2012年02月18日

ゴッドハンド輝 61巻まで

【ゴッドハンド輝】 61巻まで  /山本 航暉

T県竜宮市の安田記念病院に勤務が決まった新任医師の真東輝(まひがしてる)。15年前に飛行機事故で命をおとした天才外科医真東光介のひとり息子だった。その時の心臓マッサージを施した父の手形の痕が、輝の胸には今も刻まれている。
しかし輝はその父に似ず、成績が悪く失言も多く注射一本まともに打てず、まったく使えない。ガラが悪いが名外科医として知られる院長の安田潤司は「どんな重症患者でさえ死なすことのない」輝の絶対的な天運の噂を見てみたいと思い、この病院に採用したのだった。
ところが内視鏡もまともに扱えず、外科部長の北見柊一を失望させた日の夜、鉄骨が貫通した少女が運ばれてくる。院長たちは別な手術で輝しか処置できる医師はいない。みなが絶望しかけた時、輝の手に奇跡が宿る。
ドジテルとあだ名されたやたらと熱い輝が、同僚の四宮彗(しのみやけい)、看護師の佐倉綾乃ら仲間とともに、ヴァルハラ(神々の座す処)と呼ばれる最良医療の医師集団として成長していく物語。

週刊少年マガジン。2000年より連載開始。ただ今50巻。すごい。
この作家さんも女性なんだー、絵柄的にちょっとびっくり。

医療モノ漫画にしてはファンタジックすぎるきらいはあるけど、勢いとともに面白く読めるのは巻数が続いているだけある。
輝の日頃のヘタレぶりと、神がかったゴットハンドの落差を楽しむ、王道の筋書き。話の展開に捻りはない。ストレートにぶつけてくるので構えずに読める。80年代頃の昔の漫画っぽい。
キャラは欲求にストレートでステレオタイプ。全体的に大の大人も人として幼いが、子どもが読むのを前提であればわかりやすいのかも。
とはいえ、読み進むにつれて見方は変わってきた。ここまで理想を追求したら、とても気持ちいい。漫画だから思いっきり夢みて熱いのも良いよな、と楽しかった。

最初の頃は心情的に北見に同情した。こんな危ない新人で、しかも腕もないのに刃向かってくるやたら熱いヤツは、命を預かる身としては辞めてほしいと思うよ。医療ミスはあってはならないのだ。それと先輩は立てようよ、呼び捨てはどうなのよと輝に説教もしたくなった。
漫画なのでドラマチックにしたてているとはいえ、輝のタイミングの悪さにも同情する。言い訳もやめようね。

蓮の歪みはここまで引っ張り広げた分、余程うまく帰着させないとファンが反乱しそう。
作者のお気に入りキャラに違いなく、甘々の逃げ設定になりそうで大きな不安要素。

描いていないだけなんだろうけど、なんでここはいつも医者がいないの?
それでどうして重傷患者を受け入れられるの? フィクションにしてもなー。
もう漫画だからと言うしかないけど、こんなに勝手に手術しちゃって良いものなの? ここに報告と指示の連携はないの? と疑問だらけだったのは10巻くらいまで。
それでも惹き込まれ、考えさせられる箇所が多い。
この、理想を追い続ける面白さは、漫画というエンタテイメントならでは。医療の症例集めてそれを作品に仕立てるのだって大変なのにね。

うまくやれる人ほど活路が見つかりやすい、でもだからこそ常識範囲内にこぢんまりと収まってしまう。
道がなければ常識の枠を超えて、新しい可能性が開けることもある。
そんなことを考えさせられた。

6巻は泣けた。
高額機器には神主さんを呼んでお祓いをするというのに驚いた。
10巻からだいぶ医療漫画らしくなる。
Ns’あおい」は看護師が主役なのでチームワークがクローズアップされる。こちらは医師の成長なので立ち位置が違う分、同じ医療漫画でも見方が変わって面白い。
全身科医は理想の医療。これからリアルにもそうなっていったら嬉しい。
当たり前のことなのかも知れないが、医術も練習在るのみ。目からウロコだった。
傷の新しい治療法など知らなかった、日々進歩しているんだね、実感。
25巻あたりを過ぎた頃から違和感はほとんどなくなり面白さが増す。大人でも読み応えを感じるようになる。途中からだと人間関係がわかりにくいので、やはり最初からをオススメ。
35巻の古武術介護は必見。
46巻の寝違えを直すやり方、肩こりにも効きそう。かなりお役立ち。

ここに登場の癒しペットロボット、まじでほしい。
                         2010/1/25

《こんなふうにおススメ》
気軽に読めて楽しいです。
ありがたいことにふだん医者に行くことがないので、医療の進化に驚きました。
                         2010/1/30UP

