2009年11月03日

ライン

【ライン】 全01巻  /小手川 ゆあ

ルックスが可愛くて友だちも多い柿崎、通称チーコは駅で携帯電話を拾う。拾った電話に出たチーコは、殺人予告を聞く。目の前で死んだ女生徒を見て、それが嘘ではないことを知る。電話の相手は、未来を知ることが出来ると言う。
「自分ひとりが知ったのではつまらないから」。巻き込まれたチーコは、目の前にいたクラスメイトの板東(バンドー)に同行を頼む。バンドーは、可愛い上にスポーツも頭脳も万能。しかしチーコのグループではない。
次々とかかる電話にパニクって泣いていたチーコだが、何も出来ない中に人が死んでいく悔しさで、それを止めようと走り出す。最初は乞われただけだったが、バンドーも行動を共にする。

角川コミックス・エース。
「こんなに面白いのに、なんでそんなに読まれていないんだろう?」の感想に惹かれた。それはホントだった。
一部に熱狂的なマニアがいる人気作家さんだとは知っていて、早く読みたいとは思っていた。生死がテーマな作品が多いと聞く。この表題は、生と死の境目のラインのこと。元気な時じゃないと手が出せない気がしていた。
でもそこには希望があって、よくいるタイプのイマドキ高校生のチーコが必死に走り出した時、まだまだ世の中は捨てたもんじゃないんじゃないか、そう感じられた。
「みんなで楽しいのが一番なんだよ!」その通り。

身近にチーコがいてくれたら、救われるのに。きっとそう思う人が多いと思う。だったら自分がチーコになれればいいよね。そしたら少しづつ世界は変わっていくかもしれない。
この作家さんには人への愛がある。
孤独だったり、希望を失ったり、落ちている人にこそ勧めたい、そんな作品。
                         2009/11/02

《こんなふうにおススメ》
正直、掘り出し物を見つけた感じ。余韻が残ります。


ラベル:小手川ゆあ
posted by zakuro at 00:02| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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