2010年04月13日

プラネテス (完) 全04巻

【プラネテス】 全04巻  /幸村 誠

2074年〜。
ハチマキこと星野八郎太23歳は、宇宙に漂流する宇宙ゴミ(デプリ)を回収するチームの一員。自分の宇宙船を買って自由に宇宙を飛び回りたいとの夢を持つ。
高々度旅客機の事故で妻を亡くしたユーリと、愛煙家で男勝りのフィー、ルーキーで博愛精神の強いタナベ。
彼らとの仕事、家族、そして木星往還船に憧れ、選抜試験を受けて進む過程の中、自身を超えていく成長物語。

モーニングにて、1999年から2004年まで連載。アニメにもなり、星雲賞をコミックともにダブル受賞。

ディスカバリーが宇宙ステーションにドッキングするのを、NASAのユーストリームがライブ、その数分後にTwitterに野口さんの「ドッキングなう!」と飛び込んできた。
宇宙がリアルタイムになったなぁ。携帯もメールも通じるそう。野口さんは毎日、宇宙から美しい写真を送ってくれる。昔に比べたら宇宙の長期滞在も楽しいだろうな。

それで急に予定を変更してこれを読み出した。
絵、上手いなあ。好きだー。これがリアリティを増して魅せていく。
構成も見せ方も壮大で、その中に溶け込みそうで何度か焦る。すごい。

「宇宙船員(ふなのり)は必ず帰ってくる。(女房の作った)とんかつの絶妙な美味しさを忘れない」には、ぐっときた。
とにかく人間が丁寧に描かれていて、男も女も愛おしい。特に女性の母性に屈服する。
愛について考えてしまう。

禅の本を読んで瞑想している気持ちにもなる。でもしっかりエンタテイメントであるのだ。
好きな作品のベスト30には必ず入る。

感じることが多過ぎて感想が書けない。
今、読めて良かった。もっと若い頃だったら、この重さを理解できずに読み飛ばしてしまった。神様ありがとう、と思った。
                         2010/4/11

《こんなふうにおススメ》
じっくり何度も読み直して、できれば一ヶ月くらい考えたくなる作品。素晴らしい。


posted by zakuro at 20:54| Comment(2) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、
一万冊ノックに挑戦してるんですね。
いきなりですがこちらのサイトで幸村誠、安彦良和、浦沢直樹を読まれているようなんですが坂口尚の作品は読まれた事がありますか。
もう亡くなられた方ではありますが幸村誠先生の目標で安彦良和先生の天才発言、浦沢直樹先生は影響を受けた、エッセイリストの故米原万里先生は感動して石の花を20セット購入と他にも色々ありますが世間的にはあまり知られていない漫画家ではありますがもし見かける機会がありましたら(特に石の花は)一読のしがいがあると思います。
長くなってすみません。
Posted by トト at 2010年12月27日 19:24
トトさま

コメントありがとうございます。
お返事たいへん遅くなって申し訳ありません!

お奨め、ありがとうございます。とても興味深いです。
見つけられるかな……ぜひ探してみたいと思います。

なかなか目の前の積読も崩せず。
ノックも滞っていて先は見えませんが頑張ります。
感謝をこめて。
Posted by zakuro at 2011年01月03日 22:03
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