ラベル:ナイロン
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2010年07月28日

き【鬼頭莫宏】

【鬼頭 莫宏】 きとう もひろ

のりりん
ラベル:鬼頭莫宏
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2010年07月27日

妄想少女オタク系 06巻まで

【妄想少女オタク系】 06巻まで  /紺條 夏生

オタクでヤオイに青春をかける、いわゆる腐女子の浅井留美、高校一年生。高校生になったら、オタク仲間を作りコミケ(作中ではコミバ。「コミックバンケット」とされている)に参加するのが夢だったが現実は甘くなく、部員がたったひとりの美術部で“ダビデ”を前にデッサンの日々。愛する作品は「鋼の王子様」。
クラスのアイドルで女子の王子様の千葉俊祐(しゅんすけ)が、中学からの親友で今どきの純情少年阿部隆弘とふざけている時、留美は阿部の上半身を観てしまいモデルを頼み込む。留美はふたりが恋人同士と勝手に妄想、勘違いしたのだった。
モデルを引き受けた阿部は、いつの間にか留美に恋しているのに気づき告白するが、千葉と似合いだと言われ……。
悩んだ阿部に、千葉は留美がオタクだと見切る。留美攻略の手立てを伝授、阿部は頑張れるのか?
学年のミス・ゴマキことセクシー美少女、松井曜子もオタクだと判明して。
基本はラブコメ。

漫画アクション増刊。映画化もされた。

青年誌の題材が腐女子ってすごい。そうだよねー、巨大市場だもんね、ビジネス的に。
しかし後書きで、この作品の連載に至るまでが書かれていたのですが、けっこういい加減なものなんですね。「BAKUMAN」読んでて感じる、ジャンプと比べてはいけないけど。

今まで、女性目線の腐女子漫画って読んだことがあるけど、この作家さん、女性でありながら絵が男性系なのでギャグがはまる。素直に大笑いした。

フジロックの4コマ、ウケた。
3巻ラストで、とうとう作者自らツッコミ入れているのには、爆笑した。

しかし、当然ながら、さくっと世界観だけでもオタク事情がわからないとさっぱり面白くないだろう。読者を選ぶ作品。
その分、オタク事情もよくわかる。
BLだって読んできたけど、これを読みながら、正直けっこう引いた。

阿部が普通の男子で、他の三人についていけなくおたついているので、多少のバランスが取れている。これは腐女子漫画にありがちな設定。
阿部は偉い。そして無神経。
理解してないって実はすごく怖い。オタクであるのを隠す理由を実感した。

塚本先輩、良い人だなー。
腹黒で本音な時の曜子が好き。

留美と曜子がきゃーきゃー言っているのをみて、オタク友だちは楽しいんだろうなと思った。私の青春時代は、洋楽だったので少しわかる。
「わかってくれる人がいるだけで楽」オタクって大変なんだなー。

なんか努力じゃ、オタクまではなれないって気づいた。
ちょっと挫折しそうになってきた。
別にオタクになりたいわけではないけど、拒絶されてるみたいだから。

余談ですが「ハガプリ」って……良いんですかね?
                         2009/9/19、9/20UP

《こんな人におススメ》
オタク事情を知りたい人に。
詳しい人は、そのネタで笑いたい時に。

5巻/
浅井留美と松井曜子は萌え街道まっしぐら。千葉姉とも盛り上がる。
阿部と千葉はふて腐れ気味。百瀬は阿部に近づくが。
次回はコミバ(コミケ)だっ!

正直、面白い。ここまで腐女子を描けるのがすごい。「腐女子彼女。」を読むならこちらの方が面白いんではないだろうか。

「萌えがあれば生きていける」いいなー。羨ましさすらある。私に5割増し萌え体質があったら良いのに。
かなり笑った。BL事情にはほんとに詳しいし、腐女子の気持ちを淡々と描いてるのはすごい。これが理解できないと腐女子との間には永遠の溝が埋まらない。
自己満足だけど、楽しむ愛ってすごいよな。
これ、掲載誌はB's LOGとかの方が良かったんじゃないか?
ほんと、妄想なげーよっ!
                         2010/5/20、5/29UP

6巻/
コミバ(コミケ)に新刊を出すことを決めた留美たち。試験。男子は進路に悩む。留美はネームに夢中になって試験の最中にまで書く始末。それを見咎められた教師と阿部が揉み合い怪我をさせ、阿部は停学になってしまう。一方百瀬の陰での嫌がらせは続き。

仲間がいるからオタクってできるんだろうな。リアルすぎる。
彼氏宛のセーターに自分の髪を一緒に編み込んじゃうのは怖すぎ。ホラー。
                         2010/7/25


ラベル:紺條夏生
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2010年07月26日

BILLY BAT 04巻まで

【BILLY BAT(ビリーバット)】 04巻まで  /浦沢 直樹(ストーリー共同制作/長崎尚志)

マーブルコミックスに大人気漫画の私立探偵「ビリーバット」を描いている日系人のケヴィン・ヤマガタ。
関わった刑事に、日本でこのキャラクターを見たことがあると聞く。ビリーバットはケヴィンのオリジナルキャラクターだが、どこかでそのキャラが盗用されているのなら……。貧しかった移民の父の発明が盗用され無念のまま死んだ父の遺言から、ケヴィンはそれを突き止めに日本に渡る。
そこは昭和24年、戦後の東京。連合国軍総司令部(GHQ)の通訳として入国。友人のイシヅカから見せられたのはGHQも探しているという古文書。日本が生まれる前からあるという秘密結社のシンボルがビリーバットにそっくりだったのだ。盗用したのはケヴィンの方だった。
闇市でイシヅカから脅迫されたケヴィンが意識を取り戻した時、眼前にイシヅカの死体が転がっていた。
ケヴィンは何に巻き込まれていくのか? そして何を託されたのか?

モーニング。
コウモリのキャラクターの秘密を追う話。スケールが大きい。
やっぱりすごい、面白すぎる。途中で震えてきた。
「PLUTO」が「鉄腕アトム」へのオマージュなら、こちらはアメリカ国民に愛される「バットマン」への愛情が注がれたもの。
出だしはアメリカンコミックスだー。楽しいー。ここはわたせせいぞうチックでもある。

まず、実話と創作が入り交じっているので、当時の背景を知っておくとより面白さが加速する。実は下山事件を知らず、白洲次郎が登場してからリアルとのミックスを理解したのだ。慌てて、当時の事件記事を探して読む。
花嫁を乗せたタクシー運転手の名も百地。
まだまだ序章。世界を、時代を巻き込んで大暴れのビリーバット。できれば5巻くらいまで出てから読んだ方が良いのかもしれないが、ちっとも後悔していない。

「漫画で世界中を元気にする」がテーマなんだと思う。その意気に泣きそうになった。
浦沢作品を一気読みしたい気分。
                         2010/3/25、3/25UP

3巻/
光と闇の真実を運ぶ者たち。伊賀の里を守るため、巻物を懐に勘兵衛は走るが。その意味は……。
とにかく大きな話。読んでいて、どきどきする。
                         2010/4/07、4/11UP

《こんなふうにおススメ》
手に汗握る面白さ。いったいどこに帰着するのか?

