2012年04月22日

87CLOCKERS 01巻まで

【87CLOCKERS(エイティセブン・クロッカーズ)】 01巻まで  /二ノ宮 知子

特別に夢もない一ノ瀬奏(かなで)は、英孝音楽大学に通う暢気でぼうーっとした音大生。金持ちのお坊ちゃまで生まれたせいか、ヴァイオリンさえ弾いていれば楽しい日々。自ら草食系と自覚し競争は避けて通りたい、音楽コンクールで入賞し音楽で身を立てたい同級生らとは一線を画す。仲間からも相手にされなくなり、就活にも乗り遅れる。
通学途中のアパート前で、真冬に裸足で立つ女性を見かけ……その日から美しい彼女を気にかける。中村ハナが彼氏でもなく貢ぐ男は、高いクロック周波数を競うオーバークロックで頂点に立つ、世界に知られた通称ミケだった。DV疑惑からハナに近づくが、オーバークロックに巻き込まれる奏。何とかハナを今の暮らしから脱却させたい想いが生まれ、頂点に挑む羽目になる。
秋葉原に通ううちに知り合った六本木のキャバ嬢ジュリア、中学生のもっちん……。奏はオーバークロッカーになれるのか。

新創刊した、月刊青年誌「ジャンプ改」。女性も楽しめるがコンセプトの雑誌らしい。
のだめカンタービレ」後の連載作品。

連載を読んで、オーバークロックという「パソコンのF1」と呼ばれる世界があることを知り、ホントに驚いた。奏の、「これにいったい何の意味が」に共感。
昔の、すぐに時計がまわっちゃうパソコンに比べたら、今の普及マシンはそれなりに速くて、普通の使い道ではあまりストレスは無い。ジュリアの店の客の言う通りなのだ。それでもオーバークロックしたら、相応の感動があるのかな。ゲーマーだったらこの世界もっとわかるかも。
インターネット以前のパソコン通信している時代を思い出す。懐かしい。マイパソコンを持つ人が少なくて、みんな親切にしてくれたなぁ。

この一年近く偶然にも、オーバークロックに詳しい人々に会う機会があって、いくつか質問。「女性で、BTO(自作パソコン)もしないのに、珍しいよね」と面白がられた。
聞けば聞くほどマニアックな世界。表向き電気屋さんだけど、実はオーバークロッカーに窒素とか売っているのが仕事のメインとおっしゃる方は、「マザーボードはママレモンで洗っちゃうのが一番だよね」とか怖そうなことニコニコしながら言ってらしたし。なんかディープだった。
漫画って侮れない、世界を広げてくれます。

変な人々が面白おかしい二ノ宮ワールド健在。
今回は巻き込まれ型主人公。読者も同じようにすでに引き込まれている。今後も楽しみ。

ハナの目利きはすごい。「パーツのぱ」で働いた方が良いのに。
空冷、水冷、窒素……熱を持つCPUをいかに冷やすかが肝。新しいハードディスクを購入した私も、この夏の暑さをどう防ぐか悩みどころ。人に当たらないパソコン周りだけ冷やす強力クーラーがあったら良いのに。
BTOはしてみたい。
関係ないけど、この作家さんの手書き文字、味があって大好きです。
                         2012/4/20、4/22UP

《こんな人におススメ》
知らない世界に好奇心のある方に。

【コミックス】

タグ:二ノ宮知子
posted by zakuro at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画-少年青年系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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