49巻/
輝と四宮はやっとヴァルハラに戻る。早速北見のフォンタン手術のサポートに入るふたり。
蓮はまだふたりを諦めず、四瑛会竜宮病院の医院長に就任する。新生児の健太が再手術になり、輝だけ神戸に戻る。
ヴァルハラVS四瑛会が続く。そろそろ次の展開が見たい。
                         2010/2/13

50巻/
蓮VS輝。四瑛会に最新型レーベンが導入される。蓮と輝、これからをかけてレーベン勝負が始まる。
理想や希望がなければ人は生きることはできない。実は病気を見つけることって存外難しいんだと知る。
                         2010/2/16(UPも)

51巻/
蓮VS輝レーベン勝負。輝は光介に追いつけたのか?
VS四瑛会編がこれで終了。長かった。ゴッドハンド誕生の巻。いよいよ風呂敷畳むのか?
「足下を見ろ」そうだよなと自分にも言い聞かせる。
ストーリーとして四宮を必要だったとしても桧山をこんなふうに倒させていいの? とちょっとだけツッコミ。
最低限の救命処置法を義務教育で学べたらいい。
                         2010/3/22、3/31UP

52巻/
ヴァルハラに帰ってきたテルたち。難関な怪我や病気に挑んでいく。
この読みやすさは貴重。楽に読める漫画っていいよね。医療の専門知識はないが、だから素直に楽しめる。後書きの白色ワセリンのアトピー治療、気になる!
                         2010/6/17、UPも。

53巻/
輝と四宮、ライバル健在。ヴァルハラの森内科部長につく輝。新任外科医、神矢翔子。
作家さんの勉強はすごいと改めて実感。ファンタジー部分は多い作品だけど、ひとりひとり自分の身体に責任を持つことを教えられる。
                         2010/8/18、8/19UP

54巻/
真の手術。沖は神矢翔子に告白。材木事故で運ばれた18歳の青年。命の重さ。

たぶん多くの人が一番好きな作品には挙げないと思う。でも気軽に読めて感動もあって、たくさんに読まれているだろう作品では。
ご都合主義だよなと斜に構えたくなるのもあるけど、こういうのが漫画の醍醐味なんだよな〜と感じる。
読んでいるとこういう医師に出逢えるのも運だよなと思う。私は医師ではないけれど、誰かのためのそういう人物になっているのだろうか? そんなことも考えた。
                         2010/10/16

55巻/
死に立ち会わなかった輝のプレッシャー。命の重圧の恐怖にひとりで耐えていることに四宮は怒る。院長は。

冊数読んでくるとみえてくる。この作品、ほんとエンタテイメントで秀逸。専門知識をここまでわかりやすく楽しく面白く。
作家さんのカバー裏コメント同意。
                         2011/2/03、UPは54巻共に2/09

56〜58/
56巻。院長に連れられて父の亡くなった事故現場の山に登る輝。初心を取り戻す。神矢の苦悩。四瑛会も動き出す。特別編は、実は輝と四宮は中学生時代に出会っていた話。
57巻。四瑛会、総合診療科勉強会。
58巻。輝はプロポーズ。ヴァルハラと四瑛会のタッグ。健太の再手術のため神戸へ。羽鳥島の全身科医。そして母。

生八つ橋とコーラって合うのか試したい。
理想の病院追求マンガになってきた。
57巻はなんか冷めた。かなりイラッとする。真東光介がどんだけすごいんだと思うけど、いつまでもみんながそれを崇めているのが気になりすぎる。それとキャラが安定しないところも。
なんかそろそろ風呂敷畳んでいる感じ。
                         2011/8/20、9/05UP

59〜61巻/
59巻。母で医師、真東海清。蓮が語る輝の父母のこと。綾乃もともに母のいる羽鳥島へ。母と再会。そして事故。緊急手術に入る輝と母。
60巻。父の日記を母に渡し、輝の幼少の記憶が戻る。輝に生まれた新たな夢。ヴァルハラに戻る。公開手術。
61巻。本編最終巻。輝の神がかった診断の秘密。新プロジェクト。運命の患者。はじめの一歩。輝の結婚式。

いよいよ収束、番外編の62巻で終わりとのこと。このまま続けられそうだけど、終りにしたのは良かったかも。面白かったです。

そーいえばお母さんの存在、ガン無視でしたね、今まで。家族より仕事を選ぶことはあるもんね。
島での手術は設備のない中なのでドキドキ。だからこそ、最近そんな医療物が流行っているのか理解。

蓮って作者に愛されているよなー。
実際の医療現場って、こんなふうな進化を見せているのかな? 理想の医療が描かれているけど。

人間の身体って不思議。神の創造物なんだなと実感。健康の有り難さをヒシヒシ。
この作品で知った治療法、日常に活かしています。感謝。
                         2012/2/17、2/18UP

【コミックセット】


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タグ:山本航暉
posted by zakuro at 00:00| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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