4巻/
リー・ハーヴェイ・オズワルドとは?
そしてケヴィン・ヤマガタを追う者たち。コウモリはケヴィン(たち)に何をやらせようとしているのか? スミスの正体は。
近代史勉強したくなってくる。いろんなことを学ぶのには人生は短すぎるよね。
次巻が待ち遠しくて仕方ない。
                         2010/7/25


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2010年07月25日

過ぎる十七の春 (完) 全02巻

【過ぎる十七の春】 (完) 全02巻  /山本 小鉄子

隠れ里でまるで異界のような花の里、その親戚の家に夏と春には泊まりに行く直樹と妹の典子。
従兄弟の隆は直樹の半月違いの同じ歳。その日、17歳になった直樹。
母の由紀絵とその姉で隆の母伯母の美紀子は、直樹と隆が17歳になるのを歓迎していない様子が気になった。
ある日を境に隆は豹変する。母の実家である菅田家が背負った呪いとは。

幻冬舎のWebコミック「スピカ」。単行本はバーズコミックス。
人気作家の小説のコミカライズ。
小説原作のまどろっこしい説明口調が気になるけど、2巻からはのめり込んだ。

馴染みの漫画家さんで絵が好きなのもあったけど、とにかく面白い。
後半の直樹まで絡め取られていく恐怖がすごい。
漫画作品にもここまで描けたのは感じ入った。

何度か鳥肌の立つ面白さ。
母の愛が切ない。
オススメ。
                         2010/7/23

《こんなふうにおススメ》
夏の夜にどうぞ。
                     ↓ 原作はこちら

posted by zakuro at 19:12| Comment(2) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

や【山本小鉄子】

【山本 小鉄子】 やまもと こてつこ  →山本 小鉄子(BL漫画作品)

過ぎる十七の春
ラベル:山本小鉄子
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2010年07月23日

にょたいかっ。 02巻まで

【にょたいかっ。】 02巻まで  /龍炎 狼牙

真中真(まなかまこと)24歳、彼女いない歴が年の数のサラリーマン。携帯サイトでネカマ(ネット上で女として偽ること)が趣味。
いっそ女に生まれて男に寄生して生きたいと望んだ夜。朝目覚めると身体は女になっていた……。それは歓喜天の仕業だった。
御柱グループの御曹司御柱創(みはしらそう)、同じアパートの謎の女狐島レイ(こじま)らに振り回されるが、頼れる部の先輩の岩波千裕(ちひろ)の助けを借り、真は男と女を彷徨っていく。

コミックファクトリーシリーズ。携帯コミックからメディアファクトリー書籍化。

成年誌にて活躍の作家さんらしい。エッチな身体を描くのに定評のある作家さんらしい。
性転換もの(TS)。百合シーンもあって、マニアにも納得作品(なのだと思う)。

女性から観ての独特のえぐさがないのが良い。
うっかり成人系(なんですかね?)をUPだけど、エロさというより、性転換ものから見える現実逃避のようなことをしみじみ考えさせられてしまった。

神様4コマが楽しい。
                         2010/4/10,5/07UP

《こんなふうにおススメ》
エロなんですが、まぁ、なんというか、考えさせられましたわ。
軽い作品で楽しく、重っ苦しくはないんですけどね。

2巻/
真中は仕事で温泉撮影のモデルに。事情を把握している岩波はヤキモキ。
八神からもらった薬は岩波まで男性化させて。ふたりは性交渉のたびに性別が入れ替わってしまう。
狐島レイに襲われたところを岩波に見られ誤解され、真中逆ギレ。

なんのかんの言って読んでるよなー。どんだけファンタジー。萌え重視で読んでない分、このフリーダムにコンテンツの幅広さをみる。
どこまで連載できるかわからないリスクなのかもだけど、行き当たりばったりすぎでは。
                         2010/7/23


ラベル:龍炎狼牙
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2010年07月22日

八犬伝 (完) 全15巻

【八犬伝】 (完) 全15巻  /碧也 ぴんく

南総安房国の里見家。里見治部太夫義実は、滝田城主神余光弘を亡き者にして乗っ取った逆臣山下定包を討って国主となる。
戦で窮地に追い込まれていた義実は、娘の伏姫の愛犬八房に「敵の大将、定包の首を取ったものに伏を娶らせる」と言ったため、八房が首を咥えて戻ったのだ。神余の妾で定包の妻になった玉梓は、怨霊となり里見家に呪いをかける。
伏姫は父の戯れ言を守り、八房とともに富山に籠もる。読経の日々、八房の気で霊珠を孕む。婚約者だった金碗大輔が八房を討つが死角で姫も命を落とし、八つの霊珠が散る。
大輔は出家し、名を丶大法師(ちゅだいほうし)と改め、散った仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字が浮かぶ霊珠を探す旅に出る。
犬塚信乃は身体の弱かった母が結婚15年目にして授かった一粒種。健康に育つよう女名と女姿で武蔵国大塚村にて育つ。父が主君より預かった源家の宝刀村雨丸を、伯父が狙った奸計で父が割腹。愛犬の首から珠が零れ、腕に牡丹の痣が生まれる。
叔母からまわされてきた下男額蔵にも同じ珠と牡丹痣があると知り、元は武士の子犬川荘之助と知る。ふたりは仲間が八人いると梅の実から教えられ、運命に身を投じる決意をする。
里見家と八剣士の冒険奇譚。

月刊ニュータイプ増刊GENKi。
滝沢馬琴の古典「南総里見八犬伝」のコミカライズ。

「八犬伝 -東方八犬異聞-」を読む前にオリジナルを確認したくなった。
基本はオリジナル作品に沿っているが、ところどころの創作は原作の世界観を壊すことなく秀作。面白すぎて感激した。
ダイナミックに漫画にしていく手腕も素晴らしいが、うーむ、原作のすごさは改めてすごい。
ドラゴンボール」だって、その他の作品だって、これがなければ生まれなかった。
乙女ゲームの要素もあり、さすが日本のクオリティ。

この作家さんの再現も見事。原作の魅力が増した。
読みやすいしわくわくするし、感涙もした。構成も絵も上手い。

登場人物の性格や心情の描き方も素晴らしい、唸った。
個々のキャラクターがわかりやすい。登場人物の正確な誕生日まで割り出していたのに笑いながらも脱帽。女の子のオタクだなー。こういうの好きです。この読み込みの深さがあってこそ。ゆえに、もしもシリーズが楽しい。

伏姫と玉梓の願いが一緒なのはなんとも皮肉。プロセスが違うだけで、現代の闇にも通じる。
結局人類は同じところをぐるぐる回ってるだけなのか。

この作品、もっと、いえすっごく評価された方が良い。
とにかくオススメ。
原作もまた読みたくなった。
                         2010/7/20

《こんなふうにおススメ》
期待してなかったのだが(失礼!)掘り出し物のような面白さ。参りました。
作者は「少女漫画」と言ってましたが、掲載誌から少年カテゴリーに。
男性や壮年の方にもオススメ。

【コミックセット(文庫版)】


【コミックス(文庫版)】こちらには、「親兵衛の京都番外編」も最終刊に収録。

posted by zakuro at 03:31| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あ【碧也ぴんく】

【碧也 ぴんく】 あおまた ぴんく

八犬伝
ラベル:碧也ぴんく
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2010年07月19日

星守る犬

【星守る犬】 全01巻  /村上 たかし

北海道で男と犬の死体が見つかる。男は死後1年から1年半。しかし犬の死骸は比較的新しくまだ死後三ヶ月しか経っていなかった。
彼らに何があったのか。「お父さん」と「ハッピー」のドライブ。

続く「日輪草(ひまわりそう)」。
養父母であった祖父母を亡くした後は質素に生きるケースワーカーの奥津京介。
身元不明の遺体に寄り添った犬を知り、自分の人生の悔恨とともに、「前田義男」の人生を追う。

漫画アクション。

「星守る犬」とは「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求めること(ひと)を意味する」という。
慣用句で「高望みする人」らしい。

幸せとは何か。それを問う。
望んでも望んでも叶わない人生があるから望み続ける。

昨年出版されてからベストセラーに。真面目で不器用なだけで、幸せを望んではいけないのか、生きていちゃいけないのか?
淡々と温かい絵柄の合間に悲痛な叫びが聞こえるよう。
作中、小泉政権を罵倒していたが、それは本音なんだろうな。
今の時代だから、こういう作品がヒットするんだと思った。時代とともに生まれる物語があることを実感。

