2009年05月14日

砂漠の民

【砂漠の民】 全01巻  /秋津 三朗

11世紀頃の中央アジア。
キッタール族という巨大化した遊牧民族が暴れ回っている頃、同じ種族の手負いを助けたソクート人の羊飼い、シッキムと息子のテム。
しかし、助けたクジルを追ってきたキッタール族にシッキムは殺されてしまう。クジルは戦うが、自然の猛威が近づき、砂嵐で追っ手は全滅してしまう。
羊たちのお陰で助かったテムは、クジルと共に旅に出る決意をする。
目指す先はペジテ。

宮崎駿の別名。
風の谷のナウシカの前身となった作品。
『少年少女新聞』に1969年9月12日から1970年3月15日まで26回連載されていた。
これは書籍化されていないんですね。コピーしたものを友人から見せてもらいました。

イラストとともに、文章で綴られているが、宮沢賢治のような深い味わいのある文章。
20回目からは漫画のみになる。

すでに神話だ。
自尊心が強いと相手を見くびり過ぎ、足元を掬われる。そういった教訓が、物語の中にしっとりと潜んでいる。
こういった神話を書ける日本人、今は他に誰がいるのだろうか?

この構想があってこそのナウシカであり、宮崎さんの中に今を彷彿させる宮崎ワールドがすでに構築されていたことに感嘆をおぼえる。
                         2009/5/13

《こんなふうにおススメ》
全然古くない。40年前の作品ですよ?
正しい日本語と表現で感激、中勘助と夏目漱石が読みたくなった。

※ 書籍化されないんですかね?
オタク友、感謝。

ラベル:秋津三朗
posted by zakuro at 23:59| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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