2009年01月29日

NICO SAYS

【NICO SAYS】 全01巻  /小野塚 カホリ

短篇集。
・表題作。
ニコは幼いときからのトラウマを抱えていた。それが兄の月人にバレると嫌われると思い、しかしその心の膿みは日ごと大きくなり、その穴埋めのように実の兄に抱くように強要する。
ニコの壊れていく様を描く。

・「熱帯」 
夏休み、生活指導の教師に強姦された麻衣子。学校に四日間監禁され、快楽を味わいながらも心に空洞ができる。

・「キス」
紗英子は先輩の岡田が好きで、告白する。彼女がいることは知っていたけど、気持ちは抑えられない。
岡田の彼女の珠花子はそれに感づいて、友だちを唆し、紗英子に暴漢を仕掛ける。

・「めかくしおに」
さほとなっちゃんは幼馴染み。好きで仕方ないけど、いろいろ不安で。

狂気と恋心がこの単行本のテーマになっている。
濃い。詰まった感じ。
人が人生を歩む中でバランスを取って生きることって、実はとてもたいへんなことなのではないか? 

ヘタで仕方なかった頃と作者の弁だが、こういうのはきっと本人にしか、または絵描きにしかわかんないんだろう。
美大に通っていると感じるような、スノビッシュなものに憧れる感じがいっぱいに散りばめられている。
                         2008/6/28

《こんなふうにおススメ》
岡崎京子、桜沢エリカの継承、そんなイメージ。
でも、個性はしっかり際立っていて、おススメな作家さん。



ラベル:小野塚カホリ
posted by zakuro at 16:59| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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