2012年03月09日

BLEACH 54巻まで

【BLEACH -ブリーチ-】 54巻まで  /久保 帯人

空座町(からくらちょう)、黒崎一護(いちご)15歳、空座第一高校一年生。特技は「幽霊が見えること」。超A級の霊媒体質。町医者の家に生まれ、双子の妹の夏梨、遊子(ユズ)にもその能力はあるが、一護は突出していた。
家族のいつもの団欒後、一護の部屋に入ってきた黒装束の女が自らを死神と名乗る。迷える霊を魂葬し尸魂界(ソウル・ソサエティ)に送る。そして、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊を滅せさせるのが仕事だと言う。その虚が黒崎家を襲う。
一護は兄を気遣い倒れゆく妹を見て力不足に悔いるが、朽木ルキアと名乗る死神も虚にやられ、為す術もない。ひとつだけ、一護が死神になれば、虚と戦えるという。一護は死を選び、その身体にルキアの力が注ぎ込まれる。半分だけルキアの力を得るはずが、すべてを奪ってしまった一護。ルキアの力が元に戻るまで、死神業を引き受ける羽目になる。
巨大な斬魄刀(ざんぱくとう)を引っ提げ、虚に立ち向かっていく。井上織姫、茶渡泰虎(チャド)、石田雨竜(うりゅう)らクラスメイトもともに戦う仲間として、一護をパックアップしていく物語。
41巻までは、ルキアを助けに尸魂界に行く話、破面(アランカル)とのバトル。

週刊少年ジャンプ。アニメ、映画にもなり、ジャンプの看板のひとつ。
1話目の虚がエヴァンゲリオンの使徒に見えたのが、初見の感想。それから1年半くらい放っておいた。また最初から読み直し。

絵は個性的で、特徴をはっきり出しながら巧さが際だつ。デザインはレコードジャケットを思い起こす。
シリアスな中にギャグのタイミングも上手い。洋楽好きが滲み出ている、リズムを掴むのが上手いんだろうな。
構成全体は、と行き当たりばったり巻が強い。ジャンプの特性のアンケート至上主義で連載がどうなるかわからないものだと、手探りで始めるのは仕方ないんだろう。この辺りは「ONE PIECE」の凄さを改めて感じる。

死神の名だが役割は天使に近い。それだと少年漫画では可愛らしいイメージになってしまうのかも。
斬魄刀が始解、卍解と、二段階に分かれて変化する発想は面白い。
17巻あたりで絵のキレが変わってくる。同時にコマが大きくなり、絵の表現のみで語る映画的なシーンも増えていく。
バトルシーンはダイナミックでとにかく見事。しかし巻を重ねるにつれ延々と化け物じみたバトルが続くだけなのも辛い。

尸魂界(ソウル・ソサエティ)とこの世界の関係には、基本設定ぶち壊しているんじゃないかとツッコミどころが満載すぎて数多くの疑問を抱えるのだが、それらも伏線なんだろうとじっと耐える。41巻までには回収されていない。
ただ、読ませる勢い、それだけで突っ走っていく。その特性は他に見ない。瞬発力とスピードで魅せていく。凄い。
もっともプロットがもっと整理されて、この設定は先に伝えてくれればこのシーンが生きてきたのに……な場面は多数ある。アイディアが素晴らしいからもったいないのだ。基本が感性の人で、物語作りは苦手なのかも知れない。漫画は映画と似ていて総合芸術で、しかもそれをひとりでやらなくてはならない分負担もある。ジャンプでなかったら伸びなかった作家さんかも。

そして少年漫画として辛いのは、信じていた味方が敵であったパターンが多いこと。そのがっかり感は、子どもたちにはどうなんだろう? エンタテイメントとしても。
シーンの瞬発力的面白さが強いので、ストーリーの整合性はどうでも良いのかも知れない。辛うじて破綻せずに物語を保っているのがかえって凄くみえる。センスが良いんだろうな。
勢いと、オシャレな雰囲気だけで巻数が伸びているのなら、よほどアンケートが良いんだろう。

伏線無くての後出しは、こんなにがっかりするものなんだな、勉強になった。ここを丁寧に作らないと、キャラが蔑ろにされてしまうのだ。
オヤジが出てきた段階で何か冷めるものがあった。

コミックスの最初のリリックはとても好き。BLEACHとは、これだとすら思っている。

12巻の番外編、小島水色から見た一護とチャドの出会いの話、かなりじんとした。
13巻の一護と斬月の会話には感じ入った。
好きなキャラは裏原喜助とネル。ネルちゃん可愛い。

ふつふつ湧き上がる素朴な疑問なんですが、少年漫画って人が死ぬの、PTA的な意味でダメになったんですか? かえってそれ、教育上よろしくないんじゃないでしょうか?

