2012年03月16日

Landreaall 19巻まで

【Landreaall (ランドリオール)】 19巻まで  /おがき ちか

アトルニア王国エカリーブ。丘の上の歌う大樹が護る街。
魔の山の火竜を退治したと伝えられる20年前の冒険譚とロマンスの当事者は、DX(ディーエックス/真名、聖名は別にある)・ルッカフォートの両親で、今はこの国の領主。
第四位王位継承候補者でもあるDXは、樹に宿る洞詠士(フースルー)のマリオンに恋をする。マリオンの気持ちもそれに応えたため、護りの力が弱まってしまう。
マリオンの名から名付けられた妹のイオン、DXらと一緒に育った護衛の六甲とともに、火竜から護る術を探す旅に出る。
4巻からは、火竜との戦いから、世界での己を自覚したDXが視野を広げるため、王都のアカデミーに入学する。イオンも一緒。学園生活が始まる。

ゼロサム。
コミックダッシュ!で評価のもっとも高かった作品なのだ。さすが漫画を読み慣れている人たちが勧めるのは、ひと味もふた味も違う。面白い。
かなり膨大なサーガになりそう。何度も読んで咀嚼したい。味わい深いのだ。

設定も世界観もしっかり作り込まれている作家さん。そして発想の自由闊達さに元気をもらえる。
どんどん読み進められる。絵も好み。
作品そのものに独特な空気がまとわっていて、心地良く余韻をはらむ。願わくば10代の頃に出会って、大人になるということを見つめたかった。わくわくする冒険の中に、成長を促せられる学びが、自然に盛り込まれている。
夢に出てくる作品は良策なのだが、これもそう。いつの間にか、潜在意識が刺激されている。
見せられている場面は、たぶんほんの一部なのだ。その奥行きは深くて、目眩がしそうになった。“本当に”彼らの世界があって、それを覗き見ているように錯覚しそうになる、無理がなく肩の力が抜けている観察日記のよう。こんなふうに物語を綴れたら、どんなに良いだろう。
ノック後でも上位作品になるのは間違いない。

人気が出て、連載が延びたんだろう。学園生活モノは本来、最初に語られたりするんだけど、流れを見失ってぐたぐだになるより、これはこれで切り替えて面白くしている。素晴らしい。学園になってから、少し「ハリー・ポッター」に似てくる。

イオンが六甲を呼ぶ時、カタカナなのも伏線だったのか。
DX、いい男だなー。かなり好き。やばい、好きな二次元男ランキングに入る。どちらかというと、こういう息子がいたら幸せ。
お仕置きで木に吊されている幼いDXが可愛すぎてツボだった。
五十四(いつよ)さん、胸でかすぎっ!
三弾鍵が、天河神社の五十鈴にそっくりでびっくりした。
ルーディーの真実は可愛かった。
ファレル母、破壊力あり過ぎ。
女装ネタとか面白いと思ったことないんだけど、竜胆のはかなりきた。
猫はしかには笑った。
ティ・ティの指揮官ぶりには感激。

まだまだこれからも大きく期待。
                         2009/10/17

《こんなふうにおススメ》
こんなに面白いと思わなかった。
コミックスのファンタジーを舐めてました、ごめんなさい。
面白さがわかる漫画玄人さんに、特にオススメ。
                         2009/10/20UP

15巻/
DXは竜胆とともに自分の故郷に戻る。イオンも非常事態の学校から帰ってきていて、DXたちはコトの顛末を聞かされる。そこにライナスとルーディが現れる。共にそこまで旅してきたのは、玉階のクエンティンだった。ここまでが14巻。
DXと話がある間、イオンはライナスたちに街案内。
DXは、自分を王に推挙したいクエンティンと対峙。なぜ戦争が始まったのか、DXの両親とクエンティンから語られる。クエンティンの辛い過去。そして行方知れずの王女。
DXの家出の理由。
そして革命の真実とは。

