2010年01月16日

とめはねっ! 鈴里高校書道部 06巻まで

【とめはねっ! 鈴里高校書道部】 06巻まで  /河合 克敏

鎌倉市のはずれにある私立鈴里(すずり)高校。
入学したての大江縁(ゆかり)は、教諭に頼まれ荷物を書道部室に運んでいた時、運悪く加茂の着替え現場に遭遇、そのまま部員に脅迫され、廃部寸前の部の部員として入部させられてしまう、たったひとりの男子部員。書道部は、部長の日野ひろみ、副部長の加茂杏子、会計の三輪詩織の三名。しかし縁はカナダからの帰国子女で、習字にさえ触れたことが無かった。
ある日、入学式から気になっていた望月結希(ゆき)が、男子生徒に交際を強要されているのに出くわす。咄嗟に逃げようと思った縁だが、思いとどまったところで柔道技で投げられたその男の巻き添えを喰って、右手を骨折してしまう。結希は、柔道全国2位の実力の持ち主だったのだ。しばらく部に出られない縁。部員たちは書道部存続をかけて賭けに出る。柔道部に掛け合い、大会まで部員の貸し出しを申し込んだのだった。

掲載誌は、「週刊ヤングサンデー」から、4巻途中からは「週刊ビックコミックスピリッツ」に移動。理由は、ヤングサンデー休刊のため。
『ココロのベスト30』で、Wrlzさんが勧めてくださった作品。ありがとうございます。
こういう作品は、その世界のことが垣間みられて、知識の基礎の基礎くらいは身に付くので、ほんとにありがたい。

藤沢駅ってこんなにパフォーマンスが盛んな駅なのか……。仕事でしばらく関わっていたのだが、そのあたりは知らなかった。
ピンクレディー恐るべし。

三輪と加茂の名前は、古代豪族から? と、すぐ深読みしちゃう自分がうざい。
このコンビは強烈。このふたりがなんで書道に興味を持ったのか、知りたい。
望月って偉い。よく頑張る、頑張れる。彼女の性格なのだろう。

字になると、余白が大切。書かれていない白いスペースも、字の一部って、すごい。
鵠沼学園との、大会後の「母」の字合戦は、かなり興奮した。三浦清風先生、イイ味出している。
当たり前だけど、書も深い。筆や篆刻の説明、面白かった。こういう蘊蓄は大好き。篆刻やってみたいなー。
これからもまったりと楽しみたい。
                         2009/5/21

《こんなふうにおススメ》
とにかく楽しい。
縁のキャラが弱いのも、今の時流なのかな。笑ってしまった。
もやしもん」の沢木も顔負け。出てるんだけどな、存在がなんとも。応援したい。

5巻/
「漢字かな交じりの書」に挑戦する部員等。大江は名菓「ひよ子」からヒントを得る。
鈴高文化祭での書道部のパフォーマンスで、廃部は免れる。「書の甲子園」の結果が発表されて……。加茂杏子と三輪詩織がなぜ仲良くなったのか、その謎が明かされる。新キャラも登場。

作品に無駄がない。遊びはあるのに、見事にバシッと収まっているのだ。構成がパーフェクトに近いんだろうなー。読めば読む程、感心する作品。
書もこれだけ書けたら楽しいでしょうね。書とその周辺の蘊蓄や歴史の話は変わらず面白い。
一番女らしいのは日野ひろみって……その通りだ。加茂と三輪って、最初から気が合ってたとしか思えない。ふたりの好きな漢字には笑った。性格がよく出ていて、楽しかった。
三人の買い物は原宿で。確かに安くは買えるけど、片道1,000円近い交通費は、高校生にはきついんじゃないでしょうか? 横浜や町田、海老名だってあるのに……。
にしても、大輔くん、良い男だ!
ピース、可愛過ぎ。

この作品といい、「3月のライオン」、「ちはやふる」、最近は高校生が日本文化の熱き戦いを繰り広げる作品が多いのですが、実際はどうなのでしょうか?
周囲の子は、バンド、音楽です。
                         2009/7/08
                         2009/7/11UP

6巻/
縁と望月結希は大晦日から正月に宮田庵でバイト。書の甲子園に行くための資金。結希と麻衣はバイトで協力し合い、なんとなく仲良くなる。
みなで大阪、書の甲子園へ。そこで文部科学大臣賞の一条毅と出会う。毅は結希にかつてラブレターを送った相手だった。
ひろみはかな書の師を探して三浦清風を訪ねる。紹介されたのは縁の祖母のライバル笠置亜紀子だった。

結希ちゃん可愛い。縁の焦りも愛おしい。話はますます面白い。
NHKでドラマ中。
                         2010/1/14


ラベル:河合克敏
posted by zakuro at 00:00| Comment(2) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『とめはねっ!』、面白いですよね!
この作品は私は「ヤングサンデー」休刊で、「ビッグコミックスピリッツ」新装の時の、第1話と第2話を採録した別冊付録で知りました。
「書道ってこんなに面白いのか!」という新鮮な驚きに、ラブコメとスポ根が加わってとにかく楽しいです。「字が下手」という劣等感を抱いている望月さんが、コンプレックスを克服するために奮闘し、しかしユカリや宮田さんをライバル視し、書道を「勝負」と勘違いする様にも笑えます。

実は私も8年間ほど海外で暮らしていた帰国子女だったので、ユカリにも感情移入できます。他にも高校時代に部員が一桁しかいなかった弱小美術部の部長をしていたり、色々な面で身近に感じられる作品です。

第5巻の発売が5月から6月に延びてしまったんですよね。
私は時々「スピリッツ」を読んでいるんですが、最近では加茂ちゃんと三輪ちゃんが実は中学時代に犬猿の仲で、あるきっかけで今のような仲良しになったというエピソードがありました。これは第6巻採録になりそうです。

「アクション」「エロ」「ギャグ」の三拍子揃っている様がいいですね。
Posted by Wrlz at 2009年05月29日 16:02
Wrlzさん、海外生活長かったんですねー。
甥っ子がNYで生まれ育ってもう中学三年生ですが、現地の学校なので、縁みたいには馴染めないんだろうなーと読みながら感じていました。

ずっと面白いと聞いてはいたんですけど、他の積読に気を取られていて、Wrlzさんの推薦がなければ先延ばしにしていました。

今は、縁の成長が楽しみかな。
それと、部として、どうなっていくのかも。
ありがとうございます。

Posted by zakuro at 2009年05月30日 00:45
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