2012年03月21日

黒執事 13巻まで

【黒執事】 13巻まで  /枢 やな

19世紀、ロンドン郊外の大屋敷に住む名門貴族のファントムハイヴ家当主、シエル・ファントムハイヴ。彼はたった12歳で、英国一の製菓・玩具メーカーに伸し上がる。
そして有能で万能すぎる執事セバスチャン・ミカエリスがその当主を守っていた。その執事には秘密があって……。

月刊Gファンタジー。
現在、アニメ放映中。面白いらしい。観れていない。
掲載誌がスクウェアだからか、自由度が高い。だからか二次の匂いもして、でもそれはそれで楽しい。最近、こういう傾向増えている?
大手出版社と棲み分けなのかもしれない。

面白い、良く出来ています。
まず絵がうまい。コネタ、楽しい。衣装も凝っている。セバスチャン最強。ストーリー構成から、展開までちゃんと見せてくれる。ちょっとした記号も散りばめられているし、今の流行も押さえている。読者ニーズにもサービス満点。
人気が出るのもわかる。でも、ちゃんと個性がある、良い意味でクセがある。
全体のスケール感をわざと(?)ミニマムにしているのか、“サイズ”もいい。
うーん、なかなか。すみません、勝手なイメージで食わず嫌いしてました、ごめんなさい。かなりな絶賛ぶりですが、今までパターン化したような同じような少女漫画ばかり読んでいたせいで辟易してたこともある?

アニメチックな漫画だと思う。
ただの執事コメディかと思ったけど、ダークなアクションや奇抜なストーリーもあって。
イギリスのことはわからないと後書きにあったが、作者すごい。現代と混合、パラレルな世界だけど、基本は押さえてよく調べてる。こういう探究心、見習いたい。

そーいえば、なんで田中さんだけ日本人なんだろう?? 
セバスチャンが大熊を片手で担ぐ姿に大爆笑した。
                         2008/11/04

UP追記>
あんまり面白かったんで、アニメ第一話観ました。第一話のOP前にすでにセバスチャンのネタバレがあって、ちょっとがっかり。きっと何かあるとは思ったけど、ええっ!?って思えた1巻の終わりが楽しかったから。漫画先行をお勧めします。もちろんアニメも面白い……。

《こんなふうにおススメ》
いやー、今流行の執事系とかで片付けたくはないです。かなり面白かった。ほんとは好みの傾向じゃないんだけど。新刊、読みたい。

                         2008/11/04UP

5巻/
カリー対決。ソーマ王子とその執事アグニを助けるため(?)、表向きは英国王室御用達を得るために、セバスチャンがカリー品評会で戦う。
事件解決のために警察の訪問を受けるファントムハイヴ家。

コメディ漫画としての地位を確立している気がする。
カリー的表現がまるで「神の雫」のようで爆笑した。こういうオチ、すごく好き。うまい。そして味の品評もどこかの料理対決漫画と似ていて、遊び心満載のパクリにやられた。よく勉強もしてるし。
警察が来た時のアグニのうざさはすごすぎた。

ところどころのコマに出てくるシエルのおちゃめな存在感といい……なんて絵と構成の上手い作家さんなんでしょう。
アグニの血の涙、申し訳ないけど笑い転げました。作者さん、ありがとうございます。

映像をずいぶんと研究した人なのかもしれない。コンテの運びが映画チック。そこがまた印象に残る。
カバー表紙を外した時のジョークも毎回楽しみ。
                         2008/12/07UP

6巻/
女王陛下の命を受け、謎のサーカス団が街に訪れた後に消えていく子どもたちの行方を追うシエルとセバスチャン。

虎に丸かじられのセバスに大爆笑した。
ますますテンポも良くなってきて、面白さは変わらず。ツボを押さえている。
今までの弾けっぷりは少し落ち着いているけど、良い意味でこなれてきたように感じる。

それにしてもこの人気、いったいどこまで進むのやら。アニメになり、ゲームになり、そして今度は舞台になるんですってよ、奥様。すごすぎ。でも、目のつけどころはいい。テニミュに追随。

後書きにありましたが、作者の根性あり過ぎ。そのこだわりがこの作品を生んでいるんだろう。原作者会心のDVDのアニメ設定集は是非読みたい。
                         2009/4/01

7巻/
シエルとセバスチャンは、紋章から黒幕を探り当てる。
シエルは持病の喘息が悪化。看病の末に回復、黒幕の元に向かう。そこにはジョーカーがいた。

今までの表紙と方向が変わっていて、ちょっと驚く。
ほんとに魅せる絵の上手い作家さん。見開きの絵にぞくぞくした。
コメディよりシリアスの話の方が好み。

え? ファントム・ハイヴ一家って実はみんな怪しいの? というところで終わるのが、なんとも。次巻がまた楽しみに。

UP追記>
っていうか……連載を追っているんですが、ほんとにダークに……。良いんですかね? 大丈夫なんですかね? いろいろと、社会とか外野とかPTAとか。
まあ、何かと大げさに禁忌が増えちゃってますからね、最近。それに縛られるのもどうか、なんですが、ちょっと心配しちゃいました。
                         2009/6/28、7/05UP

8巻/
ファントム・ハイヴ家を子どもたちが襲撃。ハイヴ家の使用人たちの正体が明かされる。サーカス編終結。
仕立て屋ニナの妄想は読者サービス、と思う。

敵にしたらこれ以上ヤバイのはいないくらいハイヴ家の連中がすごい。怖すぎる。想像してなかった。

ジャンプ系の甘々作品に慣れた脳が痛くなってくる。
何を書いてもネタバレになるので感想が難しいけど、この圧倒的な切なさは人が抱える重みそのもの。今はいろんなコトやモノ、オブラートに包みがちだけど、実は現実の方が厳しいしむごい。それに向き合っているだけでもまだ価値があるんじゃないか。

一番好きな巻だった。
メイリンが美人過ぎてドキマギ。
                         2009/11/29、12/03UP

9〜13巻/
9巻。幽鬼城殺人事件。連続殺人。セバスチャンも殺される。
10巻。殺人事件にジェレミー牧師が乗り出す。
11巻。真相解明。スネークがファントム・ハイヴ家の一員に。豪華客船カンパニア号。暁学会。
12巻。死神ロナルド・ノックス。暁学会の死者たちがゾンビ化。
13巻。エリザベスの活躍。暁学会の黒幕。執事のレコード。セバスチャン、シエルに出会う。

めちゃ面白くなってきた。
ペン先の美しさに癒される。アクションも見応えある。
11巻の時間の巻き戻し表現、面白かった。作家さんの脳内にリズムがあるみたい。

一見、中休みの話だけど、それぞれの日頃は表現しない心情が描かれていて楽しかった。本来は初めの方に描かれるんだろうけど、活躍して後の共感があってこそ。
シリアスとコメディの融合すさまじく。

ミステリー仕立てにしてもセバスチャンがいるとトリックにならない。知っている読者はそれも楽しめる。
それにしてもセバスチャン、働き過ぎ。笑ったー。
タンスに猫は笑った。お約束を外さない。
梟ってなんで絵に描くとこんなにお茶目なんですかね。
エリザベス愛おし。
19世紀のイギリスで伊勢エビが食べられるのかちょっと疑問に思ったのは内緒。
13巻あとがきに驚愕。絵、すっごい上手いのに。天才?
                         2012/3/18、3/21UP

【コミックセット and……】


【コミックス】

タグ:枢やな
posted by zakuro at 00:10| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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