
高校二年の西森葵は親友の渋谷萌と離れるのが嫌で、両親と一緒に引っ越さずアパートに一人暮らし。
学校で有名な「王子様」の久我山柊聖(しゅうせい)に萌が理不尽に振られ、怒った葵は直接談判に行く。悪態ついて帰宅したら……隣に越してきて挨拶に来たのがその柊聖で。
ハプニングで柊聖の部屋が水浸しになり、改修のために葵の部屋に同居することになる。
柊聖の元カノの桜月(さつき)、兄の草樹(そうじゅ)らが絡み、波乱万丈なふたりの同居生活は?
別冊フレンド。フレンドって感じ。
匂わせるようなちょっとエロい表現と、笑わせるコメディ色との微妙な同居。
そして読みやすい。漫画ならではの表現はテンポも良くて感心。うまいなぁ。
話はこの設定だけでどこまでも繋げられるので途中で飽きる。
脇役がわらわら出てきてわけわかめ(死語)な、よくあるぐだぐだ展開に……。3巻から苦痛にさえなってきた。むー。
キャラが弱いんだな。柊聖のカッコ良さの羅列で、葵が描けていないのだ。
なので感情移入ができない。
だんだん葵が気の毒になる。Mっ気多い方には良いかも。
5巻、三条亘が同じアパートに越してきて、芯みたいなものが出来てきて面白くなる。
ただ、なんで「一緒に暮らしているなら、恋人なんだよね?」という台詞が出てこないのかは不思議。あえて言わせないのもわかるけど。
突き詰めるとストーリーに支障あるけど、不自然。
柊聖はクリスマス生まれなんだろうな、いつそのネタ出てくるのかなとか余計なことばかり考えた。
メインキャラは草木の名。
大家さん、かっこいい。
圧力鍋はめちゃ欲しくなった。
いろいろ書いたけど、続きは気になる。
2010/12/27、2011/1/07UP
《こんなふうにおススメ》
Mっ気強い女子に。
6〜8巻/
6巻。柊聖に宣戦布告した三条亘。亘との間を誤解され続けている葵は、どんどん柊聖と距離が出来、とうとう柊聖は出て行く。告白した葵は柊聖に拒絶され。葵は亘に好きと言われるが。
7巻。文化祭。亘の姉たちと会う葵。風邪をひいて倒れた葵に柊聖が駆けつける。亘と星を観に行った葵の決意。
8巻。柊聖の過去。進展。葵父来たる。
キャラ弁可愛い。
「グッドモーニング・コール」シリーズを読んで、この設定は王道と気づく。
すこーし面白くなってきた。S男好きにどうぞ。
2011/12/20、2012/2/05UP
ラベル:渡辺あゆ