2009年09月13日

アラクレ(完) 全10巻

【アラクレ】  全10巻  /藤原 規代

若村幸千恵(さちえ)は母一人、子一人で育つが、大好きだった母親が死去し天涯孤独の身の上になったと思ったら……迎えにきた実の祖父はヤクザの組長だった。
世話係として幸千恵についた、部屋住みの五十嵐楽十(らくと)は、学校ではひとつ年上の生徒会長の王子様。ラブコメ。

笑わせて楽しませる。気軽に読めてテンポもいい。うまい。少女漫画のツボを押さえている。

難をいえば、ヒーロー役の男の子の正面の顔がかっこ良くないこと。アニメでいうと作画が崩れているとツッコまれそう。顔、長すぎるし、ちょっと不気味です。
女の子、すごくかわいいのにね。これで男の子がかっこよかったら……顔って大事なんですね、はじめてそう思いました。

初恋や好きになる気持ちの切なさも出ていて、好感が持てる。
あとは脇キャラをもっとうまく演出できれば。

タイトルは、たぶん、荒くれ者から?
                         2008/1/27

4〜5巻/
ふたりが、それぞれ自分の気持ちに気づいていく巻でした。メインの話にプラスして、お約束の季節ものと学校内のイベントものが入っている。
何度も言うようだけど、五十嵐楽十の顔はどーにかならんもんか。爬虫類顔に見えて……それで感情移入がいまいち……。そうか! 鼻の下が長過ぎるのか。そういう変なことばかりが気になった。
チョコ雪崩は、私も見たいぞ。
これ、長い連載になりそうですね。10年くらいの。
                         2008/3/3

6巻/
幸千恵の幼馴染みが教師で担任になる話。元ヤクザの料理屋をみなで助ける話。ひろった猫の話など。
相変わらずのテンポの良さ。これがこの作家の持ち味。
恋はなかなか進まない。
                         2008/5/09
                         2008/9/18UP

7巻/
進学をなかなか決めない楽十に学校側は気を揉む。担任の強引な家庭訪問。
幸千恵がもらった遊園地の招待券から、杏真と楽十のバトル。
うっかり、常磐組のお嬢のみどりに絡まれることになった幸千恵。みどりの矛先は楽十に移って、楽十はしばらくみどりの世話係をすることになるが……。

幸千恵の無茶に楽十がツッコむ。その関係はそのまま変わらない。楽十のやきもきする姿を楽しむ漫画なのだ。
あんなに気持ち悪いと思ってた楽十の顔が少し良くなった気がする。
デフォルメコマが増えた。

この作品の魅力は、世話役の楽十が幸千恵のシアワセ中心で動いていること。幸千恵が全てなのだ。
他にもそういう作品ってあるけど、どちらかといえば「僕が幸せにしてやるんだ!」的な。これは、幸千恵が幸せだったら身を引いても良い、幸千恵が中心。その献身ぶりが人気なのだと思う。

幸千恵は一見天然ぽいけど、実はそうじゃないんだよな。かなりわかってる。
でも、肝心なところの幸千恵のモノローグがないところもうまいと思う。
絵も躍動感があって上手い。
                         2008/10/06

《こんなふうにおススメ》
楽しく笑って読める。それって貴重。

8巻/
みどりの家で小間使いさせられる幸千恵。みどりの世話係をさせられている楽十をつい引き止めてしまって、お互いの気持ちが通じあう。虎太郎が頑張る。
表紙も杏真。杏真が出逢った幼女の柚季。末期の祖母に邪険にされているが、その本心は……。
夏休みに入り、組のみなでリゾートに。楽十の誕生日を祝う。そこで楽十の父親が登場。
まだジレジレしているのだが、幸千恵は楽十に気持ちを伝え、それを受けて楽十は父親に立ち向かう勇気を得る。

カーテン縫いながらホットケーキ焼くのに笑った。
気になったのは杏真のおじいちゃんの病院でのシーン。男女は同室には決してなりません。
ウサギ、かわい過ぎ。

良いところで終わってしまった。
前巻よりも続きが気になるのはシリアス展開だからかも。
                         2008/12/20  UPも。

9〜10巻/
9巻。楽十は父と再会。一緒に暮らそうと言われ、悩む。
杏真は幸千恵に告白。杏真は楽十にも宣戦布告。しかし、同時に楽十が大事にしている、幸千恵が幼い時に送った葉書を見つける。
楽十は家を出ることを決意。

10巻。気持ちが通じ合った幸千恵と楽十。楽十は父と暮らしながら京都の大学に通い、自立したら幸千恵を迎えに来るという。
幸千恵の修学旅行。楽十父が倒れ、楽十は京都に。大事なく、楽十は幸千恵を追って、京都でつかの間のデート。幸千恵は、待たないで楽十を追うと宣言。

最後だからと楽しみにして読んだが、やっぱり途中まではもやもや。
幸千恵の、好きだという気持ちさえわかんない天然ぶりにもイラッときたし、楽十父の勝手さも。杏真も良いヤツにまとめたかったのかも、だけどキャラじゃないまとまり方に見えた。
ういういってやつじゃないんだよなー。なんだろ、この気分すっきりこないのは。
ラスト巻で判明。幸千恵の元気いっぱい、漢な前向きキャラがずっと出ていなかったからだ。最後にはそれが出てほっとした。
話は好きなのだ、だからこそ。

安井金比羅宮の縁結びって知らなかった。
組の皆さん、良い人たちだなー。

こんなにじっくり単行本を追って読んだ作品もまだ少ないので、完結まで読めたことにも感動。
楽しかったです。ありがとうございます。(これを読み切って、少女漫画の読了カウント1,000冊突破)
                         2009/9/11


ラベル:藤原規代
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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