2010年08月27日

裸足でバラを踏め 04巻まで

【裸足でバラを踏め】 04巻まで  /上田 倫子

明治25年横浜。金持ち女のヒモでその日を暮らす顔だけ男の英輔は、バクチで莫大な借金を作ってきても懲りない。家には日々借金取りが押しかける。たまに顔を見せるが、やたらと捨てられている子どもも拾ってくる。同じような境遇で血の繋がらない妹の北村純(すみ)は、拾ってきた幼い弟妹を育てるだけで精一杯。その兄英輔も逃げ、いよいよ純は弟妹たちのために自分を売る決意をする。ごろつきに手込めにされそうなところを芦田蒼一郎に助けられ……。
蒼一郎は純の人生を金で買い、純はお互いに愛はないと条件付けられた契約結婚をのむ。蒼一郎は芦田財閥のすべての財産を手にするために祖父と約束した期日までに娶らねばならなかったのだ。
そして純の前に現れたのは……かつてたった一度会って助けてもらった初恋で憧れの心の王子様、伊集院銀行の御曹司伊集院望(のぞむ)だった。彼は蒼一郎の親友だったのだ。

マーガレット。

リョウ」が面白すぎたため、こちらにも手を出してしまう。
昼メロだー。ふたりの男の間で揺れる純。蒼一郎の過去。壊れていく望。

絵は「リョウ」の初期の頃の方が好き。今風にどんどんデフォルメされた感じで残念。まるで「孔雀王」。人物バランスも前の方が上手かったよなー。

話はドロドロ気味で面白い、というよりエグイのだ。でも暗さはなく、純も天然な明るい前向きな娘だし、読んでいて楽しい。
ヒロインが好きになれる作品はとても幸せな気分になる。

特筆すべきは蒼一郎の黒さ。そして不器用な優しさ。いいっ! 上手いよなぁ。この作家さんの悪人は悪人きらないところ。それが感情移入出来てファンが多くなる、そこが特徴なんだと思う。こういうキャラが作れるのはセンスだと感じる。
この野心の固まりのような男が、ただの良い人な望よりずっと魅力的に見えるのだ。こういう少しは悪い男の方が人気出るんだよね。この作品、ほんとドラマ化したら良いのに。

ところで純はパンツ履いてますが、この時代の女子はこんな下着は着けてないですよね? ちなみに白木屋大火は昭和7年。
                         2010/8/25

《こんなふうにおススメ》
エグいのを読みたい方には特に。今後が楽しみ。


タグ:上田倫子
posted by zakuro at 17:49| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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