龍門 諒&恵 広史
米大統領が暗殺されたテロから一年。主要12か国首脳会談「東京スーパーサミット」が開催される。
藤丸が失踪し行方知れずになって一年経つが、THIRD-iも藤丸を探すことは出来なかった。遙は音弥の家に住まう。
Jと組む藤丸はテロリストの一員として首脳会談を襲う。対するはTHIRD-iと自衛隊精鋭で組まれたCRAUNS(クラウンズ)。
クライマックスのラストシーズン。
週刊少年マガジン。
今更ですが……。あんまり面白いので原作者を調べたら…。かなりびっくりしました。他の知られた原作も多数。そうかー。天才なんじゃないかと思いました。
これは三巻までの感想。
物語綴(ストーリーテラー)が要求する、この世の不公平をなくす。これ自体は世界の民の願いとしてかつてからあったこと。60年代安保だってそれが理由だ。
ずっと私の中にくすぶっている「それで人類は幸せになれるのか」。それは経済第一主義になった現代において、ストーリーテラーのそのやり方はJが言うように「壊滅的に独善的」だ。またこれは独善的な物言いになるけど、平等であることで、思想していく自立としての人間たちの手足をもいでしまうことも否めない。もちろん生きて行く上ですべての人々が安全で健康に守られ暮らしていくことは最重要。
だからこそ、この物語にはそこを曖昧にせず、原作者の想いの範囲で良いので、何かしら答えを提示してほしいと感じる。それも踏まえて夢想してみたいのだ。
内容については変わらず面白みが増す。
響の登場はもう少し勿体付けてほしかったけど。響を振ったら殺されそう……。
人が守れる範囲のモノってどれだけあるんだろう、そんなことも考えた。
個人的にはミハエルがツボ。続きは楽しみ。
2012/2/17、UPも。
《こんなふうにおススメ》
マンガ読みじゃなくてもオススメ。ドラマは存在しなかったことにして、一気読み推奨。
01 BLOODY MONDAY -ブラッディ・マンデイ- Season1
02 BLOODY MONDAY -ブラッディ・マンデイ- Season2 絶望ノ匣
【コミックス】