「日輪草」が表題作に奥行きをもたらした。
奥津の名は墓守からというのも感じ入った。

まだ続編が出るらしい。
                         2010/7/18

UP追記>
西田敏行さん主演で映画化されるそうです。
                         2010/8/24

《こんなふうにおススメ》
人生を見つめ直したい時に。


ラベル:村上たかし
posted by zakuro at 12:34| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

む【村上たかし】

【村上 たかし】 むらかみ たかし

星守る犬
ラベル:村上たかし
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2010年07月18日

薬師アルジャン (完) 全11巻

【薬師アルジャン】 (完) 全11巻  /山下 友美

小さなベアゾル王国の跡継ぎプリムラ姫は、幼い頃より命を狙われ続けていた。
国王は姫の毒味役として、全身を毒に侵された「バジリスク」と呼ばれる殺人兵器として育てられた奴隷の少年を買ってくる。
バジリスクの髪は毒のために銀色になり、彼に触れるだけで時には死に至る。
プリムラは初めて一緒に食卓が囲める友だちが出来たと大喜び。彼にアルジャン(銀)と名をつける。
しかし、姫の命を狙う最中に、プリムラはアルジャンの使命を知ってしまい、彼を助ける為に解雇する。
二人とも年頃になって再会を果たした時、「その力を活かせ」とプリムラに言われたアルジャンは、薬師となっていた。
プリムラのたっての頼みで、アルジャンは城付きの薬師となるが……。

「プリンセスGOLD」に連載中。
面白ーい! 薬剤師をしていた作者の知識が満載で、しかもラブストーリーとしても良く出来ているファンタジー。

身分の違いはこの手の設定にはデフォルトだけど、なにより触れると死に至る、それに無理ない設定を作り込んであるのが上手い。
髪には触れても大丈夫、とか、微妙な線がじれじれさせてくれて、ラブロマンスとしてもちゃんと成立しているよね。
ここは、海外ドラマ「ダーク・エンジェル 2シーズン」と同じシナリオ。
こんな設定だと、いくらでも暗い物語を作れるのに、根っこが明るいのが救われる。

ナバラ国の第三王子ロルカも良い味で、そちらも応援したくなる。

現在8巻まで刊行。早く追いつきたいです。
                         2009/02/19、2/20UP

《こんなふうにおススメ》
作中で語られる薬草などの蘊蓄も楽しい。面白いです。

5〜11巻/
この巻からは、アルジャンが自分の身体を無毒化させるための旅が始まる。姫に自分の気持ちも告白、姫に向き合うために、姫に触れられるようになるために積極的に人生に向かう。プリムラは誰と添い遂げるのか。即位は?

素晴らしい。良く出来ている。
少女漫画作品の枠に閉じ込めるには惜しい面白さ。すごい。波瀾万丈の展開、息つく暇なし。濃い〜。

脇役のサイドストーリーも大筋に巧く組み込まれ、読み応えのある秀作。話作りの理想。
細かい設定も把握して完結したくて全部最初から読み直し。うーん、やっぱり感想は変わる。完結しているものから読んでいった方がいいんだろうな。

話の軸は、歴史物語を利用してのロマンス的な「天は赤い河のほとり」とは真逆で、ロマンスをベースにしながらの人々の歴史の中での立ち回りを描いたお話。

とくにこの作品が好きなのは、人をしっかり描いているところ。
アルジャンもどんどん人間くさくなる。善人だけなどありえない。それぞれに事情があり、みな必死に生きている。その心の推移が絶妙。
それが描かれていて、夢物語だけにならない。こういう作品を描いてくださってありがとう。
ソーダの猿回しぶりは巧い。
カストリア編、面白かった。
ロルカ、良い男だよなー。

名台詞は多くて書ききれない。
2巻の「ひとりでは王になれない」王は自らなるものではなく、選ばれるもの。周囲に信頼されて持ち上げられてこそ、上に立てる。王になるには、すべてを受け止めてなお闇にも何も染まらぬ何かが必要なのだ。
7巻「この世に生まれて来たからには、何かの役に立つ。この世にムダなことは一つもないんだ、経験も人も」

病に対する考え方はホメオパシーであり、現代医学に通じる。
なぜ病気があるのか、そこまで考えさせられた。そんな哲学も示唆。

ヌカ師アルジャンも最高。
一万冊を読み終わったらまた読み直したい作品。もっと評価されて良い。
続編希望。
                        2010/7/17

【コミックセット】


【コミックス】

ラベル:山下友美
posted by zakuro at 20:17| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

PandoraHearts 10巻まで

【PandoraHearts(パンドラハーツ)】 10巻まで  /望月 淳

四大公爵家のひとつ、ベザリウス家の次期当主オズ=ベザリウスは15歳になり成人の儀を受ける。
その儀式の中でオズは、永遠の監獄アヴィスに捕らわれてしまう。
そこから抜け出すのに“契約”した、チェインの黒ウサギ(ビーラビット)であるアリス。

アヴィスから出たときに出迎えたのは、オズがかつて一目惚れした相手の公爵家の娘シャロン・レインズワース、彼女に仕えるザークシーズ=ブレイク、そして鴉(レイブン)ことオズの忠実なる僕のギルバートだった。
自らの記憶を探すアリスとともに、タイムリミットのあるオズは、シャロンらの組織パンドラの中で、パスカヴィルと拮抗していく。

“アヴィスの意思”とは何なのか?
それを手に入れるのは、パンドラか、パスカヴィルか?
すべての真実は100年前のサブリエの悲劇にあるのか?

8巻短編は、デビュー作となった読み切り版の「パンドラハーツ」収録。

月刊Gファンタジー連載。
現在放映中のアニメで人気の異世界ファンタジー。
設定がわかり辛くて難儀した。アニメから入って、世界観を掴んでからの方が面白いかも。

どうやら、アリスとオズ、それぞれの“自己存在の確定”の物語らしい。
それぞれのキャラが、性格と立ち位置に置いて鏡のような対比になっていて、そこが面白い。

最初から絵が抜群に上手い。今時の萌えから流行りのど真ん中。上手いし、オタク好み。
カラーが美しい。装飾系は見事。

欲を言えば、バトルシーンがもっと凄いと嬉しい。

話は「不思議のアリス」がベースになっている。「オズの魔法使い」も入っているんだろう。
上手く言えないんだけど、匂いは、「黒執事」と「ローゼンメイデン」「ハリー・ポッター」を混ぜて薄めた系。話はまったく違うのだけど。
話の方は、「D.Gray-man」にすごく既視感。
そしてアリスがシャナに見えて仕方ないのは私だけ?

なんだか微妙なあざとさが見えて、いまいちのめり込めないんだけど、周囲の評判はすごく良いのだ。
シリアスにコメディ要素を入れる時の、同人誌的展開もちょっと(ちなみに作者に同人経験はないらしい)。
これが今のデフォルトなのかなぁ? どこか寄りすぎてて、世界観に入りにくいのか?

