2009年08月07日

都立水商!(完) 全22巻

【都立水商!】  全22巻  /猪熊 しのぶ(原作/室積 光)

文科省のキャリアの滝川が遊んでいる席で、風俗豊かな日本にモラルとプライドを築くべく構想した、水商売を学ぶ公立の高校。
紆余曲折を経て、歌舞伎町の一角に設立に至った、都立水商。
ホステス科、フーゾク科、ホスト科、ゲイバー科、マネージャー科に分かれ、その道のプロになるべく教育される。問題児ばかりが集められた一年目。
教師と生徒が、地域の人々に支えられながら学んでいく姿を描く。

ヤングサンデー。

一見、言っていることがうっかり正論に聴こえてしまうのだが、いやいや待てよ?
そもそも性産業に従事する学校を、税金で作る必要はないし、個人資産で専門学校でも作ってください。入学は成人してから、ね。
萌え系のおバカなネタとして楽しいだけの笑える話にするなら、こんなふうにツッコミを入れないのに、世に問うようなヒューマンドラマに仕立てて、まるで落ちこぼれた(と、される)子どもたち、しかも学校に行かない生徒は、性的産業しか道がないようなレッテルがすでにヤだ。
なんか、子どもの味方のフリして、子どもたちを性産業に従事させるレール教育に、偉そうに大義名分つけてるとこが、気持ち悪いんです。
描かれていることは法律違反ばかりで、そこにさも道を説いているふうで、矛盾だらけだという……。違反しててもネタとして笑かしてほしい。

それに学校側が危機管理に甘すぎるのも気分悪い。
どうせなら、秘密結社並みに用意周到なら楽しかったのに。
やたらと言い訳のように頻繁に出てくる「我々は正しいことをしている」って……「正しさ」って何?

BLに、似たような内容のはちゃめちゃ作品があるが、そちらは完全にそのシチュエーションをネタとして楽しんでて、あまりにぶっ飛んでいるので、もはや清々しいし楽しめる。
そんなふうにこの設定でふつーに、エンタテイメント作品じゃダメなんですか?
原作があるそうですが、それもこんなに説教臭いの?
まあ、「そういう部分もネタなんです」って返されそう。
帯のコメントがすでにネタじゃなくなっている。

それと、サービス業にマニュアルはない。こういうのは、学校システムで教わるもんじゃなく、徒弟ですよね。
ノックやってなかったら、途中で投げてた。
エンタテイメントとはなんぞや、勉強になったことは感謝です。
                         2009/7/29

《こんなふうにおススメ》
ネタとして笑えないのが、おススメしにくい。

【コミックセット】


【コミックス】

posted by zakuro at 01:31| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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