2010年01月22日

BLOODY MONDAY -ブラッディ・マンデイ- Season1 (完) 全11巻

【BLOODY MONDAY -ブラッディ・マンデイ- Season1 】 全11巻  /龍門 諒&恵 広史

私立弥代学院高等部2年、新聞部員の高木藤丸。父の仕事をたまに“アルバイト”しながら高校生活を送っている。
クラスメイトで空手の名手、藤丸の幼馴染み新聞部副部長の朝田あおいはジャーナリストを目指していて、藤丸のお目付役。部長でふたりの幼馴染みの先輩九条音弥は藤丸を“バックアップ”。新聞部は藤丸のクラスメイトで立川英(ひで)、後輩の安斉真子らがいる。
家族は母を亡くし、人工透析が必要な妹の遥、そしてやもめの父竜之介は空手道場にボランティアで教えている公安調査庁調査第一部、通称「THIRD-i」調査第三課の副長。

「THIRD-i」は法務省外局の治安維持組織でその存在は秘とされる。そして、鷹(ファルコン)の異名を持つ天才ハッカー藤丸は、その極秘任務を組織の命で手伝っていた。
そこに国際テロ組織が挑んでくる。テロリスト折原マヤが弥代学院に赴任してきて。コードネームは「ブラッディ・マンデイ」。高木班とテロリストの頭脳戦と心理戦。

※ まずはじめの厳重注意。
読む前にwikipediaは読まないこと。読み始めに犯人を教えられるのと同じショックを受ける。

週刊少年マガジン。テレビドラマはヒット。一気に知られる。
この11巻はSeason1。連載はSeason2に入っていて、この2年後。

恵広史さんは女性作家。
絵に色気があって線もキレイだし女性も好きそう。

ちなみにU2が歌うのは「Bloody Sunday」。血塗られた日曜日(「血の日曜日事件」は、テロの代名詞。数々起きている)を歌っている。それを念頭に読み始めた。

とても良くできたミステリー。友だちからは2年くらい前に「面白いよ」と勧められていたのだけど積んでいた。ほんとに面白い、一話目でわくわくする。
バランス良いよね。
藤丸の天才ぶりはかっこいいけど、甘さは高校生ならではのものだし、若さ故にどんどん成長していく、そういうところは上手い。
敵も味方も自在に狂言回しに使ったり、細部までプロットが言い届く。詳細に描かれていながら、スピードもテンションも途切れない。すごい。

ハッキングの高度な技術に感心しきりだけど、これも日々高速進化しているんだろうな。
もう登場人物全員が怪しく見えて仕方ない。読みながらハラハラする。まるで「24-TWENTY FOUR-」。
私はひどく単純なので、周囲の人が信じられなくなったら絶望するな。

これだけの内容を小説ではなく漫画で読めることが感激。
連載追いでは辛すぎたと思う、完結していることを素直に喜びたい。
目の前に11冊を全て積んで、できれば休みの日まるまる時間を費やす覚悟で、食事なども事前準備しスタンバイOKからの一気読み推奨。
読み出したら止まらないので。なお作品のテンションは途切れないのでめちゃくちゃ面白いけど、脳が疲れもします。甘めのおやつも準備。

書きたいことは山ほどあるけど、これ以上はネタバレになるのでここまで。
とにかくオススメ。

ここからは、まったくの余談。
ウィルス感染といえば、昨年から大流行の新型インフルエンザの感染・増殖する際に働くたんぱく質の構造が、20世紀のパンデミックと呼ばれる1918年に世界人口の1/4が発症し死者2,000万人(4,000万人ともいわれる)を出したスペインかぜと同じと先日発表された。当時は世界人口の約半数が感染した。
老齢者に免疫がある理由はそれらしい。90年弱前だもんね。つまり伝説のスペインかぜの驚異を私たちは受けていたんだね。
WHO・世界保健機関の発表では、今月10日までに新型インフルエンザの全世界での死者は1万3554人。こんな猛威の時期にこの作品を読んでいるのも必然?

実在天才ハッカーで世界的に知られているのは日本人の下村努氏。ノーベル化学賞受賞の下村脩博士の息子で、そのハッキングはFBIが捜索していた難事件、史上最悪と呼ばれた伝説のハッカー(クラッカー)逮捕に繋がり、そのハッカーに完敗を認めさせたことで知られている。
その活躍は「テイクダウン―若き天才日本人学者vs超大物ハッカー」というベストセラーになり、ハリウッド映画「ザ・ハッカー」にもなった。
2008年のノーベル化学賞受賞の時にこの話題も復活していた。
                         2010/1/16

《こんなふうにおススメ》
テレビドラマは明日から2期スタート。観てみたくなりました。
たぶん、原作のこの漫画の方が面白い気がする。

【コミックセット】


【コミックス】


【日本人天才ハッカーのノンフィクション・ミステリー】

ラベル:恵広史 龍門諒
posted by zakuro at 00:06| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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