「D-Grayman」より先に読んでたら、感動したと思う。
いろんなものを読み過ぎた影響なのだろうか? 読み慣れていない頃だったら、一気にファンになっていた気がする。
そしてテーマも、もっと若い年齢だったら感激したかも(これらはまったくの自己都合)。学生さん向きな気がする。

そーは言いながら、やっと7巻で調子が出てきた。でも次巻の際は読み直さないとわからないかも。
8巻からはいよいよアリスについて書かれ出して……これは完結してから読んだら、最高に面白い気がする。

4巻まで読んだ「不思議の国のアリス」ファンの友人は「アリスはアヴィスの誰かと双子だよ」
なるほど、「不思議の国のアリス」を熟読してからだともっと面白いかも。
                         2009/8/17、8/25UP

《こんなふうにおススメ》
読んだばかりの時は、設定がわかり辛くて入り込めなかった分、感想は辛口。
こなれてくると面白さがわかります。
アニメ観てないんですが、そっちから入れば良かったと後悔。

9〜10巻/
9巻。ナイトレイ家にエコーは戻り…それはもうひとりの人格ノイズ、またの名をツヴァイ。
オズの刻印は進む。思考が渦巻いた時、一度スタート地点に戻る。そこはサブリエか?
ヴィンセントとパスカヴィルは裏で組む。
オズとギルバート、そしてアリスはサブリエへ。アリスの記憶を探しに。オズたちはエリオットに会う。サブリエにはナイトレイ家の孤児施設があり。オズたちは“穴”に向かい、グレン=パスカヴィルと会う。レイシーとは。

10巻。ギルバートは無くした記憶を取り戻す。彼の本当の主人とは。アヴィスの扉を開けたのは。サブリエの悲劇を起こしたのは誰なのか。
グレンの100の巡りを求める人たち。アーサー・バルマの手記。

「死ねばいいのに」に爆笑した。オズの勝ち。
なんか将門伝説みたいになってきた。
はっきり言って、完結後のまとめ読み推奨。きっとドキドキして面白い。
                         2010/7/15



【こちらも】

ラベル:望月淳
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2010年07月16日

サマーウォーズ (完) 全03巻

【サマーウォーズ】 (完) 全03巻  /杉基 イクラ(原作/細田守)

すでに人々の生活に完全密着しているインターネット上の仮想社会、世界最大規模のコミニティツール「OZ」。
久遠寺高校二年生物理部の小磯健二は数学が得意。しかし数学オリンピックの日本代表にあと一歩届かなかったことが悔しい。ぽっかり空いた夏休みを親友で天才プログラマーの佐久間と、OZの保守点検のバイトですごそうとするが。学校で一番人気、憧れの先輩篠原夏希にバイトに誘われる。それは夏希の曾祖母の誕生日に、長野の田舎、由緒正しい旧家の陣内家(じんのうち)で夏希と過ごすというものだった。しかも、夏希の「彼氏」として……。
ところが! OZをAIに乗っ取られ世界中大混乱。世界崩壊の危機に、当主の曾祖母栄を中心に陣内家の人々と挑むことになる……天才的数学頭脳と、米国防省が欲しがるプログラミング能力と、ゲーム内バトルヒーロー、そして……花札で?

角川ヤングエース。全三巻。
アニメ映画が原作。これを観てはまる。映画は評判で気になっていたが、噂に違わずめちゃくちゃ面白かった。正直、泣いた。
そして、このコミカライズも秀逸。唸った。
映画と漫画の恋愛が上手く成就した感さえある。

漫画も泣ける。
漫画作品は、映画の楽しさ、感動を損なわない。むしろ絵も丁寧で、2時間弱の映画を補う青春物語になっている。
最終刊は7月初め。

できれば映画から観るのをオススメ。観ておくべき。
映画では描ききれなかったエピソードを漫画で拾っていてまたそれが沁みてくる。ますますこの作品がよくよく構成されているのがよくわかる。

家族というチームの絆の物語。
そして健二が男として成長していくイニシエーション。

それにしてもなんともまあ、壮大な世界系。大家族で世界を救う。
もちろんツッコミどころはそれなりにはある。だけど、私たちは自分の視える範囲、思考できるところまでが「世界」なのだ。細かいところは良いじゃないか、言いたいところはそこじゃない、とまで擁護したくなる。見事。

カッコイイのは大ばあちゃん。そして総じて大人がイイ。これはポイント高し。
肝っ玉陣内家すげー。どのキャラも良い。キラリと光ってる。これはすごい。
仮想キャラも含め。キングカズマ、かっこよすぎ。

話の構造は、スタンダードな神話も取り入れている。巧い。
そこに必要なメンバーが集まるのは「必然」なのだ。

人と人が声を掛け合う。小さい絆を大事にする。まずは家族。
コミュニケーションがすべて。
そして、決して諦めないこと。お腹いっぱい食べる食事と、ひとりでいちゃいけない。これは胸にしみた。

こういう作品がヒットするのは嬉しい。某鬱アニメと対極。
勇気をもらえる。溜飲が下がった。きっと監督(原作者)は某鬱アニメが嫌いだと思う。

私はこういうばあちゃんになりたい。
                         2010/6/05、6/06UP

3巻/
やっと読めた、最終巻。
絵の構成、秀逸。絵もどんどん上手くなる。

内容知っているのに泣けた。
映画で描けていなかったところも描いていて、腑に落ちた箇所も。
番外編の続編、かなり嬉しかった。

作中の家紋、結び雁金紋は信濃源氏で信州のもの。つい調べた。海人族なんだー。
面白い作品、感謝。
                         2010/7/12

《こんなふうにおススメ》
今年の好きな作品に入れたい。かなりオススメ。


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2010年07月14日

寄生獣 (完) 全10巻

【寄生獣】 (完) 全10巻  /岩明 均

高校生の泉新一は何物かわからない生命体に右手を寄生されてしまう。本来は新一の脳を食べて寄生しようとしていのだが、新一がその異常に気づき咄嗟に腕を縛ったのだ。右手のみを食べて成熟した寄生物は、新一の右手そのものとなって存在することになる。
同時期、多数の場所で異様な殺人事件が起きていた。ガールフレンドの村野里美は新一の変化に気づき不審がるが、否応なしに新一は未確認生物に乗っ取られた生物と人類の闘いに巻き込まれていく。
果たして彼らは、地球に対して毒となった人間を駆除する新生物なのか?

88、89年とモーニングオープン増刊、月刊アフタヌーンで90年から連載。
オススメランキングでは上位に上がっているし、ここでお尋ねしている「ココロのベスト30」でも上げてくださっていて気になっていた。
絵が苦手で放置のまま。やっと手をつける。読み出したら読みやすかった。

このタイトルは、パラサイトしている未知なる生物のことではなく、人間そのもののこと。
現代社会は多くの矛盾がまかり通っている。動物愛護も環境保護もどれも人間基準の歪なものばかり……まったくだ。
本当にこの地球のことを考えたら、私たち人類がもっとも害だと個人的に考えている。ゴミを出す時に罪悪感にかられるの私だけではないはず。
それをかっこいい小綺麗な言葉で固める違和感をずっと感じていたのだ。

田村玲子は、生きる意義を探求するもっとも人間に近しい存在かもしれない。
後藤がターミネーターそっくりで怖い。

個々の認識はみな違って視えるところは、そうだと感じる。
この地球上に同時期に存在するものは、実はわかりあえないことも、尊重すべき同居人でしかないことも理解している。

よく考えられた面白い作品だと思うのだけど、私が普段から考え感じていた内容がそのまま描かれたバトルで、深い感動や目新しさはとくになかった。内容に「そうだよね〜」と納得して閉じた。
頭の中をシャッフルさせてくれたり、目ウロコな体験を期待しすぎたなぁ。普段から何かと考える癖がないのなら、そのきっかけにはなるかも。
                         2010/8/09

《こんなふうにおススメ》
面白いと思う。ただ、日頃から問題意識があると目新しさは感じられず、納得のみに終わるかも。それ故に人生や仕事において意識して行動している人には頷くだけになる。
若い世代にオススメ。

【コミックセット(完全版)】


【コミックス(完全版)】

ラベル:岩明均
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い【岩明均】

【岩明 均】 いわあき ひとし

寄生獣
ラベル:岩明均
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2010年07月13日

めだかボックス 05巻まで

【めだかボックス】 05巻まで  /暁月 あきら(原作/西尾維新)

