2008年08月29日

愛を歌うより俺に溺れろ!(完) 全05巻

【愛を歌うより俺に溺れろ!】 全05巻  /新條 まゆ

ラブコメ、もどき。
女子校の宝塚的プリンス桜坂水樹(さくらざか みずき)と、男子校の乙女な姫存在の白石秋羅(あきら)の恋物語。かっこいいのにウブな女の子と、見た目は姫なのに漢な男の子。
水樹が中心となったガールズロックバンド「青き薔薇(ブラウエローゼン)」を通じて、恋が深まる。ボーカルの秋羅が男だということはメンバー以外は知らない。

キャラ的にとても面白い設定なのに、うーん、残念なところが多い。絵は悪くないし、面白いはず…なのに、読みにくい。
物語を進める力なのか。構成力か?
最後までリズムに乗ることなく、キャラに感情移入もできず、残念。

水樹が妙にヘタレなところや、秋羅がただ黒いだけなのも、原因かも。
水樹のヘタレは女の子というより男の子特有のヘタレっぷり。まずここが感情移入しにくい。見た目が男の子っぽくて、実は中味はとっても女の子なら、ここは女の子の性格でないと。
そして、秋羅の水樹への愛情が“理由”にしては、精神的にトラウマがありそうな黒さ。乙女とのギャップにしても、素直に水樹が惚れるタイプと思えない。これだと水樹が頭悪そうにみえてしまう。

でも読後感の印象は強いのが、この作家さんの特徴。それだけでもすごい。

現在、媒体が変わって続編が「月刊Asuka」で『愛俺! 〜男子校の姫と女子校の王子〜』として連載されているらしい。そちらはどうなのでしょうか?
                         2007/11

《こんなふうにおススメ》
少女漫画の今を語る上で、この作家さんの存在は大きいと後で知りました。
過激なセックス表現で、少女漫画そのものの存在理由を揺るがしたり、現在でもその言動は注目される方だとよく聞きます。





ラベル:新條まゆ
posted by zakuro at 10:16| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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