2010年07月16日

サマーウォーズ (完) 全03巻

【サマーウォーズ】 (完) 全03巻  /杉基 イクラ(原作/細田守)

すでに人々の生活に完全密着しているインターネット上の仮想社会、世界最大規模のコミニティツール「OZ」。
久遠寺高校二年生物理部の小磯健二は数学が得意。しかし数学オリンピックの日本代表にあと一歩届かなかったことが悔しい。ぽっかり空いた夏休みを親友で天才プログラマーの佐久間と、OZの保守点検のバイトですごそうとするが。学校で一番人気、憧れの先輩篠原夏希にバイトに誘われる。それは夏希の曾祖母の誕生日に、長野の田舎、由緒正しい旧家の陣内家(じんのうち)で夏希と過ごすというものだった。しかも、夏希の「彼氏」として……。
ところが! OZをAIに乗っ取られ世界中大混乱。世界崩壊の危機に、当主の曾祖母栄を中心に陣内家の人々と挑むことになる……天才的数学頭脳と、米国防省が欲しがるプログラミング能力と、ゲーム内バトルヒーロー、そして……花札で?

角川ヤングエース。全三巻。
アニメ映画が原作。これを観てはまる。映画は評判で気になっていたが、噂に違わずめちゃくちゃ面白かった。正直、泣いた。
そして、このコミカライズも秀逸。唸った。
映画と漫画の恋愛が上手く成就した感さえある。

漫画も泣ける。
漫画作品は、映画の楽しさ、感動を損なわない。むしろ絵も丁寧で、2時間弱の映画を補う青春物語になっている。
最終刊は7月初め。

できれば映画から観るのをオススメ。観ておくべき。
映画では描ききれなかったエピソードを漫画で拾っていてまたそれが沁みてくる。ますますこの作品がよくよく構成されているのがよくわかる。

家族というチームの絆の物語。
そして健二が男として成長していくイニシエーション。

それにしてもなんともまあ、壮大な世界系。大家族で世界を救う。
もちろんツッコミどころはそれなりにはある。だけど、私たちは自分の視える範囲、思考できるところまでが「世界」なのだ。細かいところは良いじゃないか、言いたいところはそこじゃない、とまで擁護したくなる。見事。

カッコイイのは大ばあちゃん。そして総じて大人がイイ。これはポイント高し。
肝っ玉陣内家すげー。どのキャラも良い。キラリと光ってる。これはすごい。
仮想キャラも含め。キングカズマ、かっこよすぎ。

話の構造は、スタンダードな神話も取り入れている。巧い。
そこに必要なメンバーが集まるのは「必然」なのだ。

人と人が声を掛け合う。小さい絆を大事にする。まずは家族。
コミュニケーションがすべて。
そして、決して諦めないこと。お腹いっぱい食べる食事と、ひとりでいちゃいけない。これは胸にしみた。

こういう作品がヒットするのは嬉しい。某鬱アニメと対極。
勇気をもらえる。溜飲が下がった。きっと監督(原作者)は某鬱アニメが嫌いだと思う。

私はこういうばあちゃんになりたい。
                         2010/6/05、6/06UP

3巻/
やっと読めた、最終巻。
絵の構成、秀逸。絵もどんどん上手くなる。

内容知っているのに泣けた。
映画で描けていなかったところも描いていて、腑に落ちた箇所も。
番外編の続編、かなり嬉しかった。

作中の家紋、結び雁金紋は信濃源氏で信州のもの。つい調べた。海人族なんだー。
面白い作品、感謝。
                         2010/7/12

《こんなふうにおススメ》
今年の好きな作品に入れたい。かなりオススメ。


posted by zakuro at 20:55| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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