箱庭学園の新生徒会長には一年13組の黒神めだかが、支持率98%で承認される。彼女は、全国模試では上位をキープ、スポーツではあらゆる記録を塗り替え、他にもその才能で賞を取りまくる、極めつけは世界経済を担う家のお嬢様という天下無敵の美少女。
幼馴染みで2歳の頃から腐れ縁人吉善吉(ひとよしぜんきち)はいつものように否応なしに巻き込まれていく。
彼女は公約通り「目安箱」(通称めだかボックス)を設ける。学園に通う生徒の悩みを無休で一手に引き受けるというのだ。「上から目線性善説」を引っさげて、不知火半袖(しらぬいはんそで)らの協力を得ながら今日もめだかは邁進する。
めだかを好きな元柔道部の阿久根高貴(こうき)も生徒会に入ってくる。

週刊少年ジャンプ。
構造は涼宮ハルヒと同じ。女王系の気の強い容姿も能力もパーフェクトな少女がメインで、彼女は自覚してないがかなりお気に入りの男子を巻き込み、事件に向かう学園ストーリー。

こういうヒロイン、男子は好きなんですかね? うざくないのだろうか? ハルヒの人気は、みくると長門の存在が大きいのだし。
善吉はぜんぜんヘタレじゃなかった。
めだかをツンデレとあるが、別にツンじゃない。普通に口に出しているし、その感情に矛盾はない。女王気質とツンは違う。

絵はポップで読みやすい。
不知火半袖(しらぬいはんそで)ってすごい名前。
制服は派手。天野こずえっぽい。
ギャグが笑えないのが辛い。原作の問題?
                         2009/10/29

《こんなふうにおススメ》
まだまだこれから。まだ序章。
                         2009/10/30UP

2巻/
めだか、絵のモデルを頼まれるが。芸術の難しさとは。
予算総取り部活動対抗水泳大会。喜界島もがな、会計に任命される。
風紀委員の鬼瀬針音(おにがせはりがね)とめだか対決。飛び級のモンスターチャイルド、風紀委員長の雲仙冥利登場。

きっとこの作品とは相性が悪いんだと思う。ツッコミどころ満載だけどその気力も起こらない。読んだことのあるような話ばかりで面白くない。
これ、文章だったら面白いのかも。いくら売れっ子作家とはいえ、漫画としての効果イメージがなければ面白くないもんなんだな。目からウロコ。原作者がネームまで書く意味がやっとわかった。ともかくこの作品は読むの挫折しそう。
                         2010/1/25、1/27UP

3巻/
風紀委員会が生徒会執行部に戦争を仕掛けるが。めだかの考え方にキレる雲仙。めだかVS雲仙。
不知火理事長のフラスコ計画。それは「天才がなぜ天才なのかを解明し、人為的に天才をつくる」計画で、天才(アブノーマル)を安価に生産するという教育者のエゴのために作られたのがこの箱庭学園だった。それが13組の中の選ばれた13人(サーティン・パーティー)がモルモットの秘密。
13組を狙う冥利の姉の冥加(みょうが)、めだかに挑む。
都城王土(みやこのじょうおうど)と行橋未造(ゆくはしみぞう)。
めだかは自分を鍛え直すために兄の真黒に会いに行く。

ここからストーリー巻き返しなのかな。バトルものになってきた。ここらへんはジャンプっぽい。リボーンのようになるのかな?
そうか、これは可愛らしいめだかちゃんを愛でる作品ではなくて、超人のめだかの強さを距離を置いて眺めるものだったんだ。感情移入を試みた自分が悪かった。
                         2010/2/12、2/15UP

4〜5巻/
フラスコ計画を知るために、箱庭学園旧校舎管理人のシスコンでめだかの兄の真黒に会いに行く。真黒はマネージメントの天才。都城王土の思惑。それぞれが計画に参加する理由。善吉とめだかは時計台地下の研究施設に向かう。阿久根と喜界島も合流。戦闘科学担当3年の高千穂仕種(しぐさ)vsめだか。指名手配中の殺人犯宗像形vs善吉。フラスコ計画統括名瀬夭歌(なぜようか)と改造人間古賀いたみvs阿久根。もう一人の妹、黒神くじら。記憶制御薬を打たれ、異常と記憶(志)を引かれためだか。

天才になれる薬があったら私なら飲んじゃうな。天才と凡人について繰り返し語られるが、頷くところも多い。自らダメって、決めちゃダメだよね。
ここで語られる友情には痒くなってくるけど。
RPGバトルでジャンプっぽい作品になってきたなー。
                         2010/7/11


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2010年07月12日

恋花温泉 (完) 全09巻

【恋花温泉】 (完) 全09巻  /川津 健二朗

カップル限定の温泉旅館、恋花温泉。破天荒な姉御肌の長女楓花(ふうか)23歳、しっとりお淑やかで優しい次女野乃花(ののか)19歳、ドジっ子ながら数字に強い三女の萌花(もえか)15歳、この美人三姉妹が切り盛りする。
秋山和裕は旅行直前に彼女に振られ、傷心のまま泊まりにやってくる。しかしこの恋花温泉は「カップルなら楽しめる過剰なサービス」が売りなのだ。秋山は野乃花に恋をしてしまい、バイトとして恋花温泉で働き出す。
ふたりの恋と、姉妹に宿泊客、そして従姉妹が絡んだお色気ラブストーリー。
1巻短編「Cheer!」

ヤングアニマル増刊「嵐」。いい加減に掲載誌でその作品の傾向を理解しようよと自分に言いたい。
目の前にある積読本の中から癒されようと手にした作品。和みの温泉だけど、エッチ系でした。ひたすらエロいので確認してみた。成人系ではないらしいのだが、有害図書として多数自治体からイエローカードが出ている雑誌らしい。そうだったんだ。読み出してしまってノックに入れないのは悔しいので読んだが、これからほんとに考えて手にしよう。
でもな、「御石神落とし」もこの雑誌。あれが面白かったのは、民俗学的風俗だったから。

主人公はういういだけど、エッチシーン多めは青年誌のデフォルトかも。秋山と野乃花でカップルは成立なのだけど、他の姉妹、そして居候女子なども絡みだし、ハーレム状態。男性の願望そのままの漫画と言ったら、怒られるのかな?

口元の描き方がエロくて上手いので、そこは感動しました。
でも…こんな温泉、やだな。
完全に男性目線の作品。最近は性別関係ないモノが多いのだが、読むのしんどかった。
                         2009/11/22、11/28UP

《こんなふうにおススメ》
内容よりもエッチを楽しみたい方に。

9〜10巻/
完結。新成人を無料招待。柊平と瑠梨香も成人。萌花の幼馴染み、酒屋の銀太が家を継ぎ、恋花温泉の担当に。秋山と野乃花が結婚。秋山は婿になる。

話の内容がどうの、ではないよな。エロいのがお好きな方に。
銀太の「恋花温泉はエロすぎるよ」同感。
                         2010/7/11


ラベル:川津健二朗
posted by zakuro at 20:13| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月11日

日本人の知らない日本語 02巻まで

【日本人の知らない日本語】 02巻まで  /蛇蔵(原案/海野凪子)

日本語学校に語学習得にくる各国の外国人就学生に教える日本語教師のなぎこ。その日々のやり取りをまとめた、抱腹絶倒な数々のエピソード。
日本人から見ても難解な質問、知らなかったトリビアなどとっても勉強になる一冊。日本語の由来だけじゃなく、歴史や文化、様々を網羅。なぎこ先生に脱帽。

HP、コミックエッセイ劇場にて少し読めます。yorimo(読売新聞のサイト)に連載。メディアファクトリー。
ただ今ドラマも放映中。

「絶対に面白くて笑えるから読んでみて!」と勧められた作品。珍しく「絶対」に裏切られなかった。
amazonのレビューの凄さにも、この人気度は伺える。笑ったなー。大爆笑だった。

