2012年02月06日

黒薔薇アリス 06巻(第一部完)

【黒薔薇アリス】 06巻(第一部完)  /水城 せとな

1908年、ウィーン。
16歳の誕生日を迎えたアニエスカ。婚約者でマイアー侯爵の息子テオドールが彼女を祝う。
その席に駆けつけた、今や花形テノール歌手のディミトリは幼い頃から侯爵家に面倒をみてもらっていた。ディミトリは身分違いにもアニエスカに恋い焦がれていたのだ。
しかし誕生会の翌朝、テオドールが彼女ととうとう寝たと親友のディミトリに話す。ディミトリはカッとして飛び出し、馬に蹴られる事故となる。
誰にも死んだと思われたが命を取り留める。しかし、ディミトリの周辺に不吉な事件が起こり始め……。
まずは、一緒に講演のリハに出ていたメンバーのほとんどが自殺や事故に。
そこへ「あなたはヴァンパイアになった」と、マクシミリアンという男が迎えにくる。

そして、2008年、東京。
高校生の生島光哉(こうや)は、教師の菊川梓に恋をしている。
別れ話で揉めたとき、乗っていたタクシーが追突、梓は助かったが光哉は助からないとわかり、梓はディミトリと取引をする。

月刊プリンセス。
いや、もうどうしよう。期待以上だった。
これからどこまで面白くなるのだろうか? さすがだ。

心の動きの表現は、相変わらず秀逸。じれじれしてくる。
こんな感想で、作品の邪魔をしたくない気分。

梓、いい女だ。好きだなー。
好きなキャラのベスト3に入る勢いだ。
水城作品の女キャラは、今まで感情移入できなかったのに。
まったく、やられた!

「優れたオスを見極めるのはメスの役目だ。メスが賢ければ、種族は滅びない」
納得せざるを得ない。
                         2009/8/28、9/01UP

《こんなふうにおススメ》
期待を裏切らない面白さです。大人にオススメ。

3巻/
レオは弱っていき皆に緊張が走る。店の常連の作家、鳴沢瞳子の余命。レオの寿命。アリスはどうするのか。

この緊張感はきつい。わくわくするけど。すっかり感情移入して読者としても黒い気持ちが渦巻く。すごすぎ。
ああ、ネタばれしたくない><
                         2010/7/25、7/30UP

4巻/
アリスは納戸で大正時代の日記を見つける。日記の主は和泉小路伯爵家の娘、彰子。少女の目でディミトリとマクシミリアンが渡日してきた時の様子が書かれる。回想編。そして鳴沢瞳子が静寂館に現れる。

もうすでに起きたことなので、リラックスして読めた。この作品は手にするのに覚悟がいる。壮絶で壮大。面白すぎる。
大正編泣いた。
人間の「雌」としてどう生きるか、考えさせられるなぁ。軍配は瞳子。がーるずとーくにショックを受ける男どもが可愛い。
                         2010/9/18、9/19UP

5巻/
レオがいなくなって2年。アリスの前に光哉が現れる。アリスは動揺し、そして過ちを犯してしまう。
玲二は死んだときの記憶が戻り、櫂がしたことを想い出す。そしてディミトリは洋館を去る。

賛否両論を巻き起こしている巻。でも、こうに越えないと、この先のお話は進めないよねー。えぐいのがこの作家さんの良いところ。
                         2011/2/01、2/25UP

6巻/
アリスは光哉に別れを告げる。玲二は記憶から櫂と憎みあう。ディミトリは小樽から嫁を連れ帰り。皆の関係が変わっていく。

詳細書くのは憚れる。何というか、この作家さんの本領発揮みたいな。深層心理描いたら、清水玲子さんと同じくらい面白い。えぐいんだよね。よく思いつくよな、こんなお話、と思う。それを漫画で読ませてもらえて感謝です。
ドラマにしてほしい。
これで一部完。再開未定。待っています。
                         2011/12/25、2012/2/06UP


ラベル:水城せとな
posted by zakuro at 00:01| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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