2010年01月02日

蜜×蜜ドロップス(完) 全08巻

【蜜×蜜(みつみつ)ドロップス】 全08巻  /水波 風南

蜂城学院(ほうじょう)普通科高等部の萩乃柚留(はぎのゆずる)は、家庭の事情で家計を助けるため夏休みにホテルのカフェのバイトで稼ぎまくっていた。そこに金持ちワガママな集団がイチャモンをつけてきて。彼らは同じ学校のセレブな九華科(くげ)の連中だった。中でもリーダー格の煉夏可威(れんげかい)に目をつけられ、“HONEY”に任命される。
HONEY制度とは、普通科から選ばれ、彼ら(MASTER)の生活の面倒の一切を見る世話係で、学費が免除されるのだ。最初はお金に目がくらんだ柚留だったが、ファーストキスを奪われたばかりか強引でレイプまがいのセクハラばかりな可威に傷つき、HONEYを返上しようと決意、それは退学(DROP)を意味するのだったが。
しかし家では可威の家から援助され借金のカタがつき、弟も私立進学を諦めなくてすむと喜んでいた。可威の気持ちもわからないまま、柚留はHONEYとしてやっていけるのか?
可威の幼馴染みの桜樹那由太らに助けられ、HONEYを持たないMASTERの百合丘千駿(ゆりおかちはや)、可威の許嫁の司竜茅架(かやか)も絡んで。

最終巻短編
「氷点下のマリア」
片桐澪菜(みおな)は真冬の朝道に倒れていた男を助けるが、抱きつかれて逃げ出す。予備校でその男、陸弥に声をかけられる。

「恋愛祈願」
飯塚桃は家庭教師の梅内竜矢と両想いになるが、受験が終わるまでおあずけされていて。

さすがの少女コミック、通称少コミ。タイトルは聞いていた人気漫画。200万部を売り上げる。ドラマCDに、ゲームにもなる。
うーん、これって小学生も読むんですよね? 少コミらしいといったらそうなんだけど、性描写、すごいよね。さすがに小学生がBLに夢中って聞いた時はかなり衝撃だったけど、これを読んでいると、さもありなん、って感じ。
だけど、とうの子どもたちはしれっと読んでいるんだろうなー。怖い。
どんどんエスカレートしていくんで、クラスメイトの前での授業中のキスにも驚かなくなっていく自分がいる。

読み始めて最初の印象…「よくこんな名前、思いつくよな」(←そこかい)
絵はとくに女子がかわいい。
煉夏家といい、蜜蜂に花という基本設定。メイドの派生なんだけど作り方は上手い。
イケメンでみなが憧れる、ツンでとくにふたりきりの時にSが入る“MASTER”に、ダメHONEYと罵られ翻弄されながらも実はめちゃくちゃ愛されているという、ハーレクインの変容版。しかもふたりになるシーンはすぐにエッチモード全開で調教されていくという……。
書いてて、これが普通の少女漫画かと驚いてしまうけど。これも少コミのお約束です。

柚留と可威、それぞれの“HONEY”に対する意味合いが違うところが、この作品の肝。
百合丘の歪み方はなぜそうなったのか、もうひとつくらいエビが欲しかった。
茅架は気の毒になった。

面白くなくはないのに、どんでん返しもわくわくしなかったし、キャラに感情移入できなかったのは残念。
柚留の親も最悪、非道すぎる、娘をお金に換えるなんて。「花男」の時も憤ったけど、それ以上だ。
よく「悪役だけど憎めないんだよねー」のキャラっている。話の組み立て方はそういうキャラを活かすものなのに、憎々しくて困った。出てこないで欲しいとさえ、思ってしまった。
好きなのは言動が理解できる那由太と絃青(げんじょう)くらいだったのに。作家さん、ご自身の作ったキャラクター、愛していないのだろうか? なんか使い捨ての感覚だ。
wikipediaの、わりと登場しているキャラの説明が少ない理由がわかった気がした。

関係ないけど、作家さんの直筆がキレイで好きな文字。
                         2009/12/31

《こんなふうにおススメ》
TL(Teen's Love)と呼ばれる「性描写のある少女漫画」のジャンル。
読みやすいとは思います。

【コミックセット】


【コミックス】

ラベル:水波風南
posted by zakuro at 01:31| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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