2012年02月04日

ちょっと江戸まで(完) 全06巻

【ちょっと江戸まで】 全06巻  /津田 雅美

江戸開府405年。西暦は2008年、江戸時代。
大身旗本の殿であり江戸町奉行の要職につくストイックな男桜井貴晄(きおう)。セクシーフェロモン撒き散らし破天荒でラテンな父親の、妾腹の弟妹たちの面倒見も良く、家臣からも慕われる。
父の臨終の際残した言葉にまだ隠し子がいたことを知り、腹心の神谷正成を箱根に送る。正成はその子ども、薔薇(そうび)を一目見るなり面影が貴晄の幼い頃にタブり、気に入って屋敷に連れて帰ってしまう。
一見貴公子、凛とした美貌の薔薇は、貴晄の妹として学校に通いだす。彼女を気に入り側にいるよう要求したのは、お茶目でキュートな小悪魔、徳川御三家水戸の世嗣、迪聖(みちさと、ミッシェル)だった。
カレカノ」番外編、江戸バージョンも収録。

LaLa。
いやー、笑った。ミッシェルが可愛くて可愛くて可愛くて。ミッシェルのキュートさを愛でる作品。

美少年なそうびと、暴れん坊姫なミッシェルの、男女逆転コメディ。ラブは超薄め。
主役はシュガーボーイのミッシェルに取って代わられる。仕方ないよね、可愛すぎ。
想像以上に楽しかった。

彼氏彼女の事情(カレカノ)」が途中で重くなりやもやした気持ちが残ったので(面白かったんだけど)、この作家さんの作品は手を付けていなかった。
作者が途中でコメントしているように、力半分、気楽に描いているお話。
もちろん時代考証だけでない矛盾も多くてツッコミどころは満載なんだけど、そんなこともどーでも良くなるくらい楽しめる。やっぱ、実力のある方なんだなー。
「カレカノ」途中で変わってしまった絵柄は、このお話には生きていて楽しい。

設定は、SF色のない「銀魂」。
黒船が来航せず、維新も文明開化も起きず、民に特別な不満もなくそのまま幕府が愛されて、朝廷さえもきっと自らの在り方に疑問を持つことなくそのまま時代を重ねた、そんなパラレルな日本。
フランスから気軽に客人が遊びに来たり、他国との交流はあるようなので、鎖国はしていない模様。飛行機や鉄道は無さそう。
良いなーこんな日本とも思う。グローバリゼーションなんてまったく興味なく、自分たちの文化を大事にしていく。今、こんな日本があれば良かったのに。
士農工商は生きていて、ちょっと不自由。そうびはブラコン兄上と離れがたく、ミッシェルとの婚儀を決めてしまうのも、時代って感じ。
まぁ、設定が練られすぎてなくて良い。

きゅーんとなる箇所や、ほろりとなるところもあって、とても楽しめました。ご馳走さまでした。
「カレカノ」番外編でなく、そうびとミッシェルの、男性ホルモン不思議大人バージョンでのお話を、増量ページで読みたし(切望)。
                         2012/2/01、2/04UP

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タグ:津田雅美
posted by zakuro at 12:24| Comment(0) | 漫画-少女レディース系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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