イオンやリドが感じる違和感はとても素直で、商人であるライナスにはぴんとこない。その描き分けが上手い。
騎士道とは何かを語る男子たち、楽しい。今までの話を総まとめしてくれ、それぞれの立ち位置で想いを伝えあう。
上手く説明できないんだけど、この作品は心が“深いところ”に感じ入るのだ。そこまで配慮しあう情緒があるから“人間”なんだよなと思わせる。
こういう作品を十代のうちに読んで、心の柔らかいところを育てたかった。古典を読むのと似ている。

「前王がすっごく嫌い」ってところでこのクエンティンが好きになる。
考えてみたら、今までの自分の行動基準はこんな些細な感情で動かされてきたことに気づく。ああ、浪花節。
戦後すぐに生まれたDXの世代。なるほど、日本でいえば団塊の世代。勢いも想いも強い。
おまけ漫画楽しかった。
                         2009/11/28、11/30UP

16巻/
DXの父、リゲインの過去。革命の真実とは。夏も終わる。

最初から読み直したい。
ライナス、良いこと言う。家訓だという。「関わる人間すべてが得をするのが本物の商売」
クエンティンは洞詠士だったのか。
この物語、私は好きでたまらないのだが、壮大なファンタジーを文学で読み慣れていない人にはきついかも。
それにしてもネーム自由すぎ。ゼロサム連載はベストかも。他誌だとこんなに説明入れたら没だよね。
制服格好いい。
                         2010/6/10、6/14UP

17巻/
皆アカデミーへ帰る。ロビンの父探し。リドの天恵とは。六甲は学生として…。

アカデミーに戻ってホッとした。六甲はモテ期の予感。

それにしてもこの話、どこに帰着するのか? たぶん30巻は行く。きっとそれでも終わらない。

小気味良いとはこういう話をいうんだと思う。ほんとに好き。
怒ったDXも良かった。友だち想い。その後の後悔がこの物語の品格。
おがきちかってどんな人生を歩んできた人なんだろう。頭いいんだろうなー。
                         2011/1/25、1/28UP

18〜19巻/
18巻。ゼクセレン卿の妻シェランが路上で産気づき、ディアと修道院に運んだDXは出産に立ち会う羽目に。流れで芝居を観ることになったふたり。演目はDXの両親の恋物語。
馬上槍試合の女神杯。騎士候補生のトーナメントに参加するDXたち。ペナルティでフィルはDXの第一従騎士に。アブローゼ。女神杯始まる。
19巻。女神杯トーナメント決勝。レヴィとチルダ。DX、破竹の快進撃。

DXとディアのデートに癒される。このふたりが成就してくれたら幸せ、と連載読んでいてもまだ祈っている。
恋は複雑だと思うイオンに同意。

今更だけど、リドのしつらいの部屋、居心地良さそう。

フィルが可愛すぎる二冊。
そしてアブローゼがステキ過ぎる。
DXは名前を偽っていたことを王城騎士団に叱られるのだけど、ちゃんとペナルティを科せられる。そこは大人たちの技量。人を育てる本来の意味に考えさせられる。
DXの「どうしてこうなった」は読者も同感。

設定相変わらず細かくてすごい。
おまけの漫画最高。
台詞回しにほんとに脱帽。延々と続いて欲しい大河作品。面白い〜〜。
                         2011/12/30、2012/3/16UP

【コミックセット】


【コミックス】

タグ:おがきちか
posted by zakuro at 00:26| Comment(1) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!とも と言います。
「Landreaall」の感想を検索したらヒットしたので来てみました!1万冊ノック凄いですね!頑張って下さい!応援してます。
感想記事も色々あって面白そう!
何より一番大好きな漫画「Landreaall」の好評価が嬉しい限り!
おがきさんは「エビアンワンダー」連載開始時からの大ファンなんです!
是非是非おがきファン仲間としてよろしくお願いします♪

いきなりなコメント失礼致しました。
1万冊ノック頑張って下さい!
ではまた。
Posted by とも at 2012年09月03日 12:01
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