2010年05月08日

聖剣の刀鍛冶 03巻まで

【聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)】 03巻まで  /山田 孝太郎(原作/三浦勇雄)

空気中の霊体に人の血肉を喰わせ“悪魔化”させ、それを使役した大戦“代理契約戦争”から44年。その“悪魔契約”は禁忌とされ、大陸は安定を保っていた。
大陸の片隅、独立公益都市ハウスマン。独立公益都市公務員、三番街自衛騎士団所属の騎士セシリー・キャンベルは、キャンベル家の誇りをもって病で亡くなった父の代わりに騎士に志願した新米。街で暴れた暴漢と争いピンチのところを、刀鍛冶師のルーク・エインズワースに救われる。ルークが使ったのは見たこともない美しい刀だった。
祖父の形見の剣が折れ、同行の少女リサから聞いた工房リーザに赴き、ルークに剣を鍛えて貰えないか頼み込むが、日用品以外は打たないとはっきり断られる。諦めきれないセシリーは「自分を知って貰うため」ルークを傭兵として雇う。バトルファンタジー。

コミックアライブ連載。
ラノベで人気の作品をコミカライズ。アニメ放映中。

表紙の帯を取ったらセクシーでびっくり。
見開きの多用にも驚く。全面見開きページの次にまた全面見開きって、今まで見たことあっただろうか。それがしっかり効果を上げているのもすごい。でなきゃ、やらない手法だ。

萌えとはこういうことを言うのか、みたいな、シリアスな中にギャグ的タイミングと、お色気が、絶妙なバランスであって、なるほどなーと感心。
サービスカットが満載なのも人気の秘密なのかも。原作もそうなの?
もちろん今までずいぶん萌え漫画も読んだけど、ここまで計算され尽くした構成はすごいんじゃないか?
キャラの表現もたぶん原作を大いに膨らませているのだろうと見て取れる。
絵も美しいし、見事。
ラノベ原作であっても、漫画としての挑戦は見させて欲しいと言い続けてきた身としては大満足だし、上手いと思う。萌えに悩む漫画描きのお手本にもなるのでは。

キャラもバランス良い。
元気で漢だけど、やっぱりイマドキ女の子のセシリー、ロリ系不思議ッコのリサ、お姉さんタイプのアリア、そして女性人気を一身に背負うだろうかっこいいルーク。
高校生くらいだったら、きゃーきゃー言って、友だちに布教しまくってたろうな。そんな若かりし頃を遠い目で想い出してしまった。

話の内容云々は原作者にあるので、言いたいこともあるけれど、感心も多い。
例えば出雲系の“たたら神話”の多い日本では、一つ目妖怪の伝承があればまず鍛冶師の歴史があると仮説を立てるように、ルークの目が片方義眼なのも刀鍛冶の習性からを表しているし、その辺りがいい加減設定でないのが嬉しい。(理由は、工程中に片眼を瞑って精度を確認するので、片側だけが火に焼かれてしまういわば職業病)
また刀の鍛錬のブロセスが、戦いの呪法の発想も斬新。
原作者は、日本、かなりやった人だなーと思った。
名前は英国系が多い。伝統的なモノ、歴史が好きな人なのかな。
                         2009/12/10、12/24UP

《こんなふうにおススメ》
誰でも楽しく読めるけど、漫画玄人さんなら別な角度で唸れるはず。

3巻/
セシリーたちは、シャーロット一派に襲われる。帝国の皇女、シャーロット・E・フィーロビッシャーはアリアを奪いにきたのだが、妾の子で帝国から皇女ではないと切り捨てられる。独立公益都市ハウスマンは、シャーロットに亡命を勧めるが。セシリーはアリアを使いこなす特訓をする。シーグフリードとは誰なのか。

バトルの絵の巧さに感心。サービスシーンも満載。
この作品、魔女っ娘もの好きだった人にはツボなんだろうな、そんな気がする。
セシリーは好きになれない、まだハルヒの方が可愛いと思ってしまう。
                         2010/4/30


posted by zakuro at 15:35| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。