蛇蔵さんの絶妙な解釈も素晴らしいんだよね。
なぎこ先生には頭が下がる。「そんなん日本人でも知らねーよ」みたいなことも、しっかり調べて生徒たちに教える。噛み砕いてわかりやすく論理的。まったく畏れ入る。

そしてとにかく外国人の皆さんの勉強熱心さと、質問のレベル高すぎ。感心しきり。
NY生まれで育ちの甥は「日本語難しい〜」とよく嘆くが、これを読むとほんとにそう思う。
その間違いに大笑いしながらも「まったく、もっともだよね〜」と日本語の妙に驚くのだ。
よくこんな難しい言語が、たった一国にのみ話されている言葉が生き残っていると思う。
各国の生徒たちも個性的で知性高く、人間的にも魅力に溢れる。こんなに豊かな人たちが、日本語に興味をもってくれているなんて、なんとありがたいことなのか。
日本人なら読むべき。いっそ教科書の補助教材にした方が良い。留学生より日本人の日常会話が嘆かわしいと悲嘆されるのは、大いに頷けるところ。

サマーウォーズ」観ても思ったが、花札深いっ!
ひらがなの数には驚いた。
平安時代のギャル語の定着にも唸った。

作中で勧められていた「新しい国語表記ハンドブック」買います。
文化庁の「敬語の指針」も。
参考文献、読み尽くしたい。

続き、楽しみにしています。
                         2010/7/10

《こんなふうにおススメ》
日本人は必ず読むべき。



【作中オススメ】
新しい国語表記ハンドブック

ラベル:蛇蔵 海野凪子
posted by zakuro at 18:00| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

へ【蛇蔵】

【蛇蔵】 へびぞう

日本人の知らない日本語
ラベル:蛇蔵
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2010年07月10日

みなみけ 07巻まで

【みなみけ】 07巻まで  /桜場 コハル

しっかりもので高校生の長女の南春香(ハルカ)、お騒がせのつっこまれキャラ次女で中学生の夏奈(カナ)、三女で小学生のクールで現実主義者の千秋(チアキ)。
南家の三姉妹の日常を描くショートショート。

ヤングマガジン。アニメにもなってヒット。
「みなみけ」は南家。
「らき☆すた」の家庭版みたいな感じ。ハルカが蘊蓄のないみゆき。カナの行動はかがみだけど、性格はつかさ。ツインテールだし。関係ないか。チアキは萌えのないこなた。

「隠の王」の壬晴みたいに目が据わっているチアキかわいい。

三姉妹といえば「キャッツアイ」だけど、一番下は甘えっ子という図式がここでは成立してないのが小気味良い。

この作品の見どころは、彼女たちの表情。そして、ちょっとした“間”。独特な会話。
よつばと!」のよつばを眺めているような幸せ感がいっぱいになる。
女の子の無防備さがよく描かれていて、そこも秀逸。作家さん、娘さんがいらっしゃるのかな。

なんでチアキがやたらにプッシュされているのかと思ったら、この作家さん、小学生を題材にした漫画でデビュー。なるほど。
もちろん、カナもハルカもそれなりに大事にはされているんですけど。

カナってほんとに不思議ちゃん。
藤岡、頑張れ。

3巻まで読んで感じたのは、これは、まとめて読むものではないっ! 連載をまったり追ったり、単行本が出るたびに三姉妹の可愛さをニラニラしながら読むのがベスト。
まとめて初見は、ちょっとイラっとくる。不条理ワールドに疲れるから、だろうか?
もったいないので、4〜5巻は後回しにして感想をUP。
                         2009/5/12

《こんなふうにおススメ》
まったり系漫画。三姉妹が可愛いです。
                         2009/6/04UP

4〜6巻/
5巻の読み切りは「好きって言え」
小学生のミホ、ユキ。ミホにユキは、卒業する先輩に告白することを急き立てる。

台詞の言い回しが上手いんだよね、ツボに入りすぎる。
びみょーなオンナゴコロがいいんだよな。

まとめ読みはしないで、ベッド脇やソファーに常設して、眺め読みするのに最適。

チアキが好きすぎて、チアキしかみえなくなる自分がキモい。
この三姉妹が娘だったら(妹と見栄を張る勇気はすでにない)人生楽しいだろうなー。

線はキレイで好きな絵。それにしても背景のない作品ですね。

ネイルした足指がみょーに色っぽかった。
藤岡にだっこされているチアキはツボ過ぎる。
                         2009/8/25、9/04UP

7巻/
こたつの誘惑。軟弱とは。計画に絶対なんてないから。夏休みに海。バーベキューに居酒屋豪遊。

会話の妙は見習いたい。それに要はボケとツッコミ。この虚脱感、良い感じ。
                         2010/7/09


ラベル:桜場コハル
posted by zakuro at 00:25| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

はいからさんが通る (完) 全08巻

【はいからさんが通る】 (完) 全08巻(7巻 + 番外編)  /大和 和紀

大正7年。花村紅緒、男やもめで帝国陸軍少佐の父に育てられたお転婆なじゃじゃ馬娘、怖いもの知らずの無鉄砲、でも恋を夢見るお年頃の17歳。未来の歌舞伎女形の隣人の幼馴染み、藤枝蘭丸にも子どもっぽい無邪気さと微笑ましがられる始末。
女学校に慣れない自転車で登校中、こけて帝国陸軍少尉、伊集院忍に笑われる。ひっぱたいて呆れられ、心中悪態をついた紅緒だったが。その日、父の部下として来宅したその人、ハンサムで将来を期待される好青年伊集院忍こそ、先々代から約束の紅緒の許婚だったのだ。自分の運命は己が切り開く、そう息巻いている紅緒がそれを良しとするわけはない。しかしまだ封建的な時代。しかもクラスメイトで親友の、華族のお嬢様北小路環の想い人でもあったのだ。
戦争に大地震、刻々と変わる波乱な時代の中、紅緒の生き様と、恋を描く。

7巻に番外編の「はいからさんがこけた」学生時代の紅緒のパラレル。
「鷺草物語」鬼島森吾を追って満州に向かった環。鬼島の生い立ち。

番外編の巻(新版では8巻)は、蘭丸の恋。冬星、出張先のパリで紅緒そっくりの少年ベールを助ける。
「杏奈と祭りばやし」戦争に行って戻ってきて知恵遅れのようになってしまったドラこと山崎虎吉。施設送りの小さな女の子を杏奈と名付け育てる。

週刊少女フレンド。名作。子どもの頃に読んだ作品。

やんちゃな女の子が好き勝手に生きながらも、王子様と幸せになる物語。
女の子も自由に自分らしく生きて良いと語りかけた最初の頃の作品かもしれない。
紅緒の明るさ、素直さ、率直さがこの時代の新しい風と相成って、周囲に受け入れられ時代を変えていく。

1巻の奥付、初版が1975年だった。作者の20代前半の作品。
35年も前のなのに、ちっとも古くない、すごい。子どもの頃はよくわからなかったけど、ほんとに良く出来ているなぁ。
下らない子どもが好きそうなギャグをところどころ入れるのは当時のやり方だけど、作品を重く暗くしないために今でも王道としてやっているものは多くある。
小学生の頃に友だちから借りて夢中になって、紅緒と同じ編み上げブーツが欲しくて仕方なかったのを想い出した。懐かしい〜!

