2010年07月03日

ゴールデン・デイズ (完) 全08巻

【ゴールデン・デイズ】 (完) 全08巻  /高尾 滋

高校一年の相馬光也。幼少時に誘拐されて以来、母親が異常な過保護になる。そのために祖父(実際には曾祖父にあたる)の慶光(よしみつ)が買い与えてくれ、プロにまでなりたかったヴァイオリンさえ封印せねばならなかった。
お祖父ちゃん子の光也は、祖父の後悔を聞く。その晩、危篤に陥った祖父のためにヴァイオリンを手にした時、地震で大正時代にタイムスリップ……相馬子爵家長男の慶光として迎えられてしまう。
慶光は3歳で両親と死に別れ、両親の親友である春日家で育つ。そこには一緒に育った春日仁がいた。祖父のやり残したこと、抱えていた秘密とは?

花とゆめ。とにかく人気で話題としてよく出てくる作品。多くの人に勧められた。
BLの匂いとかいろいろと聞いたけど、そんなことは飛ばして面白すぎる。
こんなことを言ってはなんだが、久しぶりにちゃんと少女漫画を読んだ感覚になった。上手いなぁ。

絵も構成も力量を感じる。軽い気持ちで読み出してはまる。
内容はしっかりしていて、しかもディープ。よく少女誌で描けたなぁ。編集にも感心。

謎解きにもすい込まれる。
読後に気になるところも実はある。意図的に描かれていないんだと思う。
祖父はいつから並行の記憶を持ち得たのか。大正時代の慶光は光也の存在をどう考えていたのか。その時、彼は何をしていたのか……等々。
ファンにはずいぶんと考察されたんだろうな。連載読みじゃなくてほんとありがたい。
一気に読めなかったら悶え死ぬ。
しかも8巻の中に絶妙にまとまっていて、秀作。今、読むことができて良かった、幸せ。

まさに、生きていくことは神からの挑戦に感じていた近頃。

大正時代のあれこれはとても楽しい。こんなにも今に残っていないのか寂しい。大震災と戦火のもたらした傷は大きいなぁ。

慶と光也で慶光なんだな。
同性で肉体関係のある間柄を念友というのか。

最後は爆泣きした。人はひとりで生きられない。誰かと繋がっている。
そしていつだって一期一会なのだ。
男性にもオススメしたい。
                         2010/7/01

《こんなふうにおススメ》
読み応えあります。面白いから読んで、という陳腐な言葉で勧めたい。

【コミックセット】


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ラベル:高尾滋
posted by zakuro at 03:29| Comment(2) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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