2010年03月06日

蜻蛉迷宮 02巻まで

【蜻蛉迷宮】 02巻まで  /菜住 小羽(原作/谷川流)

旧家の迷路のような大屋敷の次男、櫛木宗次。兄の一史が突然家を出て跡を継ぐことになり実家に戻る。成績優秀、スポーツ万能、父は有名人で地元でも知られた存在。
家では実妹の曜子、義母の連れ子の波留巳(はるみ)、妾腹の妹の荻原咲らに囲まれ、過度の期待をされて息が詰まり、一度はそこを抜けだし遠い全寮制の男子校に入っていたのだ。
クラスメイトの笹井由香子は生徒会執行部兼情報部で、宗次は夏に起きた三件の殺人事件を聞く。そして宗次の父の力を貸してくれとむりやり事件をまとめたファイルを押しつけてくる。因縁の櫛木家を巡る謎。

電撃文庫MAGAZINE。「涼宮ハルヒ」の作家さん。
ハルヒや由香子みたいな女子はこの原作者の青春の一ページな気がしている。作家さん自身がけっこうめんどくさい性格で(褒めている)だからこそ、こんな子に憧れて好きだったんだろうな。こんな明るい女子と共有知を持って、閉塞感のある日常をぶっ飛ばして欲しかったのかもしれない。

漫画作品として良く出来ている。人物に感情移入しやすいし、描きこみも細かくて、世界観が伝わりやすい。
しかし2巻からは絵師さんが変わったのかと思うくらい雑にみえるのが残念。絵柄も変わる。

初めは由香子がうざいんだけど、櫛木家の暗さがクローズアップされていくほど、その明るさが救いになる。
異常な旧家もよくある設定だけど、姉妹たちと宗次の関係、双子の兄の一史、様々な謎と事件がじわじわ語られる。まとめて読まないと見えてこない。今後の展開の予想は2巻でつくが、3巻くらい進むとすっきりするのだろう。やたらと語られた宗次の優秀な部分に違和感があったのが、たぶん回収されるはず。

平安時代編は、賀茂別雷の神の名をあげるので櫛木(苦止鬼)は賀茂家系統の陰陽師にみえるが、陰陽道は違う名を奏上すると思うのでその派ではないんだろうし、ここではただの記号なのだろう(神渡は諏訪だろうし)。
先は長そう。
                         2010/2/25


ラベル:菜住小羽 谷川流
posted by zakuro at 16:51| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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