ウーマンリブの先駆け、ハイカラと呼ばれる女生徒たちは青鞜を読み耽る。母たる学びを教育する女教師に「バチあたりな思想かぶれ」と叱られるのはさもありなん。
読み方は年齢とともに変わる。たびたび紅緒の酒乱ぶりが描かれるけど、作家さんが酒豪なのだろうな。まだこの作品が描かれた時代は外でお酒を飲む女性は珍しかった。
それこそ思想的に革新を気取る女子がそんな振る舞いをしていた安保時代の後のこと。正社員にはなれない女性が、少しずつ自己主張を始めた時代。

紅緒のはちゃめちゃっぷりは子どもの頃は楽しくて爽快だったんだけど、今はやり過ぎ感が気になって感情移入が出来ない。自分で責任取れない暴れ方だからなんだよね。
ここはすっかり大人というか、親目線。歳取ったなと思う。

全体によくよく練られた、行き当たりばったりではないお話作り。心情の変化を絶妙にストーリーに絡めて無理がない。大御所の力量、さすがだ。
欲をいえば、時代の説明だけでなくリアルな人物が登場しても良かった気がする。例えば伊藤野枝とか尾竹紅吉とか。時代設定として語られる背景に命が宿ると感じた。

紅緒のお父さん、サリーちゃんの父に似てる。
蘭丸は女装男子、しかもメイド服が可愛すぎる。男の娘のハシリだったんだね〜。良い猿回し的存在。描きやすかっただろうな。

少女漫画の王道という感じ。
女の子が運命と定められた相手に反発、でも結局は彼しかいない……王道だよねー。後年の多くの作品に影響を与えたと思う。
今は同じ話をもっと心情掘り下げて読みたい気分。もちろんこのままでも面白い。

新版表記は8巻まで。旧版は7巻と番外編。
だらだら巻が続く最近の作品について、考えさせられた。
                         2010/7/08

《こんなふうにおススメ》
今でも少女漫画を代表する作品。

【コミックセット(文庫版)】


【コミックス】


【コミックス(文庫版)】

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2010年07月08日

あまつき 11巻まで

【あまつき】 11巻まで  /高山 しのぶ

※ 登場人物は日本古来の色の名前が多い。ちょっと名前に色づけしてみた。

自分の人生に現実感を持てない六合鴇時(ろくごう ときどき)は高校生。
日本史の試験が赤点だったため、補習授業で「大江戸幕末巡回展」に行くことになる。そこで妖に出会い、“落ちた”先が江戸の様子をした異世界「雨夜之月(あまつき)」だった。
同じく巡回展に来ていた同級生の篠ノ女紺(しののめ こん)は、すでにその時より二年も前にそこに落ちていた。二人が雨夜之月に来るきっかけになった夜行と鵺(ぬえ)を追ううちに。
鴇と紺は、犬神憑きの朽葉らとともに、元の世界に戻る道を探す。

初コミックス作品。
なかなか読み進められなかった。3ヶ月かかった。考え込んでしまう。
よく研究されている。ちゃんと読むとよく描けている。面白い。しかしページの中に情報量が多すぎる。すらすらと進まない。
カラーがめちゃくちゃキレイ。油絵を彷彿させる表現も。美しい。麻文様の描写が多い。

天網とはアカシックレコードのこと。アセンションの話でもある。白紙の者である鴇が、つまりハッカーであるということ。新しい世界への書き換えが始まっている。多くが同じ情報を得ているのかも。するとこの作家は意図してこれを描くにあったということか。
ルソーの言葉。beが先でdoが再び生きるということ。“それ”を見つけるには、今はdoから始めるのが早いというのは皮肉なもの。beはもともと“あるがまま”だったことがわかる。自分の“あるがまま”。それは個性でもある。

1巻に出てくる紺のシジミ飯はとにかく美味しそう。この作家も食べることが好きなんだな。そういう人は信じられる。身体感覚を大事にしているから。
                         2008/6/26

5巻〜6巻/
5巻は過去篇。銀朱(梵天)、真朱白緑らの因縁。6巻は鴇の過去、彼岸とあまつきが絡みだす。
天網あたりからもしかして、と思ったが、実はまだこの話、本筋は何も語られていないのではないか? 第一章第一幕。幕くらいは開いていて欲しい……そんな感じ。
登場人物と話の風呂敷、広げるだけ広げて、回収できるのか心配になる。今の段階でシンプルに話を終えても、20巻のペース。少なくともそこまではいくに違いない。
アクションネタも絵もうまい。でも、話の大きさに比べて、もっと見せ方はあると感じる。そこのバランスの悪さはある。毎回、ネーム切るの大変だろうな。
                         2008/7/20

《こんなふうにおススメ》
異世界モノ好きな方には。漫画慣れしている人の方が良いのかも。

UP追記>
この作家さん、かなり研究しまくっている。感心、感動しました。歴史、文学、オカルト、伝承、民俗……。好きなんだろうな。
それをライトな表現で描く、その手腕はかなり……。唸ります。

ネタバレにならないと思いますが、「天網(てんもう)」ってキーワードが出てくる。もともとは老子だけど、日本では空海が使って知られている。西洋でいうアカシックレコードのこと。シュタイナー的神秘学でも展開されていた。「神が描いた設計図」ってことで、映画の「マトリックス」の世界観もこれですね。
いろんな説明の仕方があるんですが、あまつきでの説明が、華厳経の世界観に酷似して描かれてて、すげーなー、そこまでプロットを作り上げてるのかな? って思いました。
華厳経っていうと、まず浮かぶのが奈良の東大寺の大仏様で、あの天然パーマ的頭にその秘密が隠されてたりする。仏教的には。そんなことつらつら考えてきたら、5巻の天から伸びてきた手がまさに大仏な表現で、また感じ入っちゃいました。

そんな描写が随所に出てきて、面白かったんですけど。そのたびに考えちゃう。手が止まってしまう。
こういう漫画って面白いけど、けっこうきついすよねー。

だけど、アニメはそこまでやりきれてなくてイマイチでした。2話で挫折した。残念。
いつかちゃんと観よう。
                         2008/8/04UP

UP追記2>
「あまつき絵巻 金華糖」(イラスト集)見ました。美しいですねー。かなり感動。透明感があるアクリルっぽいのや、油絵調のも素晴らしい。
この作家さん、平面構成からしっかり学んでらしたんだろうな、と思わせます。色彩感覚、素晴らしいです。デジタル絵を描かれる人でも、しっかりと基礎の平面構成されてきた方って色の使い方、違いますよね。どうなんでしょう、そこ伺いたいです。
空色と紅の配色が多い。その組み合わせ、お好きなんでしょうね。
                         2008/8/05UP

7巻〜8巻/
7巻は、紺が鴇時のことを全て忘れているのに、ショックを受ける鴇時。銀朱が天帝に挑み、負けたのだ。梵天が鴇時に「天帝が世界をリセットした」と話す。しかし、白紙である鴇時には影響を与えられないのだ、と。
千歳(せんさい)コーポレーションの核心に迫り出す(はした)ら。千歳プロトコルを作ったのが千歳緑で、現在は行方知れず。
白沢(はくたく)である鴇は、どこにも属さない孤独を感じるが、記憶の残る鶴梅に再会し。

8巻、銀朱が白緑の呪いをかけられた記憶を鴇が垣間みる。
蘇枋の死を半たちが追う。

正直、だいぶついていけてない。初見だけでこれを理解するのは無理。まんま和製の「マトリックス」だからだ。だったら、何度でも読み直せってことなんですけどね。連載を追っていたけど、それも挫折。

加えて、高山しのぶの構成は、読みにくいのだ。テンポが掴めないし、文字も絵もごちゃついている。テーマもストーリーも面白いのにそれが難。これは他の作品にも言えること。
でもあまつきは、巻が進むにつれてだいぶ読みやすくはなってきている。

これだけの情報を描くのは、先に小説化の方が良かったのではないだろうか?
漫画にも弱点ってあるんだなー。

いろいろ言ってはいますが、読み出すと面白いんだよねー(いったいどっちなんだ)。
応援しています。好きな系統なんですよ。

7巻、面白かった。
いろいろ言いながらも、鳥肌が立ったところ……。人の記憶(想い出)がすべてを凌駕するという設定。すごい。存在とは、記憶そのものだからだ。

今更だけど、登場人物は日本古来の色の名前が多い。ちょっと名前に色づけしてみた。
他にも露草空五倍子(うつぶし)、煤竹黒鳶紅鳶藍鼠萱草(かんぞう)、白藍青鈍なども……。
千歳緑に至っては、そのまま「ちとせみどり」という色がある(ここでの名前は、せんさいみどり)。これらも伏線になっている。

後悔していることといえば、これを少女系に分類したこと。ゼロサム、難しい。
                         2009/4/03、/4/04UP

9巻/
千歳グループの陰謀をかつて紺も調べていた。
鴇は死んでしまった銀朱に会い、銀朱の想いを聞く。牢を破って緋褪と会う。
陰陽寮がなぜ出来たのか。

やっとだ、やっと「大江戸幕末巡回展」に戻ってきたよ。これから核心に入るんだなー。なんか感激。

もしかして、主役は鴇ではなく、銀朱なのか?