ちなみに初音ミクが長ネギを持っている元ネタは、織姫が手にしている長ネギから。
                         2009/10/26

《こんなふうにおススメ》
スピード感はすごい。アニメ、映画にもなり、今の人気作品。
                         2009/11/02UP

42巻/
十番隊隊長日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)と、第3十刃ティア・ハリベルの戦い。表紙もこの人。破面と死神たちの戦いは続く。平子真子(ひらこしんじ)とその仲間が藍染に立ち向かう。
この巻で語るとしたら、一度も主人公が出てこなかったこと。すげー。
                         2009/12/05、12/07UP

43巻/
檜佐木と東仙。“虚圏の神”。破面たちを倒し、藍染が出てくる。
戦いは続行中。連載読みの方々の忍耐強さを尊敬。
一護、ラストの一コマ。やっと次巻から?
                         2010/2/05、2/07UP

44巻/
一護と第0十刃。戦いは朽木白哉と剣八がとって代わり、マユリに、卯の花とともに現世に送られる。卯の花が語る藍染の斬魄刀の力とは。平子真子は現世で一護を待つ。
狛村と東仙。

一護久しぶりに見た。何巻ぶり? 次巻、楽しみ。
                         2010/4/04、4/09UP

45巻/
平子真子と藍染。藍染に挑む一護。そして隊長総出のバックアップ。

387話の扉絵に癒された。バトル長すぎなんだなー。でもバトル信条の作品だもんね。
壮絶。読んでいて胸が痛い。
                         2010/6/04、UPも。

46巻/
藍染の掌上とは? 一護の父親。崩玉(ほうぎょく)の可能性。始まりはどこにあったのか。

絵の上手い人がこの作品にはまるのは良く理解できる。一枚絵としても見応えあるもんね。
それにしても……仕込んでたネタを46冊目で回収? 長すぎだよ。後付け?
久しぶりにワクワクした。これからクライマックス。
                         2010/8/06、8/08UP

47〜48巻/
47巻。藍染とギンは尸魂界の空座町へ。断界での最後の月牙天衝。天鎖斬月。舞台は空座町。
48巻。ギンの意図。一護と藍染。

よくこんな設定思いつく。4千冊読んで、この作家さんのすごさがわかった。
ドン・観音寺最高。
この巻で「破面篇」終了。次巻から「死神代行消失篇」
                         2010/12/30、2011/2/19UP

49〜53巻/
49巻。新章。17ヶ月後。死神の力を失った「見えない」一護。高校三年生になる。銀城空吾登場。雨竜斬られる。相手は?XCUTION。完現術(フルブリング)
50巻。取引に応じる一護。リルカのドールハウス。月島秀九郎。
51巻。完現術へ、一護の修行。月島と対峙。チャド、織姫たちの決意。銀城と対する一護。
52巻。月島の完現術。皆が一護を襲う。味方は誰なのか。
53巻。銀城の正体。死神vs完現術者。

しばらくぶりのブリーチ。コマ構成もデザインも、上手いなぁ〜。いろいろとカッコイイ。子どもの頃にストーンズとかエアロスミス聴きだした時の気分になる。
読み慣れてくると巧いところが際立って見える眼が持てる。4,000冊超えて漫画読み初心者を脱却できたかな……。
ちなみにハリウッドで実写映画化されるらしいです。
まとめ読みで良かった。ちまちま読むよりいい感じ。そろそろ終幕なんですよね。

うなぎ屋店長、すげー好き。新章楽しい。
52巻の一護の衣装にびびった。特撮戦闘モノみたい。
こっえ〜〜、と口に出しちゃった。記憶をいじられる恐怖ってある。すごく怖い。過去の記憶と今ここの自分こそが、自分の存在だから。
                         2012/2/10、2/23UP

54巻/
死神vs完現術者、続行中。代行証の真実。死神代行消失編、終了。

うさぎのぬいぐるみの戦いは緊迫感なくて可愛すぎて笑った。
やっと大きな伏線回収、っていうか、なんで一護が死神代行になったかの理由が明かされた。長かった。次巻から最終章。
                         2012/3/04、3/09UP

【コミックセット】


【コミックス】

ラベル:久保帯人
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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