2010年07月19日

星守る犬

【星守る犬】 全01巻  /村上 たかし

北海道で男と犬の死体が見つかる。男は死後1年から1年半。しかし犬の死骸は比較的新しくまだ死後三ヶ月しか経っていなかった。
彼らに何があったのか。「お父さん」と「ハッピー」のドライブ。

続く「日輪草(ひまわりそう)」。
養父母であった祖父母を亡くした後は質素に生きるケースワーカーの奥津京介。
身元不明の遺体に寄り添った犬を知り、自分の人生の悔恨とともに、「前田義男」の人生を追う。

漫画アクション。

「星守る犬」とは「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求めること(ひと)を意味する」という。
慣用句で「高望みする人」らしい。

幸せとは何か。それを問う。
望んでも望んでも叶わない人生があるから望み続ける。

昨年出版されてからベストセラーに。真面目で不器用なだけで、幸せを望んではいけないのか、生きていちゃいけないのか?
淡々と温かい絵柄の合間に悲痛な叫びが聞こえるよう。
作中、小泉政権を罵倒していたが、それは本音なんだろうな。
今の時代だから、こういう作品がヒットするんだと思った。時代とともに生まれる物語があることを実感。

「日輪草」が表題作に奥行きをもたらした。
奥津の名は墓守からというのも感じ入った。

まだ続編が出るらしい。
                         2010/7/18

UP追記>
西田敏行さん主演で映画化されるそうです。
                         2010/8/24

《こんなふうにおススメ》
人生を見つめ直したい時に。


ラベル:村上たかし
posted by zakuro at 12:34| Comment(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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