佐々木弟の男前度に泣きそうになった。昔の覚悟の仕方って……なまじ、人生に選択肢がない分、迷いがない。

呪を解くのが、十種神宝祓詞だった。

絵はだいぶ見やすくなった。読みやすくもなってきた。
でも、相変わらず内容は難しい。一度読みじゃよくわからない。面白いんだけど。
ノックが終了したら、読み直したいトップな作品。
                         2009/4/30、UPも。

10巻/
緋褪が語る過去。それぞれの事情。
神社の結界が壊れ夜行が攻めてくる。狙いは鴇時。紺と朽葉と再会。

読みにくさの原因はネームのタイミング。ギャグの入り方や、話のテンポを中断させるコマ運び。ゼロサムにはそれが割と多いから、編集者さんの責任も大きい。それでもだいぶ読みやすくなった。
話はやっぱり面白い。理想はラスト巻出た後の一気読み。
                         2009/10/11、10/19UP

11巻/
鴇時、紺と朽葉は鵺に対峙。第14代将軍徳川家茂。銀朱の“身体”のみ。そして朽葉は捕らわれて、鴇時は大怪我をする。梵天目覚める。

あー。最初から読み直したい。伏線が張り巡らされ過ぎて、現代編が入るともうよくわからない。小説ならまだしも、読者はそんなに暇じゃない。何度も読めと言われても。漫画としてのエンタテイメントってあるんだなと気づく。次巻から後半戦とのこと。
                         2010/7/07、7/08UP


ラベル:高山しのぶ
posted by zakuro at 01:21| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

し【清水玲子】

【清水 玲子】 しみず れいこ

秘密 -トップ・シークレット-
ラベル:清水玲子
posted by zakuro at 02:26| Comment(0) | 作家別【さ行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 03巻まで

【お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 】 03巻まで  /草野 紅壱

エロ本、エロDVDコレクションをこっそり隠し持つイマドキ男子の高梨修輔、高校二年生。年子の可愛く無防備な妹の奈緒に、ついつい欲情してしまう情けない兄。
しかし修輔は気づいてなかったが、奈緒はそんな変態兄を自分に欲情させたい願望を持ち、それを行動に移し、兄の観察日記を書くとんでもないブラコン娘だったのだ。

ラブコメ。WEBコミックハイ! 双葉社のウェブコミック。ウェブコミックはこれからますますシェアを伸ばしていくんでしょうね。
話題になってたけど積んでいた。なんとなく予想の範囲内な気がしたからだ。
なんと予測通り過ぎて、もはや清々しかった。しかもそれなりに笑えて面白かった。

今の時代の、妹萌えなる記号がなければ、近親相姦的変態漫画。
妹萌えには、願望ダダ流れの福音のような作品。そうでない人には、必死過ぎなのがかなり笑える作品になっている。

構成は、エロゲー(やったことないんだけど)。主役の修輔のキャラは薄く、奈緒や女の子中心。
奈緒の秘密がベタベタなのは、設定の理性なのかも。

奈緒の「妹モノ以外は処分してしまおう」のエロ対策に笑った。
奈緒のツンデレ芝居と、妄想にも爆笑できる。

にしても、長いタイトル! そしてタイトルのヒキの勝利。
                         2009/10/24、UPも。

《こんなふうにおススメ》
想像より面白かったです。

2巻/
ストーカー少女な土浦彩葉(いろは)が越してきてから修輔の様子がおかしく、気になる奈緒。そして尾行。そして修輔はエロDVD探検隊に戻る。

彩葉うざいのは私だけ? パンチラ無駄すぎる。
最初の設定に面白く感じたんだろうな、2巻はそんなでも……。奈緒の萌えツボがよくわからんが、後半は笑った。パソのエッチフォルダに「宗教関連」と名付けていた友を思いだした。
                         2010/4/10、4/17UP

3巻/
修輔、おねだりされてプールへ。彩葉の策略。
夜更けにエロ本を買いに出て、人にぶつかり本が入れ替わってしまう。その中味はBL本だった。クラス委員で腐女子の近藤繭佳の奴隷になる修輔。

修輔はM。
なんか面白くなくなったなー。もうちょっと絵がエロかったら良いのに。
                         2010/6/30


ラベル:草野紅壱
posted by zakuro at 22:58| Comment(2) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月03日

ゴールデン・デイズ (完) 全08巻

【ゴールデン・デイズ】 (完) 全08巻  /高尾 滋

高校一年の相馬光也。幼少時に誘拐されて以来、母親が異常な過保護になる。そのために祖父(実際には曾祖父にあたる)の慶光(よしみつ)が買い与えてくれ、プロにまでなりたかったヴァイオリンさえ封印せねばならなかった。
お祖父ちゃん子の光也は、祖父の後悔を聞く。その晩、危篤に陥った祖父のためにヴァイオリンを手にした時、地震で大正時代にタイムスリップ……相馬子爵家長男の慶光として迎えられてしまう。
慶光は3歳で両親と死に別れ、両親の親友である春日家で育つ。そこには一緒に育った春日仁がいた。祖父のやり残したこと、抱えていた秘密とは?

花とゆめ。とにかく人気で話題としてよく出てくる作品。多くの人に勧められた。
BLの匂いとかいろいろと聞いたけど、そんなことは飛ばして面白すぎる。
こんなことを言ってはなんだが、久しぶりにちゃんと少女漫画を読んだ感覚になった。上手いなぁ。

絵も構成も力量を感じる。軽い気持ちで読み出してはまる。
内容はしっかりしていて、しかもディープ。よく少女誌で描けたなぁ。編集にも感心。

謎解きにもすい込まれる。
読後に気になるところも実はある。意図的に描かれていないんだと思う。
祖父はいつから並行の記憶を持ち得たのか。大正時代の慶光は光也の存在をどう考えていたのか。その時、彼は何をしていたのか……等々。
ファンにはずいぶんと考察されたんだろうな。連載読みじゃなくてほんとありがたい。
一気に読めなかったら悶え死ぬ。
しかも8巻の中に絶妙にまとまっていて、秀作。今、読むことができて良かった、幸せ。

まさに、生きていくことは神からの挑戦に感じていた近頃。

大正時代のあれこれはとても楽しい。こんなにも今に残っていないのか寂しい。大震災と戦火のもたらした傷は大きいなぁ。

慶と光也で慶光なんだな。
同性で肉体関係のある間柄を念友というのか。

最後は爆泣きした。人はひとりで生きられない。誰かと繋がっている。
そしていつだって一期一会なのだ。
男性にもオススメしたい。
                         2010/7/01

《こんなふうにおススメ》
読み応えあります。面白いから読んで、という陳腐な言葉で勧めたい。

【コミックセット】


【コミックス】

ラベル:高尾滋
posted by zakuro at 03:29| Comment(2) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

た【高尾滋】

【高尾 滋】 たかお しげる

ゴールデン・デイズ
ラベル:高尾滋
posted by zakuro at 03:20| Comment(0) | 作家別【た行】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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