2012年02月26日

百姓貴族 02巻まで

【百姓貴族】 02巻まで  /荒川 弘

北海道の酪農農家の三女として育った作者の、リアル農家エッセイ。
自然の過酷さ、酪農の不条理と逞しさ。コミカルに描きながら、問題定義の作品。

新書館のウンポコが廃刊になり、ウィングスに移動。そちらで連載。
内容は全方位なのだが、雑誌は少女系なのでそちらにカテゴライズする。

荒川家の生き抜く力に感動し、大笑いしながらも、日本の食事情のバランスの悪さに憤り、考えさせられ、唸らせられる。
鋼の錬金術師」に感じた、生死が隣合わせで、この世は不条理であり理不尽である、それを描く度量は生まれ育ちなのだろうと想像していたが、まさにその通りだった。

搾乳から直に乳をキャッチするネコたち(テレビ出演して自分たちのえさ代も稼ぐ)や、食の感覚の違いには笑った。
台風で一掃されても大笑いして済ます家族、ケガは日常、生きていることが不思議な逞しさに頭が下がる。

医学部でクローンの勉強をして獣医になってから漫画家になろうとしていた作者だったことを知り、それも納得いった。
漫画家さんになってくださって感謝です。

特にハガレンと同じ作者かと思うくらい、気の抜けたフリーダムな作風も楽しくて好き。
応援してます。
これを日本国民の教科書にしたら良いよ。
                         2010/4/30、5/04UP

《こんなふうにおススメ》
漫画読み関係なく勧めている。食や環境に関心の高い方には特に読んでいただきたい。

2巻/
冬到来。依田勉三とは。大型特殊免許。牛の事情。もし北海道がロシアになっていたら。親父伝説。頼もしい犬たち。牛乳の味。自然からのお報せ。牛をペットにしてみる。

タイトルについての想いは同感。言葉狩りには憤懣やる方なし。

今回も笑った笑った。夜中に読んだり車中はめっちゃ注意。
なんかもう、とにかくすごい。なんで「銀の匙 Silver Spoon」が生まれたのかわかる気がする。もっと読みたいと思うもんね。
「なるほどね〜」「そうなのかっ!」どれだけ感心させられるかわからない。もう本気で国民の教科書にしたらいいよ。

かまくら作り最高。十勝開拓史凄過ぎる。頭下がる。牛乳豆腐食べてみたい。分割統治は知らなかった……。無知って怖い。角切りネタは身悶え……。
パラパラ漫画も堪能。

専業農家、憧れるけど、正直ムリ(涙)。
生きることについて自分の甘さを思い知る。人としての無能を思い知らされる。
                         2012/2/25、2/26UP


タグ:荒川弘
posted by zakuro at 03:31| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。