2008年08月30日

神の雫 15巻まで

【神の雫】 15巻まで  /オキモト・シュウ(原作/亜樹直)

フランス料理店に勤めるソムリエーヌの卵、紫野原みやびは、知ったかぶりの客にDRCのワイン「リシュブール」を注ぐが、ぱっとせずに客を怒らせてしまう。そこで同席のビール会社の下っ端営業マンが見事なさばきでデキャンタに移し替え、ワインが花開く。
彼の名は神咲雫(かんざきしずく)。世界的なワイン評論家の神咲豊多香(ゆたか)の息子だった。でも彼は、ワインをまったく飲んだことのない“素人”だったのだ。
ちょうどその頃、神咲豊多香が世を去る。その莫大なワインコレクションと遺産を継ぐには、亡くなる一週間前に養子になった世界的に知られるワイン評論家の遠峰一青(とおみねいっせい)と、12本のワインと“神の雫”を選び出す勝負をしなくてはならない。雫を、みやびやその師匠のソムリエ藤枝らが支えていく。

ワインのことがよくわかる作品。
韓国に駐在の友だちから聞く、この作品が原作のドラマが大ヒットして国レベルでワインブームがすごいこと、最近読む日本の省庁の資料は漫画の代表作としてこの作品が上がっていることで、ずっと気になっていた。
最初はワイン版の『美味しんぼ』かと思っていたけどそうではなかった。

面白い、とてもドラマチックに出来ている作品。
蘊蓄がつきものの題材だけど、何より雫を素人にしたのが面白い(英才教育は受けていて才能たっぷりなんだけど)。
楽しくワインを飲もうとメッセージが入っている。

漫画ってすごいなー。表現を一枚で現せる。この作品は漫画にぴったりだと思った。
いろんなイメージが伝わってきて、香りも音も感じ取れそうな気がする、わくわくしてくる。ワインひとつでここまで感じ取れたら、人生楽しいだろうなぁ。

ホイチョイで知られいたような、「知っているからすごいでしょ」みたいなバブル時のような話ではなく、そこに人がいて更に芸術が感じられた。奥深いセカイだー。

私はここまで何かにのめり込めないかもしれない。漫画だからね、ということではなく、こういう人たちっているんだと思う。すごい。
そして自分がいかにワインを知らなかったかわかる。

個人的には6巻が面白かった。どんなに「天」や「地」に恵まれても、「人」の努力がなければ美味しいワインにはならないということ。ワインを飲むとは、まさに宝石をいただくのと同じことなのかも。
12巻〜13巻は韓国料理、とくにキムチに合わせるワインの話。
14巻から一青の過去にも迫りだしてくる。この巻ではすでに雫も一青も両方を応援してしまっている。どちらも頑張って欲しい。
                         2008/8/29

《こんなふうにおススメ》
ワインの蘊蓄を延々と聞かされるのでは、と思い込んでいたらソン。
ドラマがあって、ほんと面白いです。
これで、ワインの価値が左右されていると聞くと、それはそれで振り回され過ぎだと思うけど……。


posted by zakuro at 00:01| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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