2011年02月28日

あんどーなつ 江戸和菓子職人物語 13巻まで

【あんどーなつ 江戸和菓子職人物語】 13巻まで  /テリー 山本(原作/西ゆうじ)

江戸から250年続いた老舗の和菓子屋満月堂。和菓子の衰退、そして若旦那が亡くなって存続の危機に立たされる。
職人梅吉と竹蔵のふたりは縁のある洋菓子屋を訪ねるが、職人を紹介しては貰えなかった。その洋菓子屋の新卒募集に面接に来た安藤奈津とぶつかり、帰りの公園で再会する。浅草に誘って就職祈願をし、そこで奈津がパティシエを目指していることを知る。なんとか口説いて、アルバイトとして満月堂に迎えるが。奈津のケーキへの想いは亡き父の笑顔だった。
満月堂のあんこは、甘くて懐かしくてあったかい味がする。それに同じ心を感じた奈津は、厳しくも温かい職人と女将に囲まれて、和菓子職人を目指していく。

ビックコミックス。
読み易くてほっとする。バトルややたらと頭を使うモノばかり読み続けていると、こういうほっとして義理人情で進む作品が心に沁みるのだ。

奈津の和菓子への出会いや、あしながおじさん的会長の登場も、もう一捻り欲しかったが、それはそれで良いかと思わせる。
その後の出来過ぎな魔法展開も、読んでいるうちにこんなお伽話があっても良いじゃないかと嬉しくなるほど。斜めに見るひねくれ読者としては珍しい。

奈津の天然と一生懸命には嫌みがなく、好感度が高い。どんどん奈津が浅草娘になっていくのも小気味よい。
孫娘に夢中になる祖父母たちの可愛らしさが微笑ましい。

そしてなりよりの面白さは職人気質に手が抜かれていないこと。
和菓子の奥深さが伝わってくる。奈津と共に成長できるのだ。

会長の「和」の説明は幸せになった。
知らなかったレシピのあれこれ。嬉しい。とくに古漬けをつかった「かくや」。そうだったのかっ! おろしショウガと醤油か。似たようなのは自分レシピで勝手に作っていたのだが。
落語聴いているような、心の栄養になる優しい物語。
                         2009/12/07、12/08UP

《こんなふうにおススメ》
ほっとする一杯のお茶と小さなお菓子のようなお話。

9〜10巻/
奈津と家元の旅は続く。若狭、小浜編。家元継承40周年茶事に満月堂が参戦。竹蔵見合い。

新刊にまだ追いつけていない。
一度っきりの使い切りの箸が日本人の美徳だったなんて…。環境と文化・伝統の狭間。ここにも。
若狭に小浜、行きたい。
ちょっとした所作の描き方が、それぞれの登場人物を巧みに表していて脱帽。読んでいると日本人で良かったと思う。ほのぼのした気持ちになる。
吉祥草は好きな花なので嬉しかった! 竹さん、頑張れ。
                         2010/5/10、5/15UP

11巻/
源月堂に修行中の竹蔵。大園珠子、おはぎを習う。桃の夜舟、完成。

この作品読んでいると日本のものばかりに目がいく。日本奥深い。楽しい。日本人特有の生きていく姿勢みたいなものを教えてくれる。こういうのを他の国の方に読んでもらいたい。それにしても、古くからのマナーが身についていない自分を実感。
                         2010/7/20、7/21UP

12巻/
三日間の実習生。丸屋GINZAで「一ツ橋流と全国老舗和菓子屋展」。母の足跡を訪ねて。

「お釈迦になる」の意味が面白かった。
ニーズに合わせるって大事だなー。
                         2011/1/17、UPも。

13巻/
奈津、観音小学校の総合学習で和菓子の拵え方を教える。桜饅頭と健太と関取。

かなりこの作品好き。ほっとする。毎巻楽しみにしてる。扉の蘊蓄、心が癒される。
他人のテリトリーに入る時にはマナーがいる。心遣いするのはほんとにそうだよね。
しっかり躾けられた子ども。やっぱり何代かが一緒に暮らすって大事なんだなぁ。
隅田川関、はらはらした。
                         2011/2/28、UPも。

【コミックセット】


【コミックス】

posted by zakuro at 03:57| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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